4/25 4/26 2回東京・3回京都1日2日目・1回福島5日6日目

混戦を読切った的中劇 ~日曜福島7R・4歳上500万下~

オークストライアル「フローラステークス」は2番人気シンングウィズジョイの完勝だった。予想された通りグリシーヌシチーがハナを切って1000m通過62秒6~後半1000m59秒2は完全なスローペース。シンングウィズジョイの鞍上・内田博は、この流れを読み切っていたのか2番手追走の策。前走「君子蘭賞」も3番手追走からの好位抜け出し勝ちだったが、今回も同様の競馬。枠順もこの馬に後押ししたと言っていい。このあたり、ここにきて復調してきた名手らしい騎乗だったと言えよう。そして絶好の手応えで直線へ。後は前を行く逃げ馬を交わすだけ、という自信溢れる騎乗ぶり。終始3番手でシンングウィズジョイの直後で競馬をした1番人気ディアマイダーリンだったが、差し切れずハナ差2着。優先出走権は確保したものの、デビュー時からの大目標だったオークスに若干不安材料が残る形となった。反面、勝ったシンングウィズジョイはここにきての充実振りが顕著。今回のレース振りからも、レッツゴードンキを含む「桜花賞」組に対して、少なくとも東京2400mのレースなら互角とは言えないまでも、好勝負可能な力を付けてきたと言っていいだろう。紛れもなく有力候補の一頭に浮上。当然のごとく弊社も的中をお届け。現在、天井知らずの快進撃を続ける重賞予想。今週末からの6週連続G1戦という競馬の山場中の山場を迎えるにあたり『一転の曇りなし』とお伝えしておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜福島7R「4歳上500万下」ダ2400m。この一戦でアスコット予想部が軸馬としたのは上位拮抗で人気割れのなか最終的に3番人気に支持された8番二ホンピロバロンだった。

『距離の守備範囲は広く、近走は1800mを使われているが、元々現級勝ちが今回と同条件のダート2400m。組み合わせ次第では先行策も取れるし、差しに回っても長く脚が使えるタイプ。前走も関西圏の好メンバー相手に前残りの流れを後方から差を詰めて6着。確実に復調しているとみていいだろう。ローカルのここでは一枚抜けた存在で減量騎手起用の今回は勝ち負けに持ち込めるとみた』という見立て。

好スタートを決めた2番ピンクシャドウが内から果敢にハナを主張。11番キングラナキラ、4番ジャックポットも行く気を見せたがコーナーワークでそのままピンクシャドウが逃げに回る形。2番手に11番キングラナキラと4番ジャックポットがそのまま続き、1番人気に推された7番オルドリンはその直後の5番手という位置取り。軸馬8番二ホンピロバロンは発馬で後手を踏み、最後方を追走。3F通過34秒0という長距離ダート戦にしてはハイペース。ハナを切ったピンクシャドウが引っ張った流れは緩むことなく、先行勢には息の入らない展開。当然、2週目の向正面で後方からマクる馬も出てきて一気にペースアップ。こうなると逃げ・先行勢は4コーナー手前で一杯になり、ラストは上がりのかかるスタミナ勝負。後方から進んだ軸馬8番二ホンピロバロンが徐々にポジションを押し上げ、4コーナーでは6番手。スタミナに自信がある同馬はスパッとは切れないものの、他馬の脚が上がるなか、ジリジリと先団に取り付き、同じく後方から脚を伸ばした6番チュウワストライクをハナ差退けて1着でゴール。混戦の2着争いを最後に拾ったのは、後方待機から直線大外一気の強襲を決めた6番チュウワストライク。更にハナ差の3着には10番セプテントリオが入線した。この結果により、「馬連6-8、1220円」の的中。上位で人気割れだったということもあるが、人気馬同士の組み合わせでこの配当なら納得。会員の皆さまには一定の評価をいただけるものと自負している。

上記日曜の勝負鞍同様、土曜も裏開催の福島で的中をお届けし、開幕週を的中率5割で好スタート。今週末からは本格的な春競馬で最高潮の盛り上がりをみせる5月開催。冒頭の「フローラS」を含め、日曜は連勝をお届けした重賞予想同様、今週以降は更なる勝負どころをご用意しているので、引き続きご期待いただきたい。

4/18 4/19 3回中山・2回阪神7日8日目・1回福島3日4日目

大本線的中劇 ~日曜福島8R・4歳上500万下~

先週は中山競馬場で注目のG1「皐月賞」が行われた。戦前の下馬評はサトノクラウン・リアルスティール・ドゥラメンテの3強の構図。残念ながら道中の不利もあって三つ巴の勝負にはならなかったが、ラストはリアルスティール・ドゥラメンテの2頭でワンツー決着したこのレース。今度はドゥラメンテが「共同通信杯」の雪辱を果たした形。前半35.2-47.0-59.2~上がり59.0-46.8-34.7という緊張感十分の平均ペース。「力さえあればどこからでもこれる流れ」。逆に言えば位置取りの有利不利は理由にならない流れでもある。そこで1馬身半というハッキリとした差をつけて突き抜けたドゥラメンテの強さは本物。歴代の皐月賞馬の中でも上位ランクと断言できる。面白みはないが、今後逆らう気が失せる完勝劇。テンションの高さが常につきまとう馬ではあるが、そこさえクリアできれば二冠馬誕生の予感さえ強く抱かせる「皐月賞」だった。言うまでもなくこの「皐月賞」、弊社は3番人気ドゥラメンテからの勝負で易々と3連複的中をお届けしている

それでは本題へ。今週斬るのは日曜福島8R「4歳上500万下」ダ1700m。この一戦でアスコット予想部が軸馬としたのは上位拮抗で人気割れのなか最終的に1番人気に支持された12番デジタルフラッシュだった。

『前走はスローの上がり勝負になり、緩急のきつい流れで勝負どころで置かれながらも、ラストはしぶとく脚を伸ばして4着。元々、瞬時に反応できるタイプではなく、淀みのない流れになりやすいこの距離&小回りコースはプラスに働く可能性は極めて高い。ダートではまだ底らしい底を見せておらず、好メンバー相手に現級2着2回の実績は明らかに一枚上。ローカルのこの組み合わせなら確実にV争いとみた』という見立て。

レースを先導したのは戦前の予想通り6番エアーウェーブ。コーナーワークで1番ロードスィープ、3番コスモカウピリと続き、軸馬12番デジタルフラッシュは4番手という位置取り。2コーナー入り口で隊列はスンナリ決まり、向正面では縦長の展開で淡々としたミドルペース。3コーナーからお決まりのペースとなるが、後続が押し上げるなか、逃げた6番エアーウェーブは手応え十分で直線へ。バテない強みを活かして早めに番手まで押し上げた軸馬12番デジタルフラッシュだが、逃げる6番エアーウェーブとの差は詰まらず、外から追い上げてきた11番テイエムコンドルの追撃を抑えるのに精一杯。後続に2馬身1/2差を付けて6番エアーウェーブが逃げ切り勝ち。2着には12番デジタルフラッシュが入線。この結果により、「馬連6-12、1040円」の的中。決してハデな配当ではないが、日曜日一発目の勝負鞍で一点目の大本線的中ということには一定の評価はいただけるはず。

取り上げたのはこのひと鞍だが、中山・阪神開催最終週でもいつもと変わりなく安定した結果をお届け。配当面で強調できる的中劇ではないものの、土曜中山7Rの馬連、サポートでの結果ではあるが日曜阪神12Rのワイド、更に冒頭の「皐月賞」や土曜ダート重賞「アンタレスS」での3連複など、これまでと変わりなくキッチリと的中をお届けしている。勝負鞍の軸馬着順も【1・1・2・0】と降雨の影響などにより難解だった前週と比較すれば雲泥の差。レース選択さえ間違えなければ配当はおのずとついてくるだろう。

今週末からの東京・京都開催といえばG1が連なる佳境中の佳境。また、弊社が稼ぎどころとする関東ローカル・新潟開催も開幕する。開催替わりとなる今週以降も引き続きご安心のうえ勝負していただきたい。

4/11 4/12 3回中山・2回阪神5日6日目・1回福島1日2日目

得意の条件で好配当的中劇 ~日曜中山7R・4歳上500万下~

ルージュバック一強ムードを謳われた「桜花賞」だが、終わってみれば5番人気レッツゴードンキー7番人気クリミナルの決着。3着にも8番人気のコンテッサトゥーレが入り波乱決着となった。そうなった最も大きな原因は、前半46秒0~後半33秒5というG1らしからぬ超スローペースになったこと。その流れを作った岩田康=レッツゴードンキの功績と言える。いわゆる「位置取りによる有利不利がハッキリと出た流れ」。出走してくる以上、人気には否が応でも順位はつくが、腐ってもトップクラスが集うG1であり、全馬それなりに力があるからこその出走である。大人と子供のような力差がある混同したレースではない。この一戦に限って言えば、地力や素質云々が正当にレースに反映されなかった、ということ。いずれにしてもこの「桜花賞」が終った今現在でも力関係の構図が見えてきたとは言い難く、未だ「オークス」が混沌としていることは間違いない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山7R「4歳上500万下」ダ1800m。この一戦でアスコット予想部が軸馬としたのは最終的に1番人気に支持された12番コアレスキングだった。

『随所で非凡な脚力を見せてはいたが、短距離だと追走に手間取り終い一辺倒の単調なレースしかできなかった以前のコアレスキング。一気の距離延長となった前走では好位後方から差して2着と距離適性の高さを示す走りを見せた。こうなれば潜在能力の高さが更に生きるし、500キロを超す大型馬でまだまだ上積み十分。順調に乗り込みを消化し、同条件で状態◎なら更に前進があるケース。軸馬に最適とみて狙い撃つ』という見立て。

レースは内枠から肩ムチを入れて積極的に出た4番プレジールシチーの逃げ。2番手に9番ホルボッシュが続き、軸馬12番コアレスキングはこれらを見ながら無理無く直後でマークする形。隊列はすんなり決まり、向正面でも淡々とした平均ペースで流れ、4コーナーでも逃げた4番プレジールシチーに強引に絡んで行く馬がおらず、先行集団の隊列は変わらぬまま直線へ。まだ余力のあったプレジールシチーを、終始番手で追走した9番ホルボッシュと軸馬12番コアレスキングがこれに詰め寄る。坂上で軸馬12番コアレスキングが逃げたプレジールシチーに並びかけ、そのまま2頭のマッチレース。結果、最後はクビ差だけコアレスキングが先着し1着でゴール。2着には逃げてしぶとく粘った4番プレジールシチー。3着もラストは離されながらも好位で競馬を進めた9番ホルボッシュが入線。この結果により、「馬連4-12、1370円」の的中。先週末の弊社予想部にとっては貴重な的中鞍となった。

週全体を通して勝負鞍パーフェクト達成の前週と比較すると、勝負鞍における的中は残念ながらこの一鞍のみ。前週の結果があまりにも鮮やかすぎただけに拍子抜けという印象もあるが、ここは軽く「長く競馬をやっていればこんな週もある」と考えるべき。とはいえ、物足りない結果であったことは確かで、皆さまにフラストレーションを与えてしまったことは事実。注目の「桜花賞」こそ購入方法ミスにより、痛恨の取りこぼしとなったものの、引き続き、重賞では安定した的中をお届けしている重賞予想との対比において、予想部には早急な巻き返しに期待したい。

今週末の特別レース登録馬を俯瞰してもなかなか興味深い勝負鞍候補揃が揃っている。引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。

4/4 4/5 3回中山・2回阪神3日4日目

本年度2度目のパーフェクト ~日曜中山8R・4歳上500万下~

「大阪杯」で単勝1.4倍という断然の1番人気に推されたキズナだが、結果は追い込み及ばず2馬身差の2着と敗れた。確かに馬場の影響もあっただろうが、世代のスターホースになるべく期待の高い馬だけに「このメンバーでも」という思いは誰もが同じ。それが結果的に一本人気となった所以。終わってみて改めて感じるのは自分でレースを作れない馬のモロさ。例えばディープインパクトのように能力が三枚も四枚も違うのなら、道中の位置取りなどまるで関係なし。どんな流れになっても、或いはどの位置にいても最後は突き抜けてくる。現役ではトップホースであることは間違いないが、我々の期待ほど抜けた存在ではないのかもしれない。次走は予定通り「天皇賞・春」となりそうだが、良い意味でこの評価を覆して欲しいところだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山8R「4歳上500万下」芝2000m。この一戦でアスコット予想部が軸馬としたのは人気割れのなか、最終的に1番人気に支持された4番マローブルーだった。

『昨年9月以来の実戦となるマローブルーだが、3月に入り急ピッチの乗り込みで力を出せる状態に仕上がった。ならば牝馬同士とはいえ、重賞「フラワーC」4着、「フローラS」4着の実力はハッキリ一枚上。当然の軸馬となる。最終追い切りでも「ダービー卿CT」出走のモーリスと併せ馬を行うなど意欲的な調整で出走体勢は整ったと判断していい。何より500万の平場戦なら絶対能力が違いすぎる。展開がどうあろうと最後は力でねじ伏せるはずだ』という見立て。

スタートから積極的にハナに主張したのは内から3番ラインカグラ。外目から15番ターフデライト、8番サムソンズシエルが2、3番手を追走。その後に好発を決めた軸馬4番マローブルーが出たなりで4番手。ただ、馬場を気にしてか各馬早め早めの動きで先行争いがややごった返す流れも、コーナーワークで徐々に隊列が決まる。ここで一気にペースダウンして3Fから35秒8-48秒0-60秒6というスローペースの流れ。この流れなだけに向正面から5番マクベスバローズが後方から一気にマクッてハナを叩く。それにつられるように中団〜後方に待機していた馬たちも動き出して行くが、軸馬4番マローブルーは慌てず騒がず、馬なりのまま好位の内目でじっくりと脚を溜める。4コーナー手前で一気にペースアップして直線へ。坂下で途中からハナを叩いた5番マクベスバローズが逃げ切りを図り、一旦は後続との差を広げるも、軸馬4番マローブルーは逃げ馬を射程圏に入れた好位3番手から手応え十分に追い出しにかかる。ラスト1ハロンで一気に抜け出し、後方からの追撃を封じ込めて1着で入線。1/2馬身差の2着には後方から脚を伸ばした2番サーストンコラルド、3着には3/4馬身差で7番へイローフォンテン。この結果により、「馬連2-4、1440円」の的中。結果的に1番人気ー2番人気での決着となったが、それでいてこの配当はオイシイのひと言。力関係を読切った完勝劇といえよう。

他にも土曜中山9R、土曜阪神12Rで連勝。続く日曜も阪神7Rと今週メインで斬った上記中山8Rと4戦4勝で今年2度目のパーフェクト的中を達成。さらに重賞でも日曜阪神11R「大阪杯」の3連複など、先週末の提供鞍は全体を通じて連戦連勝。この結果には普段クールな弊社の会員の方々もさすがに『激アツモード』へ移行したよう。『獲った獲った』の大合唱で弊社のメールボックスは満杯状態となった。改めておめでとうございました。

本格的な春競馬に突入し、誰もが盛り上がるこの時期。「安定的中」の更にもう一段上、全勝をやってのけたことの価値は計り知れない。これも全て何年もスタンスを崩さず、日々地道な作業を淡々とこなしているからこその結果だろう。この結果に満足することなく、今後も飽くなき精度向上を心がけることを予想部には願う。

今週末はG1「桜花賞」がスタンバイ。ここまで3歳牝馬限定戦の『チューリップ賞』→『フィリーズレビュー』→『フラワーC』と立て続けに的中を積み重ねて臨む同レースは注目度激高。潤沢になった軍資金を手に、楽しみにお待ちいただきたい。