10/3 10/4 4回中山・4回阪神8日9日目

週イチオシ鞍での大本線的中劇 ~日曜中山8R・3歳上1000万下~

秋最初のG1「スプリンターズステークス」は春に「ヴィクトリアマイル」を制したストレイトガールが直線力強く抜け出して完勝。G1・2連勝を記録した。例に漏れず、このあとは海外G1奪取に向けて香港に行くが、今年の充実振りなら強力香港勢相手でも勝負になりそうだ。また、今週からは舞台が東京・京都に替わり、秋の新潟開催もスタートする。G1レースはもとより、大物新馬が大挙出走してくるこの時期は春とはまたひと味違った趣きのある開催。まずはこの4回東京・4回京都開催で好スタートを切って年末まで突き進む所存だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山8R「3歳上1000万下」ダ1200m。弊社予想部が軸馬として期待したのは上位三つ巴の人気のなか最終的に2番人気に支持された7番キョウエイハピネスだった。

『中山ダート1200m【2・2・0・0】と一度も崩れたことのないキョウエイハピネスが更にデキを上げてきた。2着2回は共に現級での戦績でクラス上位のスピード&脚力があることは明らか。加えて前走は3頭雁行で先行争いが激化し、挟まれる位置で苦しい位置取りにも関わらず、直線では一旦先頭に立つ好内容。最後は地力で勝るワディに差されはしたものの、0秒1差2着なら今季の充実振りは本物だろう。右回りと左回りでは全く走りが異なる馬で、その意味でも得意の舞台は今回がラスト。ここが勝負どころとみて軸馬に指名する』という見立て。

レースは逃げたい馬が何頭かいて、大外16番オルフィークが好スタートを切るも、1番セイユウスマイル、8番アトランタ、4番キタサンサジン、13番シゲルオオスミの5頭がダートに入って横一線の先行争い。その中から抜け出してハナを切ったのは最内1番セイユウスマイル。他、先行馬も無理に競りかけることなく、隊列はスンナリと落ち着き前半3ハロン通過35秒8のミドルペース。軸馬7番キョウエイハピネスは発馬で若干立ち後れ気味になったがすぐに立て直し、先行勢を見る形で6番手追走。隊列変わらぬまま勝負どころの4コーナーへ。直線を向いたところでハナを切った1番セイユウスマイルが2馬身ほど突き放しにかかる。軸馬7番キョウエイハピネスは上手く内を突いて追撃態勢に入るとグングン差を詰め、直線坂下で逃げた1番セイユウスマイルを楽に捕らえて先頭へ。終始好位で追走していた4番キタサンサジンがこれに追いすがって詰め寄るも、最後はクビ差凌いで軸馬7番キョウエイハピネスが1着でゴール。2着に4番キタサンサジン。3着は4コーナーでバカつき大外まで振れながらも立て直してしぶとく脚を伸ばした8番アトランタが入線。この結果により「馬連4-7、500円」の的中。結果的に人気サイドでの決着で堅めの配当ではあるが、「週イチ押し鞍」での勝負、さらに1点目での大本線的中であったことから、いつもよりブ厚く張り込んでいた会員様も多かったようだ。

上記の通り、週イチオシの勝負鞍においてキッチリ的中をお届けした先週末。とはいえ、週を通じてみると弊社らしからぬ「対抗ヌケ」のオンパレードで勝負鞍の的中は上記ひと鞍のみ。他の勝負鞍においてツメの甘い提供が目についた。弊社にとって今年は鬼門となったこの中山・阪神開催。それでも開催が進むごとに徐々に調子を取り戻していただけに最終週を大団円で締めくくれなかったことは残念のひと言。東京、京都に舞台を移す開催替わりの今週末からはより一層、レースおよび軸馬選定だけでなく、更にもう一歩踏み込んだ提供で開幕週を好スタートできるよう質の高い予想提供を切に願う。

その今週末開幕の4回東京・4回京都といえば、G1が連続して行われる秋競馬前半戦の佳境中の佳境。この場でも常々言っているが「G1の裏開催」こそ勝負どころが満載であることは言うまでもない。いずれにせよ、まずは開催替わりとなる今週末をアツくご期待のうえ楽しみにお待ちいただきたい。