12/12 12/13 5回中山・5回阪神・4回中京3日4日目

まずは的中ありき ~日曜阪神8R・3歳上500万下~

世代レベルやレースレベル云々という点について、現時点で語るべきではない。と言うより今はまだわからない。しかし、ただ単に『勝ち方』という点では過去の名牝馬たちに匹敵するものがあった「阪神ジュベナイルフィリーズ」のメジャーエンブレム。抜群のスタートから展開の利もあったが、現時点では抜けた世代トップの地位は確立したといっていい勝ちっぷり。レース後、「クラシックを獲れる馬」とコメントした鞍上の真意が伝わってくる走り。今後もよほどのアクシデントでもない限り同世代の牝馬に負けることはない。そう確信させる圧勝だった。それはそうと、この「阪神ジュベナイルフィリーズ」。弊社はメジャーエンブレムを軸馬とし、対抗に10番人気のウインファヴュラスを上位に評価して「3連複2-11-13、7640円を容易く的中している。人気馬からの馬券でも購入方法次第で好配当が獲れる、まさに『いいところに目をつけた』という好例と言えよう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神8R「3歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された6番エイシンナセルだった。

『このメンバーに入ると「戦ってきた相手が違いすぎる」エイシンナセルが軸馬。休養明けの今季3戦はいずれも好メンバー相手に3着、3着、2着と好勝負を演じている馬。ほんのちょっとした展開のアヤで勝ち切れていないが、地力は明らかに現級最上位。この中間の動きを見る限り、デキ落ちは皆無でむしろ更に上昇してきた印象すらある。今の馬場状態から極端に置かれる位置取りにさえならなければ、直線でアッサリ抜けだせるはずだ』という見立て。

レースはスタートを決めた8番イェドプリオルが果敢にハナに立つ展開。番手に7番インテグラード、10番サダムダイジョウブが続き、軸馬6番エイシンナセルは出たなりの位置で流れに乗って好位4番手を追走。馬場傾向から逃げ・先行有利だったこともあって、有力どころは皆前々での競馬となり、1000m通過1分3秒1の淡々としたスロー寄りのミドルペース。勝負どころの3コーナー手前になって徐々にペースアップするが、隊列は変わらぬまま4コーナーを周って直線へ。終始内目の好位追走となった軸馬6番エイシンナセルは抜群の手応えのまま追い出しのタイミングを図る。鞍上・田辺に慌てる素振りは一切なし。直線は好位からスムーズに持ち出して抜け出す形で末脚を伸ばし、早めに先頭へ躍り出る。この時点でまず連対は確実な脚色。問題は相手に絞られる。ハナを切って主導権を握っていた8番イェドプリオルがしぶとく粘るところに、4コーナー8番手だった9番オーロラポラリスがグイグイ脚を伸ばして前を捕らえにかかる。ゴール手前で8番イェドプリオルを捕らえて、軸馬6番エイシンナセルにクビ差まで詰め寄ったところがゴール。2着に9番オーロラポラリス、3着に8番イェドプリオルが入線。この結果により「馬連6-9、640円」の的中。少々地味めの配当とはなったが、的中してはじめて配当云々という話になるのがこの世界。「まずは的中ありき」という弊社の基本方針はここでも繰り返してきた通り。その意味では先週末も連日に渡り的中をお届けできているので、最低限のラインはクリアしたという自負はある。

もちろん、この時期で盛り上がる重賞でも上記の通りキッチリと的中をお届けし、徐々にではあるが年末の大一番に向けて本来の姿を取り戻しつつある。今後もレース選択・対抗馬選択を含め継続して改善を加えていく所存。今年の競馬開催も残り2週。引き続き弊社から発信される全ての情報のチェックをお忘れなく。