12/19 12/20 5回中山・5回阪神・4回中京5日6日目

勢いに乗ったまま締めの大一番へ ~日曜中京7R・3歳上500万下~

エアスピネル1強と謳われた「朝日杯FS」だが、終わってみれば2番人気に推されたアルフレードの2馬身差圧勝。これでデビューから「新馬」→「G1・朝日杯FS」と無傷の2連勝となった。しかも「新馬」→「G1・朝日杯FS」連勝は初の快挙なのだから、「傑出馬」どころか『スーパーホース出現』の論調も納得のところ。昨年から中山→阪神へと舞台が変わり、本レースの傾向も今後、年を重ねるごとに徐々に浮き彫りになるだろうが、2年目の現在でもすでに言えることは「強い馬が強い競馬ができる」舞台設定に変わったということ。単勝1.5倍と断然の支持を集めた2着エアスピネルとは3/4差だが、3着以下には4馬身もの差を付けてマッチレースとなったことからもほぼ間違いない。今週の「ホープフルS」を筆頭に、年明けから世代の素質馬たちが続々と勝ち名乗りを挙げてくることを考えるとまだ決め付けは早計だが、今回の上位2頭は春のクラシック路線でも上位を賑わす存在であることは確実だろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京7R「3歳上500万下」ダ1400m。軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された16番コロマンデルだった。

『好位・差し自在の脚質でどの位置から競馬をしても終いは確実に伸びる安定感十分の取り口で毎回V争い。前走2着にしても距離1200mで行き脚付かず、終始外を回されたもので、内々の経済コースを通った勝ち馬とはコース取りの差。決して力負けではない。昨日の「大須特別」にも登録していたが、相手関係を見て平場のこちらを選択。その「大須特別」の勝ち馬とは近走で常に差のない競馬ができていたように、平場ならまず確勝級の一頭。得意の条件の今回は今度こそ勝ち切ってくれるはずだ』という見立て。

大外枠から好スタートを決めた軸馬16番コロマンデルだが、10番スイートガーデン、5番キョウエイボヌール、7番キタサンコンサート、14番キクノセントロ、15番ストロングトリトンなど、前々で立ち回りたい馬たちが殺到し、それらを外から見る形でスッと引いて6番手に納まる。先行争い激化の影響で前半3F34秒4の速い流れとなった。が、好位を見る形の離れた6番手で流れに乗った軸馬16コロマンデルの位置では「ちょうどいい流れ」。3コーナーすぎから徐々に前との差を詰めて4コーナーでは団子状態の好位勢の直後まで押し上げる。直線に向いてほぼ一団の状態で全馬追い出しにかかり、軸馬16番コロマンデルは内目の密集した馬群の中からグイグイと力強く抜け出しにかかる。直線半ばで先頭に立ち、一旦は後続に2馬身ほど差を付けるが、外から11番アイファーサンディ、13番パリーアーク、さらにその後ろから9番アルディバインが急追。これら3頭が突き抜ける勢いで差を詰めるが、軸馬16番コロマンデルもしぶとく脚を伸ばし、後続の追撃をクビ差凌いで1着でゴール。熾烈な2着争いは9番アルディバインが入り、アタマ差3着にパリーアーク、さらに1/2差4着に11番アイファーサンディが入線。この結果により「馬連9-16、2570円」の的中。このレースに関しては軸馬選定は当然としても、10番人気と低評価だった9番アルディバインをきっちり対抗指名したあたり、展開と流れ、さらには出走各馬の調子を完璧に読み切った予想部のクリーンヒットと言えよう。

他にも日曜阪神8R、土曜阪神10Rにて馬連的中、加えてサポートでのおさえ購入ながら土曜中京9Rのワイド的中と、実質4戦4勝のパーフェクト的中を達成して右肩上がりに調子を上げて暮れの大一番を迎える弊社予想部。もちろん今週末の注目はクライマックス「有馬記念」。得意の舞台で復活があるか注目のゴールドシップ、前走惜敗も「宝塚記念」に続いてグランプリ制覇がかかるラブリーデイ、並みいる牡馬相手の「ジャパンC」制覇のショウナンパンドラ、「菊花賞」1着、3着から臨戦のキタサンブラック、リアファルの3歳牡馬2頭、これらを中心に他にもチャンスがある馬が多く、例年以上に多彩な顔ぶれとなった今年のグランプリ。簡単な図式であるはずもないが、弊社は他の動向にいささかもブレることなく、的中と言うたったひとつの真実を追求していく。そして「有馬記念」を筆頭とする全ての勝負鞍において結果を出し、会員の方々を『熱狂の渦』へと引き込む所存。引き続き楽しみにお待ちいただきたい。