1/23 1/24 1回中山・1回京都7日8日目・1回中京3日4日目

最終週を3連勝で大団円 ~土曜中京8R・4歳上500万下~

この時期なだけに目を瞑るべきか。一週前の「日経新春杯」でも同じように感じたが、「これがG2戦?」と思わせるような組み合わせとなった「AJCC」。全体的なメンバーの質が大きく落ちるうえ、それと比例するかのようにレース内容も『お寒い』限り。スタート後の先行争いもなくスズカデヴィアスが出たなりでハナに立つ。無理に競りかける馬もおらず、先行集団も丸くなっておさえる展開。その結果1000m通過60秒8というスローペース。にもかかわらずレース上がりは35秒を切っていない。いくら時計のかかる中山とはいえ、普通、オープンのレースでこの流れならレース上がりは34秒台になっても不思議はない。さらに言えば、スローで上がりがソコソコかかるのなら、差し・追い込み型が台頭してくるのが自然。しかし、結果は好位から早めに抜け出したディサイファが1着。2着には中団から脚を伸ばしたスーパームーンが入線。後方から追い上げた馬は皆無。行った行ったの『お粗末』な競馬ならなかったことは幸いだが、先々の展望が楽しみになるとは言えず、今後の古馬重賞戦線において、この「AJCC」が全く参考にならないことだけは確かだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京8R「4歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは5番人気に支持された6番チャオだった。

『前走は発馬を決めて流れに乗った競馬はできたがスローペースで途中から出入りの激しい流れになり、位置取りを下げてしまったことが致命傷。追い出しを待たされながらも終いはしぶとく脚を伸ばしてきたように現級勝ちの地力を再確認。去勢の効果も十分感じられる走りだった。今度はメンバー一枚落ちの組み合わせ。2走ボケさえなければ今度は勝ち負けになるはずだ』という見立て。

レースを先導したのは1番人気の10番ラインフェルス。12番コアプライド、14番カシノカーム、3番エムオーハンター、そして軸馬6番チャオという隊列で前半1000m64秒8という、500万の条件戦とはいえ極めて緩い流れ。道中も淡々とした流れで動きもなかった割に、直線に入ると逃げた10番ラインフェルスと番手で追走していた好位組との手応えの差は歴然。後続を突き放そうと早めに動いたのが裏目に出たのか、早々と後続に捕まる。代わって12番コアプライドが楽々と先頭に立つ。これらをマークしていた軸馬6番チャオは4コーナー4番手から追撃を開始し、ジリジリと脚を伸ばして坂上で前を捕らえて先頭へ。さらに軸馬6番チャオの一段後ろの内々で脚を溜めるだけ溜めていた4番ゲンパチケンザンが一気に伸びて急追。最後は早めに抜け出した軸馬6番チャオがアタマ差凌いで1着でゴール。2着4番ゲンパチケンザン、3着には3/4馬身差で12番コアプライドが粘り込み入線。この結果により「馬連4-6、3990円」の的中。5番人気→7番人気ならばもう少し配当がついても良さそうだが、人期割れの一戦だっただけに致し方ないところ。ともあれ、土曜2鞍目の勝負鞍においてクリーンヒット。この時点で『いい予感』は確かにあった。

その予感はものの見事に的中する。続く日曜は中京7R「4歳上500万下」、中山9R「初茜賞」と、まさに『提供=的中』という快進撃で開催最終週を後半3連勝。右肩上がりに調子を上げて開催最終週を大団円で締めくくった次第。怒濤の勢いで迎える今週からの東京・京都開催。弊社は手を緩める気などさらさらなし。獲れるところは全て獲り尽くす所存。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。