4/2 4/3 3回中山・2回阪神3日4日目

展開を読切った的中劇 ~土曜阪神12R・4歳上1000万下~

1000m通過61秒1~レース上がり45秒7-33秒6=1分59秒3という、G1級のメンツが揃ったレースにしてはスローペースとなった「大阪杯」。その要因の90%以上は武豊=キタサンブラックにあると断じてほぼ間違いない。極端なペースダウンもなく淡々とした流れを作り、結局、4コーナー1〜3番手の3頭での決着。後方待機組は出番なく終わった。確かに、逃げ・先行有利の流れは組み合わせ的にも戦前から明らかだったが、それを踏まえてこれまでとは異なる先行策で勝ち切ったアンビシャス=横山典の騎乗はお見事と言わざるを得ない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神12R「4歳上1000万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された3番サンライズワールドだった。

『今回の最終追い切りでは明日の「大阪杯」出走の格上馬タッチングスピーチ相手に煽る動きを披露。元々攻め駆けしない馬がこれだけ動けるのだから仕上がりは万全とみていいだろう。気性的にも久々でリフレッシュされた方が動けるタイプで、今回が絶好の狙い目。これといって地力上位と思える馬も不在なだけに、コース適性高く、鉄砲利く同馬ならば上位争い必至とみて、直線抜け出しに期待したい』という見立て。

好スタートを決めてハナを主張したのは8番オーサムレジェンド。2番手に外から11番レッツゴースターが続き、逃げるかに思われた13番オウケンワールドは無理せず3番手で流れに乗る競馬。その後に内から2番オーシャンブルグ、4番サンマルアリュールと続き、軸馬3番サンライズワールドはその直後の6番手という位置取り。1000m通過63秒5というスローペースに持ち込んだ8番オーサムレジェンドは、4コーナー手前でひと息入れる余裕があった。ここで一旦後続との差は詰まったものの、直線に入り再加速。最後まで脚色衰えぬまま1馬身1/4差の完勝。一瞬たりとも危なげのない逃げ切り勝ちを収めた。2着は道中3番手から脚を伸ばした13番オウケンワールド。混戦の3着争いを最後に拾ったのは、最内からジリジリと脚を伸ばした軸馬3番サンライズワールド。馬連的中こそ逃したものの、この結果により「3連複3-8-13、1620円」の的中。サポートにて「力差のない組み合わせ」と判断し、馬連&3連複での勝負に踏み切った予想部のファインプレーと言えよう。

他にも土日通じて複数の的中を量産。配当面での物足りなさはあったものの、日曜阪神10R&日曜中山10Rではいずれも大本線での的中をお届けし、後半を連勝で締めくくった先週末。そして今週末に迫った牝馬三冠の第一弾「桜花賞」。競馬の季節はいよいよクラシック、そしてG1シリーズに突入していく。まずは戦前の段階で3強と謳われる「桜花賞」だが、淡々と、そして易々と的中を積み上げて行く過程のひと鞍にしかすぎない。いずれにしろ、今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。