5/28 5/29 2回東京・3回京都11日12日目

文句なしの的中劇 ~土曜東京12R・4歳上1000万下~

3番人気マカヒキの勝利で終わった「日本ダービー」。後方からと思いきや中団8番手で流れに乗せ、勝つためのベストポジションでレースを進めた鞍上川田の好騎乗もあったが、それに応えた馬自身のポテンシャルは相当なモノ。マカヒキは強かった、そして鞍上川田もさすがと言うべき。それはそれでいい。昔からの格言とおり、今年も「皐月賞」で上位入線した馬がそのまま着順を入れ替えただけなのだから王道路線組はやはり強い。ただ、この「ダービー」で再確認したのは別路線から勝つ難しさ。「京都新聞杯」勝ちからのスマートオーディンは6着、「青葉賞」勝ちからのヴァンキッシュランは13着、「NHKマイルC」2着からのロードクエストは11着といずれも勝負にならなかった。当然、世代レベルや馬の個体差はあるにせよ、「NHKマイルC」から臨戦のキングカメハメハや「京都新聞杯」から臨戦のキズナなど、別路線から「日本ダービー」を制した馬たちの凄さを今更ながら実感した次第。


それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京12R「4歳上1000万下」ダ1600m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気に支持された13番オールマンリバーだった。

『昇級2戦目で初の東京マイルとなった前走では1番人気に支持されたが、馬群の内目を追走した結果、直線は内に閉じ込められる形で不完全燃焼な結果。それでも前が開いてからの伸び脚良く、完全に脚を余して3着なだけにこの条件の適性に不安は皆無。近2戦の内容から1000万はいつでも勝ち上がる能力があるということは間違いなく、今回は東京マイルも2度目で再度東上しての意欲的な臨戦。どこかで外に出せるこの枠も好材料なだけにまず勝ち負けになるだろう』という見立て。

さてレースは。好スタートから積極的にハナを主張したのは14番ツインキャンドル。この馬が後続に2馬身ほど付けてダートコースに入り、2番手にやや押しながら11番ゲットアテープが付け、内から3番クラーロデルナ、外から12番ショウナンカサロが差のない位置で追走。人気の一角6番アサクサスターズはこれら先団を見る5番手の絶好位で流れに乗り、軸馬13番オールマンリバーは先行集団の後方8番手あたりをキープ。淡々とした流れのまま3コーナーを迎え、このあたりから軸馬13番オールマンリバーが外からジワリジワリと徐々にポジションを押し上げ、4コーナーでは前を射程圏に入れた好位6番手で直線へ。逃げた14番ツインキャンドルが二の脚を使って一旦は後続との差を広げにかかるが、これを目標に後続各馬が殺到。まずは終始好位3番手を追走していた3番クラーロデルナが直線半ばで逃げる14番ツインキャンドルを捕らえて先頭に立つ。これに6番アサクサスターズと軸馬13番オールマンリバーの2頭が併せる形で先に抜け出した3番クラーロデルナに猛追。坂上残り100mではこれら3頭の勝負となり、最後は軸馬13番オールマンリバーがグイグイ脚を伸ばし、粘る3番クラーロデルナをハナ差捕らえて1着でゴール。2着には早め抜け出しから粘った3番クラーロデルナ、ラストは脚が止まったものの3着は6番アサクサスターズが入線。この結果により「馬連3-13、1,220円」の的中。最近の流れから言えば地味めの配当ではあったが、先週に引き続き今週も5番人気馬を対抗1点目に指示しての大本線による的中で、10倍超の配当なら納得のいくところ。文句のない的中で会員の皆様からは多数、喜びの声を頂戴している。

他にも土曜東京9Rなどサポートにてワイド的中などあったものの、馬連を主軸としている弊社なだけに実質、勝負鞍における的中は上記ひと鞍のみ。ロングランとなった東京・京都開催最終週ではあったが、残念ながら大団円で締めくくることはできなかった。ただそれでも、振り返ってみれば今開催は24戦12勝で的中率50%。アベレージはきっちりとキープできているのだから開催トータルとしてはマズマズの結果だったと言えよう。

開催今週末より関西圏は京都から阪神に場所を移し、東京・阪神開催に突入。「ダービー」が終わると早くもシーズン末期という趣だが、開催3週目からは函館開催も開幕となり、馬券的な意味で言えばむしろ旬はこれから。『玄人好み』の勝負鞍候補が今週末以降も続々と控えている。会員の皆さまが「ダービー」的中の余韻に浸るのは大いに結構。その間も我々アスコットシステムズは休むことなく仕事をこなしていく。そして今週末以降も中身の濃い情報をお届する所存。大いなるご期待のうえ、手ぐすねをひいてお待ちいただきたい。