8/27 8/28 2回新潟・2回小倉9日10日目・2回札幌3日4日目

内容十分の的中鞍 ~土曜新潟9R・瀬波温泉特別~

「キーンランドC」の前半3F通過は34秒1。野芝ならいざしらず、洋芝のスプリント重賞なら平均ラップの範疇。現に勝ったブランボヌールは4コーナ5番手、2着シュウジも逃げて粘り込み。この流れだと後方からの差し・追い込み馬の出番がなかったのは当然。勝ったブランボヌールは430キロ台と小柄な牝馬で揉まれない大外枠も良かったか。2着のシュウジとは着差こそ「1/2馬身」という僅差ではあったが、内容的には楽勝と言っていい。これで1200mはデビューから3戦3勝、いよいよ次走はG1「スプリンターズS」に挑む。別路線組の動向も気になるところではあるが、「函館スプリントS」に続き2度目の3歳馬でのワンツー決着。古馬のレベル云々もあるだろうが今年の3歳スプリント路線は侮れないだけに、本番でも3歳馬同士の決着を視野に入れておいた方がいいかもしれない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜新潟9R「瀬波温泉特別」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは4番人気に支持された7番サトノアッシュだった。

『今回は初ダートとなるが、前走だけでなくこれまでも幾度となく切れ負けしてきたように、500万レベルなら勝ち切れるがこのクラスになるとやはりひと押しが足りない現状。その意味でも今回のダート替わりは吉と出る可能性は極めて高い。また、前走こそ中団から進めたが本来、前々からの競馬が理想のタイプ。3歳夏の段階で古馬相手に再三勝ち負けして現級勝ち上がりは時間の問題と思えていただけに、予想以上に出世が遅れているが、脚力自体はハッキリと一枚上。夏場が合うのか、とにかく今は雰囲気がいい。血統面からもダート適性を後押しできるだけに、人気になりきらないここで軸馬に推す』という見立て。

ハナを切ると思われたモンサンアルナイルが痛恨の出遅れ。替わりにハナに立ったのは内目から5番カトラス。軸馬7番サトノアッシュは砂を被るのを嫌い、好発から出して番手に付ける。差のない位置に外から15番シュテルングランツ、9番サマーラブがつけ、1番人気8番クロフネビームスは出たなりの中団8番手を追走。1000m通過61秒6のミドルペースで淡々とした流れ。好位の外目を追走していた15番シュテルングランツが向正面過ぎで行きたがり、鞍上も無理におさえず3コーナー手前でジワーっとハナへ躍り出る。これに合わせて9番サマーラブも進出を開始するが、終始好位の内目を追走していた軸馬7番サトノアッシュはペースアップしたここで砂を被り、嫌々するそぶりで若干置かれ加減。それ嫌った鞍上も手綱をしごいて押して行ったが、これで勢いがついたのか、4コーナーでは離されず、差のない2番手に盛り返し絶好の手応えで直線へ。早め先頭で押し切りを狙った15番シュテルングランツの脚いろが鈍るなか、軸馬7番サトノアッシュがグイグイ力強く脚を伸ばしてくる。これを目標に早めにポジションを押し上げてきた10番キータイプが脚を伸ばすが、勢いは明らかに劣勢。変わりに猛追してきたのが8番クロフネビームス。10番キータイプは交わしたものの早めに先頭に立った軸馬7番サトノアッシュにはクビ差届かず2着まで。この結果により「馬連7-8、1,390円」の的中。今回が初ダートだったサトノアッシュだが、弊社予想部は相手関係はもちろんのこと、血統面を含めてダート適性を見逃さなかった。4番人気と評価を落としていた同馬を軸馬に推した所以はそこ。結果、1番人気との組み合わせで配当面はともかくとして、シッカリとした内容のある的中鞍と言えよう。

日曜は取りこぼしが目立ったものの、他にも土曜小倉7Rでの馬連&3連複のダブル的中など、例によって勝負鞍における的中率50%を堅持した予想部。また軸馬【3・1・0・0】と連対率100%で群を抜く安定感を誇示して見せた。

そして、重賞予想の方も好調モード継続中。前週にお約束した通りの結果をお届けすることができた。勢いそのままに夏場ローカル総決算となる「新潟記念」に臨む。ローカル最終週となる今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。ここで最大の勢いをつけて収穫の秋開催に繋げる所存だ。

無論、予想部の方も前記の通りの抜群の安定感。こちらの方にも多大なるご期待のほどを、とお伝えしておく。