10/15 10/16 4回東京・4回京都4日5日目・3回新潟1日2日目

安心・安全の的中劇 〜日曜京都8R・3歳上1000万下〜

前半3Fから35秒8-48秒0、1000m通過が59秒9、上がり46秒1-34秒4というかなりのスローペースとなった今年の「秋華賞」。上がりの速いこういうペースになると後方待機組の出番はおろか、地力だけでなく、内外を含めた道中の位置取りによる有利不利は生じてしまう流れ。馬の仕上がりも良かったのだろうが、不利を受けない絶好のポジション取りから流れに乗って完璧と言える競馬ができた福永=ヴィブロスの仕掛けどころの絶妙さ。好位から先に抜け出した2着パールコードとはわずか1/2差とはいえ、結果、勝ちをモノにするあたりが素質の成せる業なのだろう。さらに1/2差の3着カイザーバルも上位2頭と差のない評価ができる一頭。惜しむらくはタメが利かない外枠だったこと。今回は枠順の差が出た印象。シンハライト不在となった今年の「秋華賞」だが、それはそれとして見応えのあった一戦と言えよう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都8R「3歳上1000万下」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された10番オールブラッシュだった。

『現級ならば群を抜いた安定感があるオールブラッシュが軸馬。ダートの中距離に鉾先を向けてからここまで11戦を消化しているが、そのなかで大きく崩れたのは重賞「レパードS」9着の一戦のみという超堅実派。今回は4ヶ月振りの臨戦となるが、久々【1・0・1・0】の鉄砲巧者で攻め量の割に仕上がり早のタイプで割引は必要なし。現級勝ちはもとより現級で2着4回の能力は数段上。スピードを活かした先行力が持ち味の同馬にとって直線平坦の京都はまさにベストの舞台設定。戦ってきた相手関係からも今回は一枚落ちの組み合わせと思えるだけにここはまず勝ち負けだろう』という見立て。

大方の予想通り、人気の軸馬10番オールブラッシュが好発から楽にハナを主張。無理にこれに絡んで行く馬も見当たらず、スッと内から3番オウケンゴールド、4番メイプルレインボー、外から押して12番イーストオブザサンが先行し、他は一団で追走。後続との差を広げることなく、淡々とした流れに持ち込んだ軸馬10番オールブラッシュの1000m通過は60秒6。このクラスでは明らかに息の入らないハイペース。ただ、自分でこの流れを作っても全くキツくなった素振りを見せず、淡々と逃げる軸馬10番オールブラッシュ。「リズムよく走れればペースは多少速くても関係なし」このあたりが現級上位の地力の証か。3コーナーから早めに4番メイプルレインボーが絡んでくるも、ここでも慌てず騒がず、流れに呼応するかのように徐々にペースアップして直線へ。直線に入っても軸馬10番オールブラッシュの脚色は衰えず、これに早めに追いすがってきた4番メイプルレインボーがしぶとく食らいつく。直線半ばでは一旦この2頭で後続を突き放したが、後続各馬もジリジリと一完歩ずつ差を詰めにかかる。最終的に軸馬10番オールブラッシュ、4番メイプルレインボーには届かなかったものの、中団から鋭く脚を伸ばした13番クラーロデルナが4番メイプルレインボーにアタマ差まで詰め寄ったところでゴール。3位入線は果たす。この結果により「馬連4-10、1,030円」の的中。2着馬にアタマ差まで急追した11番人気の13着クラーロデルナもキッチリ対抗馬指名しており、弊社会員の皆様には見ていて安心・安全の的中劇だった言えるだろう。

週を締めくくるラストの提供となった上記レースで的中をお届けできたものの、先週末は弊社らしからぬ精彩を欠くレースが目立ち、肝心の勝負鞍においてはわずかひと鞍の的中のみ。若干のトーンダウンという印象は否めないところだ。しかし、土曜よりも日曜とレース選定&軸馬選定には微調整した効果が見受けられたことで全体的な予想の方向性はこのままでOK。それだけに、開催後半戦に突入する今週末の反転攻勢は火を見るよりも明らか。会員の方々には、的中に継ぐ的中を目論む今週末を楽しみにお待ちいただきたい。