11/5 11/6 5回東京・5回京都・3回福島1日2日目

7週連続G1の大勝負どころ 〜土曜東京8R・3歳上500万下〜

例年と比較しても傑出馬不在の組み合わせとなった「アルゼンチン共和国杯」。終始前々の位置取りからアッサリと抜け出して勝利したシュヴァルグラン。スローペースからの抜け出しではレース自体の評価は微妙なところだが、トップハンデを背負いながら勝ち切ったところに価値がある。着差以上の完勝だったと言っていいだろう。厩舎も騎手も超一流。元々期待の大きかった馬だが、春の「阪神大賞典」に続きこれで重賞2勝目。この勝利によって「ジャパンC」でも注目を集めることになりそうだ。格下ながら3着に入ったヴォルシェーブ、1番人気に支持されながらも4着だったモンドインテロ。この2頭はいずれも素質は高い。今回は地力・実績共に上位の2頭に先着を許したが今後も目の離せない存在になる。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京8R「3歳上500万下」ダ1600m。弊社予想部が軸馬として期待した断然の1番人気に支持された3番フィールザプリティだった。

『2番人気に支持された前走は、久々の分、道中モタつく面があったものの、それでも地力の高さでキッチリ2着を確保。降級馬の地力を見せつけ、能力上位をハッキリと示す好内容だったし、この条件なら牡馬相手でも互角に戦える地力の持ち主。久々好走の反動が懸念されるが、中3週としっかり間隔をあけての臨戦で前走の反動はもちろん、2走ボケの心配は無さそう。引き続き牝馬限定戦なだけに、降級2戦目のここは決め手の違いで突き抜けてくれるはずだ』という見立て。

典型的な逃げ馬不在だったが、レースをリードしたのは大方の予想通り10番ブルーバレット。これが飛ばす流れで離れた2番手に5番テンキセキ、1番カゼニモマケズ、8番アッキーが先行集団を形成。これらを見る位置で2番サンヘレナ、6番メイショウサワヤカ、レッドアルカナの中団グループが追走。軸馬3番フィールザプリティは慌てず騒がず出たなりの位置で流れに乗り、8番手に待機。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線。逃げた10番ブルーバレットがしぶとく脚を伸ばすも、外から2番サンヘレナが勢い良く先行集団を交わし去って一旦は抜け出すが、これに外から軸馬3番フィールザプリティと12番クレオールの2頭が一完歩ずつ差を詰めにかかる。坂上の段階で12番クレオールの脚色が鈍り、2番サンヘレナと軸馬3番フィールザプリティのマッチレースに。最後は地力の差でジリジリ差を広げ、軸馬3番フィールザプリティが3/4馬身抜け出したところがゴール。この結果により「馬連2-3、570円」の的中。人気サイドでの決着ではあったが、対抗1点目の大本線での的中でもあり「獲れるところは確実に獲る」、ある意味アスコットらしい的中鞍と言えよう。

他にも日曜東京10R「晩秋S」では「馬連&3連複」のダブル的中をお届けするなど、土日を通じて配当面での物足りなさは残ったがまずは的中ありき。開催替わりも順調な滑り出しとなったアスコットシステムズ。今週末の「エリザベス女王杯」から年末の「有馬記念」まで、7週連続して行われるG1を目前にして不安な材料は一切見当たらない。まずは勝負鞍候補満載の今週末を楽しみにお待ちいただきたい。