12/10 12/11 5回中山・5回阪神・4回中京3日4日目

流れを途切れさせない的中劇 〜日曜阪神7R・3歳上500万下〜

今年のJRA開催も残り2週。今週末のG1は2歳チャンプ決定戦となる「朝日杯FS」。まず注目は「新馬」→「ファンタジーS」と文句のない内容で2連勝中で牝馬ながら果敢に牡馬相手のここに矛先を向けてきたミスエルテ。さすがに牡馬相手という点に一抹の不安はあるが、絶対能力の違いでアッサリ克服する可能性が高い。一方モンドキャンノは1200mから使い出したスピード型。距離延長となった前走1400mの「京王杯2歳S」を勝っての臨戦とはいえ距離が延びていいタイプとは思えないだけに阪神マイルの克服がカギ。内枠が引ければ十分勝気あり。他にも重賞2着のダンビュライト、若さ残すも大物感十分のタガノアシュラを筆頭に、アメリカズカップ、サトノアレス、レッドアンシェルなど、まだ底らしい底を見せていない馬が多数で素質馬揃いの好カード。馬券的な妙味溢れるこの一戦も、言うまでもなく弊社にとっては勝負鞍候補のひとつ。大いなるご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神7R「3歳上500万下」ダ1900m。弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的にの1番人気に支持された10番オースミラナキラだった。

『オースミラナキラの前走はおよそ7ヶ月振りの臨戦で36キロ増。スタートから探り探りの気のないレース振りで終始最後方を追走し、勝負どころの3コーナーから徐々に進出を開始。直線に向いた段階でも後方13番手だったが、そこから馬群を縫うように脚を伸ばして一気に進出。かなり乱暴な競馬となったが、それでも終わってみれば勝ち馬とタイム差なしのクビ+アタマ差の3着に追い込むのだから、500万では脚力が明らかに一枚上ということ。良馬場でレースができることもプラス材料だし、何よりここでは唯一の降級馬。ひと叩きで順当に良化したここはあえて逆らう必要なし。迷わず軸馬とする』という見立て。

レースは積極的に5番コパノアラジンの逃げ。差のない番手に外から人気の一角11番ディープオーパスと4番ピスコサワーが併走。以下、6番ハローマイディア、7番ロバストミノル、8番セレッソプリマベラが続く隊列。前掛かりのペースとなったことで1000m通過62秒0のミドルペース。軸馬10番オースミラナキラは慌てず騒がず後方待機。3コーナーあたりから徐々に進出開始。4コーナーでは外の8番手まで押し上げて勝負の直線へ。直線に入ると逃げた5番コパノアラジンをはじめ、番手追走の11番ディープオーパスと4番ピスコサワーが早々に失速し、替わって6番ハローマイディアが先頭に躍り出る。しかしそれも束の間、外から軸馬10番オースミラナキラが明らかに一頭だけ違う脚色でグイグイ伸び、直線半ばでアッサリと交わし、その後は引き離す一方。まさに力が違うという感じのレース内容。焦点となった2着争いだが、ほぼ6番ハローマイディアで決まったと思われたところに伏兵11番デアリングエッジが急追。一旦は差されたかに見えたが、6番ハローマイディアが持ち前の勝負根性を発揮して差し返して2着を確保。クビ差3着に11番デアリングエッジが入線。この結果により「馬連6-10、810円」の的中。あわや不的中だった際どい2着争いとなったが、そんなレースをきっちりモノにしたあたり、まだまだ流れを途切れさせない的中劇だったと言えよう。

他にも土曜阪神12R「3歳上500万下」で的中させ、土日を通じて的中をお届けした先週末。絶好のスタートを切った開幕週までとはいかなかったが、「安心安全のアスコット」の安定感は相変わらず。年末の大一番に向けて流れを途切れさせなかったことは今週以降に必ず繋がってくるだろう。

本年度も残りあとわずか。今週末も興味深い勝負鞍候補が少なくない。残り2週、獲れるところは全て獲り尽くす所存。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。