4/29 4/30 2回東京・3回京都3日4日目・1回新潟1日2日目

安心安全の的中劇 ~土曜東京6R・4歳上500万下~

ダービートライアル「青葉賞」は1番人気アドミラブルの完勝だった。予想された通りタガノアシュラがハナを切って1000m通過59秒7~後半1000m59秒2と若干速めのミドルペース。アドミラブルは最後方追走だったが、スローの上がり勝負を嫌ったのか、東京ではタブーとされる3コーナーから徐々にポジションを押し上げ、4コーナー手前から大外を回って追い出す策。舞台は直線の長い東京コース。並みの馬なら途中で脚が上がりそうなものだが、途中ヨレたりと若さを見せていたものの最後まで脚を伸ばして後続を寄せ付けず1着でゴール。アドミラブルが早めに前を捕まえにいく競馬をしたことで差し・追い込みの流れになったが、結果2着との着差は2馬身1/2という決定的な差をつけて、内容的にも大楽勝。大目標の「日本ダービー」に何ひとつ不安材料のない状態で挑むことになった。今回のレース振りからも、「皐月賞」の上位入線組に対して、少なくとも東京2400mのレースなら互角の力関係と断言できる。紛れもなく有力候補の一頭に浮上。当然のごとく弊社も的中をお届け。先週スタートした6週連続G1戦という競馬の山場中の山場を迎えるにあたり『一転の曇りなし』とお伝えしておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは週一発目の勝負鞍となった土曜東京6R「4歳上500万下」芝2000m。ここで軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された8番ブラックプラチナムだった。

『前走は1年以上もの長期休養明けで仕上がり途上。直線で前が詰まり追えない場面がありながらも0秒3差6着と、現級上位の脚力を再確認。さすがに久々だっただけに鞍上も無理をしなかったが、スムーズな競馬ができていていればまず勝ち切っていたであろうレース内容。叩いて順当に良化しており、攻め馬の動きからも現級でいつまでも足踏みするレベルの馬ではないことは確実。順調に使えていればもう上のクラスで走っていたであろう素質馬なだけに、このメンバーでは頭ひとつ抜けた存在と断言できる。ここはビシッと決めてくれるはずだ』という見立て。

レースは全馬揃って好発を決めるも4番エドノジョンソンが内枠から積極的にハナを主張。それを見て7番レッドベリンダはスッと2番手に控える。2番マツリダバッハはこれらに付き合わずスッとポジションを下げて内目の3番手。軸馬8番ブラックプラチナムは2コーナーあたりで若干行きたがるそぶりを見せるもすぐに折り合い、周りの出方を見ながら2番マツリダバッハの外目に並んで好位3番手追走。流れは1000m通過61秒5と予想通りのスローペース。3コーナー〜4コーナーにかけて馬群が密集し、直線に入ると各馬横に広がっての追い比べ。ここで早くも先頭に並びかける軸馬8番ブラックプラチナム。内で7番レッドベリンダが抵抗するも手応えの差は歴然。外から6番キングオブアームズ、内から2番マツリダバッハがジリジリと差を詰めにかかるが、その差はなかなか詰まらない。最後まで後続に並ばれることなく、軸馬8番ブラックプラチナムが2着に1馬身差をつけて1着でゴール。2着に6番キングオブアームズ、3着に2番マツリダバッハが入線。この結果により、「3連複2-6-8、570円」の的中。もちろん馬連でも的中しているが、サポートにて「買い目を絞って3連複のみの勝負」と断じて提供しただけに内容的には文句なしの、見ていて安心安全の的中劇だったと言えよう。

残念ながら勝負鞍においては前記ひと鞍のみ。苦難が続いた4月は最後まで調子が戻らなかったが、重賞においては「天皇賞(春)」の的中は当然のこと、土曜「青葉賞」でも「3連複6-9-10、3,190円」の的中をお届けし、重賞では連勝。それでも良い頃に比べると、まだまだエンジン全開とはいかない、馬場状態を含めて非常に難解だった開催2週目を、なんとか乗り切ったことに一定の評価はいただけるものと自負している。

いずれにしろ、先週の「天皇賞(春)」から春のG1・6連戦。いよいよ春競馬の本番が近づいてきた。無論クラシックや古馬G1戦も勝負鞍となり得るが、これまで繰り返しお伝えしてきた通り真の勝負鞍はその裏に潜んでいることが実に多い。今週末以降も弊社から発信される全ての情報は要チェック。改めてお願いさせていただく。