5/6 5/7 2回東京・3回京都5日6日目・1回新潟3日4日目

週を締めくくる的中劇 ~日曜京都10R・上賀茂ステークス~

「NHKマイルC」のラップは3Fから順に34秒5-46秒1-57秒8~レース上がり46秒2-34秒4。もちろん遅くはないが、府中マイルのG1としては決して速いものではない。平均ペースの府中マイルは100%の地力勝負。勝っても負けても展開&流れは理由にならない。要するに強ければどこにいても来るし、弱ければどれほど好位置に見えても来ない、ということ。それを踏まえると好位追走から早めに押し上げ、直線はラストまで抜群の伸びをみせて勝ち切ったアエロリット、中団から脚を伸ばした2着リエノテソーロの2頭の地力はこの世代のマイルでは最上位の証。勝ったアエロリットはともかく、3着以下の着差をみてもどれが『抜けた存在』ということではないが、この3頭、マイル戦戦においては引き続き今後の動向に注目したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都10R「上賀茂ステークス」ダ1800m。最終的に軸馬として期待したのは1番人気に支持された1番オールマンリバーだった。

『久々+昇級戦となった前走で早々とクラス通用の脚力を証明。ここにきてようやく本格化してきたオールマンリバーが軸馬。ここまで相手なりの走りで1000万でも勝ち切れないレースが続いていた同馬だが、1000万勝ち後、骨っぽい相手関係で昇級戦の前走がそれまでにない決め手を見せた競馬。完全に軌道に乗ってきたとみていいだろう。前走と比べるとかなり手薄な組み合わせで、しかも今回は手頃な頭数。ここなら前走以上に馬群の捌きにも不安なく、久々叩き型通り状態は格段にアップ。今回も中団で脚を溜められれば一枚上の決め手で突き抜けてくるはずだ』という見立て。

レースはスタートを決めた9番スリーアローがハナに立つ。10番オルナも離されず番手で流れに乗り、3番テイエムグンカン、11番ニホンピロヘーゼル、12番マインシャッツが好位集団を形成。軸馬1番オールマンリバーは他馬の出方を伺いながら無理せず中団後方で流れに乗る。発馬で後手を踏んだ2番ヒノデインペリアル、8番タガノゴールドが後方追走。1000m通過62秒5のミドルペース。3コーナー手前から徐々に馬群が凝縮し、勝負どころの直線へ。先導していた9番スリーアローが早々に脱落し、替わって10番オルナが先頭で脚を伸ばす。これを目標に好位勢の各馬も追い出すが、10番オルナの脚色優勢でグイグイ後続を引き離す。脚色の鈍った好位勢に替わり、終始内ラチ沿いで脚を溜め、抜群の手応えで抜け出すタイミングを図っていた軸馬1番オールマンリバーだが、内目の枠で窮屈になり追い出しを待たされる痛恨のロス。それを尻目に後方でじっくり脚を溜めていた8番タガノゴールドが外目をスムーズに回り、直線一気に一頭だけ違う脚色で追い込んでくる。8番タガノゴールドは直線半ばで早々と先頭を走る10番オルナを交わして更に後続との差を広げていき、焦点は2着争いに。しぶとく粘る10番オルナにようやく前が開いた軸馬1番オールマンリバーが一完歩ごとに差を詰めて、ゴール前で2着に浮上。この結果により、「馬連1-8、970円」の的中。1番人気ー5番人気の決着でこの配当は少々物足りなさが残るが、馬の能力比較はもちろんのこと、展開を読切ったレース選定により、週を締めくくるラストの勝負鞍でキッチリ的中をお届け。会員の皆様からたくさんの喜びの声をいただいたことは言うまでもない。

他にも日曜京都6R「4歳上500万下」での馬連など、日曜に2鞍の的中をお届けしたが、軸馬3着などが続き、取りこぼしも目立っていたように、まだまだ本調子とは言えない。ただ、ロングランの東京・京都開催開催でまだ折り返し地点。開催が進に連れて右肩上がりに調子を上げる傾向にあるだけに、今週以降の奮起に期待したい。今週末の「ヴィクトリアマイル」を筆頭に、今後は「オークス」~「ダービー」~「安田記念」と続く弊社においてこの春最大の山場中の山場に臨む。大きな期待と希望を抱いたまま、手ぐすねをひいてまずは今週末の提供をお待ちいただきたい。