6/10 6/11 3回東京・3回阪神3日4日目

絶好調時のエアポケット ~日曜東京11R・エプソムカップ~

春の中央開催終了も差し迫った今開催2週目の先週末。前開催最終週ではパーフェクトを達成し、開催替わりの開幕週も準パーフェクトで好スタートを切った今開催だが、開催2週目にしてまさしく青天の霹靂としか思えないような勝負鞍において的中なしという不本意な結果。まずはそのことについて深く陳謝いたします。本当に申し訳ありませんでした。「たら・れば」がナンセンスなのは百も承知ではあるが、本来であれば2鞍は的中をお届けできた週。常日頃から「安心・安全のアスコット」とご信頼をいただいている弊社に対し、少しでも不安なお気持ちにさせてしまったこと。重ねてお詫び申し上げます。

とはいえ、弊社らしい的中がなかったわけではない。今週はそのひとつ、重賞「エプソムカップ」(日曜東京11R・芝1800m)を斬る。弊社が軸馬として期待したのは1番人気に支持された10番アストラエンブレムだった。

『前走「メイS」は2着だったが、勝ち馬とは2.5キロのハンデ差があったし、超スローペースの上がりの速すぎる競馬で前を捕えられなかっただけ。実質的にはラスト1ハロンだけの競馬だったことを踏まえるとクビ差まで詰め寄ったことが地力の証。ここまで再三重賞で上位争いに加わってきたが、オープンレベルのマイル重賞では若干距離が短い印象もあるだけに現状は1800mがベスト。初重賞制覇濃厚とみて人気でも中心視』という見立て。

何が主導権を握るかも注目だったが、全馬一斉のスタートから頭ひとつ抜け出したのは7番マイネルハニー。これが好発から無理なくハナを主張。番手に軸馬10番アストラエンブレム、13番クラリティシチーがスッと取り付き、以下8番トーセンレーヴ、12番ダッシングブレイズ、1番マイネルミラノも差のない好位で流れに乗る。中団〜後方までほぼ差のない一団で進み、マイネルハニーの逃げは1000m通過59秒7。重賞でこのペースははっきりとスロー。こうなると位置取りが大きく明暗を分ける完全な「スローの上がり勝負」。隊列変わらず淡々とした流れから勝負どころの4コーナーにさしかかり一気に馬群が凝縮し、直線に入り全馬追い比べに。アストラエンブレム=デムーロも絶好の手応えから追い出され、手応え通りにグイグイ脚を伸ばして前を行くマイネルハニーに馬体を併せて行くも、まんまとスローに持ち込んだマイネルハニーもしぶとく食い下がる。直線半ばではこれら2頭のマッチレースになるかと思われたが、馬場が荒れて皆外々を回っていた分、ガラ開きのイン寄りを通って坂上から強烈に伸びてきたのが好位でじっくり脚を溜めていたダッシングブレイズ。馬体を併せて追い比べしていた2頭を尻目に、最後の最後、一瞬の切れ味を活かし1/2馬身差し切って12番ダッシングブレイズが1着でゴール。軸馬10番アストラエンブレムも最後まで諦めずに脚を使って2着を確保。更にハナ差で3着には逃げて自分のペースに持ち込んだ7番マイネルハニーが入線。この結果により、「3連複7-10-12、6,890円」の的中。弊社においてはあくまでオプションの位置付けとなる「重賞予想」ではあるが、3着の6番人気マイネルハニーを対抗1点目に、1着の5番人気ダッシングブレイズを対抗2点目に指示しての勝負に踏み切った弊社予想部のファインプレー。勝負鞍では結果を出せなかった先週末だが、同日の「マーメイドS」の的中と合わせて重賞連勝で締めくくれたことは唯一の救いではあった。

前記の通り、他にも日曜関西重賞「マーメイドS」では2番人気クインズミラーグロを軸馬に指名し「3連複1-4-10、2,870円」の的中を、更に勝負鞍ではなかったものの、土曜阪神12R「3歳上500万下」では3番人気トリオンフを軸馬に指名。「馬連3-6、1,840円」の的中をお届けしている。

それまでの流れから一転し、まさしく『絶好調時のエアポケット』にハマった先週末だが、「やられたら即座にやり返す」が弊社の基本姿勢であり、これまでの実績からも「結果が伴わなかった翌週が狙い目」ということはお付き合いの長い会員の方なら先刻ご承知の通り。それだからこそ、あえてここは声を大にして言う。今週末は『反撃必至で買いの一手』だと。会員の方々にはいつも以上のご期待をお願いしておく。