9/16 9/17 9/18 4回中山・4回阪神3日4日5日目

週を締めくくるダブル的中劇 ~月曜中山12R・3歳上500万下~

変則3日間開催となった先週末。中山では菊花賞トライアル「セントライト記念」が、阪神では秋華賞トライアル「ローズS」が行われた。トライアルと銘打たれている通り文字通りのG1前哨戦だが、前哨戦には前哨戦なりの『戦い方』というものがある。「セントライト記念」を制したミッキースワロー。「ローズS」のラビットランの両陣営には、ともに同様の思惑があったようだ。つまり『前哨戦でキチッと結果を出さなければ』ということ。次元の違いこそあれ、両馬ともデビューからここまでは不完全燃焼のまま終わった印象。それがため、「秋初戦から手抜きなし」という熱意が十分に伝わってきていた。それが見事に結実したわけ。これで胸を張って本番に駒を進める。また、前哨戦の『負け方』としては「セントライト記念」の2、3着馬、アルアイン・サトノクロニクルは文句なし。確実に、次に繋げることができよう。気になるのは「ローズS」の結果。3着リスグラシューはともかく、6着ファンディーナと7着モズカッチャンの春の実績馬2頭。大幅馬体増だったこの2頭、先を見越した仕上げだったことは明らかだが、それを差し引いても前哨戦とはいえ、掲示番外から本番で一変するケースは稀。過信は禁物としておきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜中山12R「3歳上500万下」芝1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された11番サトノキングダムだった。

『間隔を取って立て直した降級の前走で2着と取りこぼしたものの、この中間はウッドで長目から時計を出して自己ベストをマーク。ひと叩きされて急激に良くなってきたサトノキングダムが軸馬。休養前は1000万で2着3回5着1回という実績がある馬。伸び倦ねて唯一、馬券にならなかった一戦でも0秒2差と地力上位は歴然。極端な馬場悪化だと持ち味を削がれる危険はあるが、馬場は明らかに回復傾向。能力と地力の高さには太鼓判が押せるだけに今回はまず勝ち切れるとみた』という見立て。

6番マイネルザウバアが積極的にハナを切り、7番ハナレイムーン、2番クインズラミントン、12番マコトグラディウス、4番ヴィガーエッジらが自然体から前々で流れに乗り先行集団を形成。軸馬11番サトノキングダムは出脚が付かず若干出遅れ、出たなりの後方12・13番手となったがこれはある意味想定内の位置取り。淡々とした流れのまま1000m通過62秒2のスローペース。軸馬11番サトノキングダムは定石通り向正面半ばから動き出し、外目から一気に進出を開始。3コーナーでは好位3番手まで押し上げ、前を行く6番マイネルザウバアと7番ハナレイムーンを射程圏に入れて勝負の直線へ。主導権を握り、まんまとマイペースに持ち込んだ6番マイネルザウバアが二の脚を使って粘り込むところに、終始番手を追走していた7番ハナレイムーンが一完歩ずつ差を詰め、軸馬11番サトノキングダムも同様にこれらを猛追し、坂上では三つ巴の勝負に。結局最後は終始番手で楽なペースに乗じて脚を溜められた7番ハナレイムーンが軸馬11番サトノキングダムをクビ差凌いで1着でゴール。2着に軸馬11番サトノキングダム、3着には3/4馬身差で6番マイネルザウバアが入線。この結果により、「馬連7-11、330円」&「3連複6-7-11、1,180円」のダブル的中。人気サイドでの決着だったことにより、馬連配当こそ堅かったものの、サポートにて「ここは馬連&3連複で勝負」と断じて提供に踏み切ったことに加え、週を締めくくるラストの勝負鞍とキッチリとモノにしたことで、この配当にもかかわらず会員の方々からの反響は思いの外、大きかった。その意味では、重みと共に価値のある的中鞍と言えよう。

月曜中山9R「白井特別」や重賞、さらに土日の勝負鞍におけるサポートでのワイド的中など、随所に的中はお届けできた先週末だが、弊社予想部が今ひとついい波に乗れていないことは事実。しかし、開催はまだ半分を経過したばかり。反転攻勢の時間も手立ても十分に残されている。会員の方々には、逆襲を誓う今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。