11/11 11/12 5回東京・5回京都・3回福島3日4日目

必然の的中鞍 〜日曜京都7R・3歳上500万下〜

最内枠のクインズミラーグロの想定外の逃げにより1000m通過62秒0というG1にしては超スローペースになった「エリザベス女王杯」。こうなると先々週の「天皇賞・秋」のような、何よりも底力が要求される流れではなく、G1に出走してくるレベルの馬であればどれが勝っても不思議ない流れ。当然、根の強さはほぼ関係なく、道中の位置取りが明暗をわける。結果はご存知の通り3歳馬モズカッチャンのG1初制覇となった。終始好位の内目で流れに乗れたことや、当然鞍上デムーロの好騎乗も勝ちに繋がったのだろうが、正直に言って、この一戦だけでは力関係は測れない。また、2着のクロコスミアのクビ差2着も微妙なところ。もちろん、この2頭とも力があって強かったことは認めるが、同様のメンバーで何度走っても勝ち負けになるかと言えば、そこは微妙なところだろう。やはり、根の強さで言えば、唯一、後方から追い込んで3着惜敗のミッキークイーン。賛否両論、いろいろ意見はありそうだが、この馬が一番強い競馬をしたことは唯一、間違いない。

今週斬るのは日曜京都7R「3歳上1000万下」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗のなか最終的に2番人気に支持された7番ユラノトだった。

『昇級初戦で結果の出ていない距離1400mだった前走は、力試しの試走的な意味合いが強く、とにかく勝負気配が薄かったユラノト。結果、前半の追走すらままならず後方からの競馬となり、4コーナーでも追い出しを待たされるロス。それでも脚力のあるところを見せて0秒5差6着まで追い込んだが、相手も強かっただけにある程度予想された通りの内容と着順だった。前走後は間隔をあけて立て直され、中間の熱発の影響もなくデキは絶好だし、同馬の能力を高く評価している鞍上ルメールへの乗り替わり。ミエミエすぎるのが逆にツヤ消しだが、この勝負がかりに乗らない手はない。元々素質的にはまだまだ上を目指せる存在。今回は軸馬に推す』という見立て。

先行タイプは多かったが典型的な逃げ馬不在の組み合わせ。レースをリードしたのは前走逃げの手を打って勝ち上がってきた9番キングズアフェアー。今回も抜群のスタートから積極的に主導権を握る。番手に13番ソレイユドパリ、3番手に内から2番ザイディックメア。その後ろに大外から16番サンライズウィズ、軸馬7番ユラノトも互角のスタートから慌てず騒がず好位の5番手で流れに乗る展開。1000m通過62秒6の淡々としたミドルペース。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線。再加速して逃げ切り態勢に入る9番キングズアフェアー。その動きに併せて番手追走の13番ソレイユドパリをはじめ、2番ザイディックメア、さらに軸馬7番ユラノトが一気に襲いかかり、直線半ばでは4頭での追い比べに。しぶとく粘る9番キングズアフェアーだったが、ラスト100mで2番ザイディックメアと軸馬7番ユラノトの2頭に捕らえられて、最後は先に抜け出した2番ザイディックメアが1着でゴール。勝ち馬に迫る勢いだった軸馬7番ユラノトだがアタマ差まで詰め寄ったところがゴールで2着惜敗。3着には粘る9番キングズアフェアーを最後の最後でなんとかクビ差捕らえた13番ソレイユドパリが入線。この結果により、「馬連2-7、1,600円」の的中。軸馬の素質や臨戦過程、さらに展開を考えると必然とも言える結果で、この配当はオイシイところ。ちょっとした「ローリスク&ハイリターン」の的中鞍となった。

他にも土曜東京12R「3歳上1000万下」では馬連&3連複のダブル的中など、土日を通じて的中をお届け。また、勝負鞍ではないものの土曜東京10R「三鷹特別」の馬連、さらに日曜京都12R「3歳上1000万下」での馬連&3連複のダブル的中をゲットし、週ラストの京都12Rを仕留めて利益をさらに上乗せ。週を通じて引き続き好調をキープし、開催2週目も至極順調に推移したと言えよう。

先週の「エリザベス女王杯」同様、今週末の「マイルCS」は充実のメンバー構成で、馬券的な妙味も十二分。絶対に見逃せないG1となる。他にも興味津々の勝負鞍候補目白押し。楽しみにお待ちいただきたい。