11/3 11/4 11/5 5回東京・5回京都・3回福島1日2日目

鬼門の3日間を乗り越えいざ本番へ 〜土曜福島8R・3歳上500万下〜

G1の狭間で行われるG2「アルゼンチン共和国杯」例年、メンバーレベルが高いとは言い難く、今年の出走馬で2017年に限って言えば重賞勝ちがあるのは、6歳のアルバート、3歳馬スワーヴリチャード、セダブリランテスの3頭のみ。当然ながら上位人気となったのはこの3頭。レースは大方の予想通りスローで流れ勝負どころの4角でほぼ一段の上がり勝負。ここで手ごたえ抜群に見えたのは終始内々を回ってきた4番スワーヴリチャード。前が開くと一気に抜け出し後続を2馬身1/2引き離す完勝劇。勝ったスワーヴリチャードだが、東京コースは得意としていたものの、初めての古馬相手に加え、久々、斤量と懸念材料は少なくなかったが、流石はダービー2着の実力馬。元値の違いがハッキリ出た印象のレースだったと言えよう。3着も3歳馬のセダブリランテス。斤量差を考えれば今回は勝ち馬に完敗と言わざるを得ないが、久々を考慮すれば内容的には合格点だった。古馬に関してはだらしないのひと言だが、この2頭に限れば使って良化は間違いなく、今後は古馬一線級相手にどんなレースを見せてくれるか楽しみが増えた一戦だったと言えよう。

今週斬るのは土曜福島8R「3歳上500万下」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは発走直前まで人気が入れ替わる大混戦のなか最終的に3番人気に支持された5番ボナパルトだった。

『ひと言で低レベルの組み合わせ。この程度のメンバーなら、休養明けをひと叩きされた上積み十分で仕上がりの良さが目を引くボナパルトで勝負になる。これが軸馬。前走は久々の実戦でレースでも集中しておらず明らかに仕上がり途上。10着も致し方なし。まだ、現級ダートで5着&10着、芝1400mで2着とクラス実績こそ乏しいが、未勝利で走っていた頃から毎回必ず能力の一端は垣間見せていた馬。このタイプは条件を変えていけば、どこかで大化けする可能性大。デキを上げて初の1700m、更にブリンカーを着用してきた今回あたりその気配濃厚。迷わず狙い撃ち。』という見立て。

レースは、勢いよくスタートした9番エスポワールパレスが周りの出を伺いながら進めるが、外から10番サウンドマジックが押してハナを主張して来たことにより、一旦引いて競り合うこともなく10番サウンドマジック先手を取る。2番手には外7番リネンソング、内は控えた9番エスポワールパレス。以下、15番メイスンスパート、2番マサハヤスターと続きこれら先団を見る形で軸馬5番ボナパルトは6番手の外目を追走。1000m通過が1分2秒8の平均ペースで道中もほぼ隊列変わらず10番サウンドマジックが変わらず流れを作る。これに対し、3番手追走の15番メイスンスパートは手応え抜群でいつでも交わせそうな雰囲気で4角を回り、直線入り口ではアッサリ10番サウンドマジックを置き去りにしここで独走態勢。これ以降、焦点は2着争いに変わるが、交わされた10番サウンドマジックもズルズル後退せず粘りに粘るが、追い出しに掛かった軸馬5番ボナパルトがジワジワと詰め寄り勢い優勢。最後は一馬身抜け出したところでゴールとなった。軸馬5番ボナパルトだが、今日は勝った相手が強かったと言わざるを得ないが初ブリンカーが効いた印象で最後まで集中して走れたことは収穫。今日の競馬が出来ればクラス卒業も時間の問題だろう。この結果により、「馬連5-15、820円」の的中。軸馬は3番人気ではあったが、相手が1番人気。その割に配当も悪くなく、何より購入指示が本線1点目の厚め勝負を推奨したことも功を奏し、見返りの大きい一鞍となった。

年内最後の変則3日間開催となった先週末。他にも重賞を含め金曜福島9Rをはじめ、日曜東京10R「晩秋S」では5番人気メイプルブラザーからサポートにてキッチリとワイド760円を確保するなど弊社らしい的中をお届けした次第。無論、今週から始まるG1・7連戦に向け、安堵している暇などはなく、まずは今週末の「エリザベス女王杯」を皮切りに年末まで的中を積み重ねるよう邁進する所存。会員の方々には、引き続き楽しみにお待ちいただきたい。