1/20 1/21 1回中山・1回京都6日7日目・1回中京3日4日目

危なげのないダブル的中鞍 ~土曜中山6R・3歳未勝利〜

前週の「日経新春杯」と比べると「これが同じG2戦?」と思わせるような頭数以上に豪華な組み合わせとなった「AJCC」。ただし、メンバーの質は上がったとはいえ、それと反比例するかのようにレース内容は少々『お寒い』限り。1000m通過61秒3という、あにはからんやのスローペース。にもかかわらずレース上がりは36秒を切っていない。普通、オープンのレースでこの流れならレース上がりは35秒を切るくらいが相場だ。スローで上がりがソコソコかかるのなら、差し・追い込み型が台頭してくるのが自然。しかし、結果は番手から早めに追い上げたダンビュライトが1着。2着にはスローと見て3コーナーで3番手まで押し上げたミッキースワロー。そして3着はマイネルミラノが逃げ粘った。掲示板まで含めれば4コーナーの着順そのままでゴールという、『お粗末』という以外の言葉が見つからない大凡戦。1、2着馬が伸びしろのある明け4歳馬だったことが唯一の救いでもあるが、今後の古馬重賞戦線において、この「AJCC」が全く参考にならないことだけは確かだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山6R「3歳未勝利」芝2000m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された1番ホリデーモードだった。

『デビューから2戦はひと押し足りず連続2着のホリデーモードだが、2戦とも相手が強かっただけで、後続には4馬身、2馬身の着差を付けているように未勝利クラスでの脚力上位は明らか。特に2走前の勝ち馬は重賞「京成杯」で3着に力走。単純比較で言ってもその馬と3/4馬身差なら未勝利勝ち上がりはもはや時間の問題。発馬良くテンの先行力もあり、競馬に行って注文が付かずレースセンスはかなりのモノ。未対戦の馬もいるがデビューから2戦はいずれも中山での実績なだけに、不安らしい不安は見当たらず、今回のメンバーなら直線でキッチリと抜け出してくるはずだ』という見立て。

レースは全馬互角のスタートから積極的にハナを主張する馬がおらず、軸馬1番ホリデーモードを筆頭に、2番キングジョーカ、6番コスモレリア、12番コスモグラシアスも差がなく横並びになるが、枠順の差で自然体から軸馬1番ホリデーモードがハナを切る隊列。向正面に入り流れが落ち着き、1000m通過63秒4のスローペース。無理に捲ってくる馬も不在だったため、この段階で完全に前有利の流れ。後続を引きつけた緩い流れを作った軸馬1番ホリデーモードに3コーナー過ぎから6番コスモレリアが早めに並びかけ、一旦は先頭に立つも、直線を向いて二の脚を使った軸馬1番ホリデーモードが差し返し、先頭に躍り出る。6番コスモレリアもしぶとく粘り込むが、終始好位内目の4番手で脚を溜めていた2番キングジョーカが6番コスモレリアを楽に交わし坂上から一気に急追。ただ、最後まで脚色が全く鈍らなかった軸馬1番ホリデーモードは危なげなく押し切り、2番キングジョーカは1馬身3/4差まで詰め寄ったところでゴール。3着には最後までしぶとく粘った6番コスモレリアが入線。この結果により、「馬連1-2、1,110円&3連複1-2-6、1,320円」のダブル的中。未勝利戦で力関係を的確に見抜いた快ヒットと言えよう。

他にも冒頭に触れた重賞「AJCC」での「3連複3-7-9、6,440円」の的中や、日曜京都7Rでの「3連複8-9-13、1,010円」の的中など、開催最終週もマズマズ無難に乗り切って見せた弊社予想部。年始の変則日程だったなかで、3週トータル9本の的中をお届けできたことには一定の評価をいただけるものと自負している。

先週末をもって年明け最初の開催も好調のうちに終了。弊社アスコットシステムズは、2018年もまた順風満帆な滑り出しと言ったところ。今週末開幕の1回東京戦といえば、まさしく厳冬期にあたり弊社の稼ぎどころと自他ともに認めるダート戦が主体の開催。当然のことながら、手元には予想部発の、各週ごとの勝負鞍候補が挙がってきている。無論、連続となる2回京都開催。また、続開される1回中京開催についても期待感十二分と断言できる。引き続き今週末の情報提供にご期待いただきたい。