2/10 2/11 2/12 1回東京・2回京都5日6日目・1回小倉1日2日目

週を締めくくる的中鞍 ~月曜東京12R・4歳上1000万下〜

例年以上のメンバーが揃い注目を集めた「京都記念」は、4番人気に推された『遅咲き』クリンチャーの快勝に終わった。レースは大方の予想通りクロコスミアの逃げで1000m通過63秒0の超スローペース。そんな流れにもピタッと折り合っていたのがクリンチャー。好位3・4番手でジッと脚をタメる。3コーナー手前から早めに押し上げて2番手まで浮上するが、そこからのペースアップにスムーズに対応できず、4コーナーでは4番手まで再度ポジションを下げるも慌てず騒がず、という感じ。直線に入ってから馬群の中を割って追撃態勢。直線半ばでは弾かれたような伸びを見せ、最内から先に抜け出していたモズカッチャンを交わし去り一気に先頭へ。外から猛追してきたアルアインを1馬身おさえて重賞初制覇。確かに時計のかかる今の特殊な京都芝も同馬に噛み合ったのだろうが「菊花賞」2着は伊達ではなく、並みいるG1馬たちをナデ切ってみせたのだからその価値は高い。明け4歳世代でまた一頭、楽しみな馬が出てきた一戦となった。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜東京12R「4歳上1000万下」ダ1600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された5番リヴェルディだった。

『リヴェルディの前走は3カ月の休養明けで実績のない中山コース。当時の攻め馬の動きが抜群だっただけに4着は物足りない結果だが、不向きな展開だったしタメが利かせにくいトリッキーな中山はやはり合わないのだろう。替わって今回は持ち味の末脚をフルに発揮できるベストの東京コース。今思えば前走は本番前のひと叩きの印象もあるだけに、久々に力のいる良馬場で走れそうな今回ははっきりと条件好転。4走前の昨年6月には現オープン馬相手に差のない3着と力走した高性能の持ち主。ここは黙って軸馬の期待』という見立て。

軸馬5番リヴェルディはスタートで若干出遅れ。一瞬ヒヤッとさせられたが、すぐに態勢を立て直し気合を付けながら徐々にポジションを上げて中団の位置取り。逃げたのは外から15番サトノダヴィンチ。以下11番アオイサンシャイン、4番アンティノウス、9番パイロキネシストと続く遅めの流れ。直線に入っても前団各馬は粘りを見せる。馬群の中でジッと脚を溜めていた軸馬5番リヴェルディは直線でスペースがなく、スタート時同様、ここでも一瞬ヒヤッとさせられたが、前が空いてから一気に追い上げ、前で粘り込みを図る先行各馬を最後は力でねじ伏せるように交わして1着ゴール。出走メンバー中最速の上がりをマークしての快勝。ダートではまだまだ出世が見込める高性能の持ち主だ。3/4馬身差の2着に9番パイロキネシストが入り、更に1/2馬身半差で3着アンティノウス。この結果により、「馬連5-9、1,670円」の的中。フルゲートの一見大混戦を冷静に分析。適格な軸馬、そして対抗馬選択に徹した予想部。さらにサポートでは妙味十分のワイドも的中させてのダブル的中をお届け。変則3日間開催で取りこぼしも目立ち流れに乗り切れなかっただけに、週を締めくくる最終レースで的中をお届けできたことは、次週に繋がる意味のある的中だったと言えよう。

他にも日曜京都10R「松籟S」の馬連や月曜東京6Rのワイド、さらに重賞「京都記念」での3連複的中など、随所に的中はお届けしているものの、前記の通り、週を通じてみれば変則3日間開催で取りこぼしも目立ち流れに乗り切れなかった開催3週目。会員の皆さまにすれば『欲を言えばキリがないこと』とは知りつつ何か言いたい。それが人情であろう。予想部には今週末以降の課題として「ダメ押しのもう一本」を要望しておく。

今週末のメインは何と言っても弊社においては3連覇がかかるG1「フェブラリーS」。言うまでもなく、ダートに特化した弊社が年明け最初の大一番と捉えるダートG1だ。当然のことだが、会員の皆さまならずとも、いやがうえにも期待は高まる。無論、弊社としても昨年末のG1「チャンピオンズC」で人気薄の激走馬から3連複2万馬券の的中をお届けしているだけに、このG1「フェブラリーS」でもひと味違う攻めどころをお見せする所存。他にも勝負鞍候補が目につく今週末の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。