2/3 2/4 1回東京・2回京都3日4日目

見ていて安心安全の的中鞍 ~土曜東京7R・3歳500万下〜

「東京新聞杯」の通過ラップは3Fから35秒4-47秒6-60秒0~レース上がり46秒5-34秒1。東京コースだとありがちではあるが昨年に引き続き完全なスローからのヨーイドンの競馬。着順をみても1着〜6着まで4歳、5歳馬が独占しているように、こういった根の強さを必要としづらいスローからの瞬発力勝負だと高齢馬にはさすがに分が悪かったか。勝ったのは4歳牝馬のリスグラシュー。440キロ台の牝馬ながら良発表とはいえ緩い馬場をものともせず、直線力強く突き抜けてみせた。レース振りも昨年より格段に良化していただけに、今春の目標でもある「ヴィクトリアマイル」へ順調な滑り出しと言っていいだろう。牝馬で言えばもう一頭。差のない4着まで追い込んできたデンコウアンジュにも注目。これまでは外に出さないと伸びあぐねる傾向にあった馬だが、今回は追い出しを待たされながら馬群を割って伸びてきた。ここにきて安定感が増してきており、これも「ヴィクトリアマイル」出走なら侮れない存在となるだろう。ちなみにこの「東京新聞杯」。弊社においては「3連複3-8-15、4,630円」の好配当的中をお届けした次第。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京7R「3歳500万下」ダ1300m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された13番ミスターメロディだった。

『若駒戦にしてはなかなか粒ぞろいのメンバー構成だが、それを考慮しても近2走現級で2・2着と常にV争いを演じているミスターメロディの中心は揺るがない。これが軸馬。新馬戦を圧勝直後の2走前は勝ち馬が強かったが後続には8馬身差をつけているし、前走にしても右回り&距離1200mと初モノだらけのなか、道中揉まれても0秒1差2着と崩れなかったように単に勝ち運がなかっただけ。500万では一枚上の脚力の持ち主と断言できる。デキも高いレベルで安定しており、今回は新馬圧勝のコースでダートスタートと条件好転。さすがに今回は決めてくれるだろう』という見立て。

レースをリードしたのは内枠から好発を決め、積極果敢にハナを主張した2番ニシノオリーブ。2番手に5番ビレッジキング、その内から1番ナイツブリッジ、3番ソングオブファイアが続き、ほぼ差のない位置に軸馬13番ミスターメロディがこれらを見る絶好のポジションで追走。以下、14番スワーヴポルトス、6番ユニオンローズあたりまでで先行集団を形成。前半3F通過34秒8のハイペース。通常、この流れなら上がりがかかり差し競馬になっても不思議はないが、この日は週中の降雪の影響もあって不良馬場で上がりの速い競馬に。こうなると根の強さが必要とされ、同様の位置で運んで勝負どころで厳しくなった逃げ・先行馬たちを尻目に抜群の手応えで持ったまま軸馬13番ミスターメロディが早め先頭に躍り出る。他馬との脚力の違いを見せつけるかのように後続をグイグイ引き離しにかかり、焦点は2着争いに。脚色鈍る逃げ・先行馬が多いなか、好位から馬群を割って抜け出してきたユニオンローズが唯一軸馬13番ミスターメロディに追いすがるも、2馬身1/2差まで詰め寄るのが精一杯。軸馬13番ミスターメロディは余裕を持って1着でゴール。脚力の違いをまざまざと見せつけた。この結果により、「馬連6-13、380円」の的中。人気サイドでの決着だっただけに地味な低配当ではあるが、週一発目の勝負鞍における一点目の大本線的中という点では一定の評価はいただけるものと自負する。

冒頭の重賞「東京新聞杯」しかり、前週にも特大万馬券をお届けしているように重賞に関しては堅調のひと言。これはこれで問題なし。しかしながら、ここはあえて苦言を呈しておく。一時の「提供=的中」という状態がいかに至難であることは十分に理解しているし、非常に難解なレースが多かった今回の東京・京都開催前半戦だっただけに情状酌量の余地はある。とはいえ、取りこぼしも目立ち、開催前半2週続けて勝負鞍における的中率が落ちている点はやはり問題と言わざるを得ない。予想部にはもう一歩踏み込んだ最大限の奮気を促したい。

いずれにせよ、3連覇がかかる今開催最終週のG1「フェブラリーS」へ向けていい形で向かうためにも、今週末は重要な位置を占める。反転攻勢、大爆発を期す弊社アスコットシステムズに引き続きご期待をお寄せいただきたい。