7/21 7/22 2回福島・3回中京7日8日目・2回函館5日6日目

安心の的中鞍 ~日曜函館7R・3歳上500万下〜

サマーマイルシリーズ第1戦として行われた『中京記念』。 このレースを制したのは1番人気グレーターロンドンだった。そのグレーターロンドンはスタートからいつも通り行く気を見せないが、極端に置かれることもなく10番手で流れに乗る。スタートで逃げ候補のウインガニオンは行き脚つかなかったが、それでもハナを主張し自分の形でレースを進める。ただ、これが災いし、先行した各馬が競り合う形となり思いの外ペースは速く差し馬に有利に流れる。直線に入ると内、外に広がって追い出す各馬だが、先行した各馬はやはり苦しくなり伸び悩む中、マイペースで進めたグレーターロンドンは手応え十分。大きくストライドを伸ばして前を行く馬を次々交わしていく。ラストは先行して最後まで抵抗したロジクライを3/4馬身交わし、見事重賞初制覇となった。今回の勝因は、展開、大外枠と様々だが、パドックではいつも以上に良く見せていたこともありデキも良かった。ようやく賞金を気にしないで秋の大舞台に照準を合わせて調整できる。遅咲きながらようやく完成の域に達した印象。まだまだ活躍できるだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜函館7R「3歳上500万下」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された14番ボードウォークだった。

『前走後は短期放牧でリフレッシュされ、良化顕著なボードウォークが軸馬。前走は発馬で後手を踏み、押して出して行くロスの多い競馬。結果的に差し馬向きのペースになり最後は差されたものの、骨っぽい牡馬相手に0秒1差3着惜敗。栗東からの輸送競馬で馬体も大幅に減っていたように、体調面も下降していたなかでの結果だからその価値は高い。加えて前走の2、4、9着馬は次走で500万を勝ち上がり、5、12着馬も次走で好走。かなりレベルが高かった一戦。立て直されてグンとデキを上げてきたここはまず勝ち負けになるだろう』という見立て。

レースは、外から13番メイショウラクエン、12番デスティネイション、8番ヌンジュリエットなどが先行して行く気を見せるが、更に大外枠から軸馬14番ボードウォークがこれらに並びかけ、最終的に1コーナーを先頭で回りハナを主張。以下、前記先行各馬が差のない好位で追走。人気どころのポジションは6番フィールドステイが好位後方の5番手、10番シンゼンガンプは中団、1番人気の11番バトルスピリッツは発馬で後手を踏んで後方13番手。軸馬14番ボードウォークは特に競りかけられることもなく、1000m通過62秒3のミドルペースでマイペースの逃げ。3角手前までほぼ変わらず淡々と進む展開。3角手前から徐々にポジションを上げてくる後続各馬を尻目に軸馬14番ボードウォークが先頭のまま直線へ。追走していた好位勢の手応えが怪しくなるなか、軸馬14番ボードウォークが後続を突き放す展開となるが、6番フィールドステイがこれに追いすがり、さらに後方から捲り気味に進出して4コーナーでは5番手まで押し上げていた11番バトルスピリッツが一気に脚を伸ばしてくる。脚色の差は歴然で11番バトルスピリッツが最後は粘り込みを図る軸馬14番ボードウォークに1馬身1/2差付突き放し1着でゴール。2着に軸馬14番ボードウォークが粘り、更に1馬身3/4差3着に勝ち馬と同じタイミングで捲ってきた7番ヴィーヴァバッカスが入線。この結果により、「馬連11-14、620円」の的中。日曜一発目の勝負鞍で弊社らしい見ていて安心の的中をお届けした次第。

開催最終週となった先週末。全体を通してみると軸馬3着や対抗ヌケなどが連発し、勝負鞍準パーフェクト達成もあった6月以降、前週まで6割以上の的中率をマークしていた近週と比較すると精彩を欠き、物足りない結果であったことは確かだが、稀に起こりうるエアポケットのようなもの。何より今週から開催替わりで新潟・小倉・札幌に舞台を移すだけに、即反転攻勢するのは過去の歴史を遡っても日の目を見るより明らか。今週末の特別レース登録馬を俯瞰してもなかなか興味深い勝負鞍候補が揃っている。引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。