8/18 8/19 2回新潟・2回小倉7日8日目・2回札幌1日2日目

予想部の好判断が生んだ的中劇 ~土曜小倉9R・小郡特別〜

夏場ローカル唯一のG2「札幌記念」は、4歳馬サングレーザーが内から早めに抜け出し後続の追撃を振り切っての勝利。中距離路線の強力馬たちをおさえての勝利となった。昨年からマイル以下の距離で頭角を現し、昨年秋から重賞で5戦して2勝3着2回5着1回と抜群の安定感。久々の距離だったが前に馬を置いて折り合いを付け易い内枠もプラスだったし、鞍上の手腕も光った好騎乗。展開や流れ、あるいは道中の捌きなどに大きく左右されるタイプではあるが、能力全開ならG1に手が届く可能性あり。距離も克服し、今秋への展望が大きくひらけた一戦と言えよう。1番人気に推されたマカヒキはハナ差2着惜敗。とはいえ、骨折休養明けで昨年秋の「ジャパンC」4着以来だったことを踏まえると上々の内容。実績馬の完全復調も近いと考えていいだろう。展開も向いたとはいえ、この馬本来の後方から鋭く脚を伸ばして得た結果だから納得はいく。アタマ差3着モズカッチャンも海外遠征帰りで久々を考えれば極上の内容。今後も牡馬一線級でも互角の勝負が可能だろう。この「札幌記念」。言うまでもなく弊社は苦もなく的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉9R「小郡特別」芝1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された2番タイセイブレークだった。

『新馬勝ちを含め、芝1200m8戦2勝2着5回8着1回。ここでは格上的存在と言えるタイセイブレークが軸馬。唯一馬券にならなかった一戦にしても超スローペースの完全に逃げ・先行馬有利の流れ。上がり3F32秒8という強烈な脚で差を詰めたがさすがに最後方からでは勝ち負けに加われないのも当然。「展開負け」のひと言に尽きる。毎回展開がカギとなる脚質ではあるが、今回は前半速いラップになりやすい小倉の1200m。事実、小倉コースは5戦1勝2着4回と相性抜群の舞台。持ち時計的にもひとつ抜けており、今の高速馬場も問題なし。地力の違いでアッサリ突き抜けるはずだ』という見立て。

レースは内から4番ラフィングマッチが積極的にハナを切り主導権を握る展開。好発を決めた9番トウカイレーヌがスッと2番手をキープし、以下、12番アイファータレント、1番テイエムイキオイ、6番ティーエスバラ、さらに11番クーファディーヴァあたりも好位で流れに乗り、ここはほぼ差がなく一団で追走。軸馬2番タイセイブレークはこれまで同様、出たなりのポジションで後方から。速い流れが予想されたが思いのほかすんなり落ち着いた流れで、前半3ハロン33秒7のミドルペース。軸馬2番タイセイブレークにとって高速馬場でなかなか前が止まらないこの流れは完全に不利。自分のペースでレースを運び、直線に入っても脚色鈍らず逃げ切りを図る4番ラフィングマッチ。これに追ってきたのは終始番手で脚を溜めていた9番トウカイレーヌのみ。軸馬2番タイセイブレークは3コーナー過ぎから外々を押し上げ、4コーナー10番手から32秒9の上がりを駆使して一気に脚を伸ばすも、さすがに流れが不向き過ぎ。前を行く2頭にまでは及ばず3着まで追い込んだところがゴール。結局ラフィングマッチが逃げ切って1着ゴール。2着に9番トウカイレーヌ、3着2番タイセイブレークの順。この結果により、「3連複2-4-9、1,170円」の的中。馬連的中こそ逃しはしたものの、サポートにてキッチリ3連複をおさえていたあたり、「脚質や展開で取りこぼしもある」と判断した予想部の好判断。おさえとはいえプラス収支を計上。

他にも勝負鞍の土曜新潟10R「岩室温泉特別」を筆頭に、冒頭の「札幌記念」、さらに勝負鞍ではないものの土曜札幌10R「富良野特別」&日曜札幌8R「3歳上500万下」など、弊社らしい的中を随所にお届け。しかし、今回斬った土曜小倉9R「小郡特別」しかり、馬連の取りこぼしや対抗抜けなど、ハッキリ言って先週末に関しては若干精彩を欠いた週と言わざるを得ない。夏場ローカルも残り2週。予想部にはより一層の奮起を要望したい。

大局的に見て流れは途切れていない。今週末の特別戦登録状況を俯瞰しても勝負鞍候補は少なくない。後は結果を出していくだけ。会員の皆さまには、引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。