12/1 12/2 5回中山・5回阪神・4回中京1日2日目

大幅プラス収支計上の的中鞍 ~土曜中京8R・3歳上500万下〜

今週は阪神で2歳牝馬の女王を決める「阪神ジュベナイルフィリーズ」(G1、芝1600m)が行われる。牡馬相手の重賞を大楽勝し、現状2歳女王に最も近いと目されていたグランアレグリアが翌週の「朝日杯FS」に出走するため、少々話題性に欠けるが、新馬戦でそのグランアレグリアの2着に力走し、負けず劣らず高い評価を得ているダノンファンタジーを筆頭に、「アルテミスS」勝ちのシェーングランツ、同レース2着のビーチサンバ、「新馬」→「アイビーS」と連勝を決めて土付かずで底を見せていないクロノジェネシスなど、なかなか粒ぞろいのメンバー構成。グランアレグリアが不在とはいえ、全体レベルは決して低くない。うら若き少女たちの熱い戦いに注目したい。海の向こう目をやると、香港国際競走が12月9日(日)、シャティン競馬場で行われる。今年も多数の日本馬が参戦予定となっており、日本でも馬券を買うことが可能になっただけに、そちらの方も目を離せない一戦と言えそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京8R「3歳上500万下」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは直前まで人気が入れ替わる上位拮抗のなか、最終的に2番人気に支持された2番ダノンスパークだった。

『依然として発馬に課題を残すダノンスパークだが、芝、ダート問わず、現級では再三勝ち負けに加わっているように、脚力自体は上位の存在。前走にしても発馬で後手を踏み、途中から捲っていく強引な競馬。さすがに最後は脚があがったが4着に粘ったのが地力上位の証。およそ1年半以上もの長期休養明けがあっただけに時間を要したが、前走に復調の気配がアリアリ。ここはローカルの平場で手薄な組み合わせ。このメンバーに入れば明らかに脚力は一枚上。未勝利勝ちの舞台で条件好転の今回は軸馬に推す』という見立て。

レースは外から13番メイショウダブルが抜群のスタートを決めて馬なりのままハナを切るが、同様に内枠からスタートを決めた軸馬2番ダノンスパークも負けじと押して出して行き、枠順の差で軸馬2番ダノンスパークがハナを切る展開。無理に主張せず13番メイショウダブルは番手におさまり、その後ろに9番メイショウゴテツ、4番ニコール、さらに1番テイエムマンカイ、12番ショウナンマシェリ、7番コウセイマユヒメ、5番シゲルマツタケとこのあたりまでが一団で先行集団を形成。向正面に入っても極端にペースを落とさず淡々と逃げた軸馬2番ダノンスパークが作った流れは、36.7-49.7-62.3~上がり51.2-38.1。スロー寄りの絶妙なミドルペース。隊列変わらずやや縦長のまま3コーナーへ差し掛かるが、ここから後続各馬も一気に前との差を詰めにかかり、馬群が凝縮して4コーナーから直線へ。道中、絡まれることなく終始マイペースの逃げを打てた軸馬2番ダノンスパークが直線に入って追い出されると、二の脚を使って後続との差を広げにかかる。これに追いすがるのは先行勢の中から抜け出してきた12番ショウナンマシェリと5番シゲルマツタケ。さらに外から7番コウセイマユヒメも脚を伸ばしてくるが、直線半ばの段階で3馬身、4馬身とさらに差を広げた軸馬2番ダノンスパークは完全にセーフティーリード。そのまま押し切って1着でゴール。早めに仕掛けて2番手で粘っていた12番ショウナンマシェリが後続の追撃を凌いでそのまま2着を死守。3着には1馬身差で5番シゲルマツタケが入線。この結果により、「馬連2-12、5,010円」の的中。唯一、懸念材料だった発馬が決まったことで、軸馬に関しては終始安心して見ていられたし、「デキ良く先行できれば粘り込み可能」と読み切って8番人気と低評価に甘んじていた12番ショウナンマルシェを対抗馬指名した予想部の好プレーだった。

今回斬ったこのひと鞍だけでも大幅なプラス収支を計上したが、他にも土曜中山11R「ステイヤーズS」はもちろんのこと、「チャンピオンズC」で同レース3連覇を達成。さらに勝負鞍においても日曜中京12R「鳴海特別」で馬連好配当的中をお届けするなど、連日的中を量産し、本年度最終となる中山・阪神・中京開催開幕週で抜群のスタートダッシュを決めた弊社アスコットシステムズ。今週からの残り3週は週を重ねるごとにさらに的中鞍を増やし、年末の大勝負に繋げていく所存。引き続き、今週末にアツいご期待をお寄せいただきたい。