2/2 2/3 1回東京・2回京都3日4日目・1回中京5日6日目

サポートによる貴重な的中鞍 ~土曜京都7R・4歳上500万下〜

良く言えば『群雄割拠』、悪く言えばどれも『ドングリの背比べ』という感じの組み合わせとなった先週の「東京新聞杯」。インディチャンプ・レッドオルガという重賞未勝利馬によるワンツー決着となった。以下サトノアレス・ロードクエストの5歳、6歳馬が3・4着。そして5着に4歳タワーオブロンドンという結果。傑出馬不在のマイル路線なだけに、これからのG1戦線を盛り上げる意味でも期待された4歳馬レイエンダは8着。枠順の関係もあるのだろうが、「この組み合わせなら…」と期待できる素質馬だっただけに少々肩透かしな印象だ。再三、この場でも触れている「現4歳世代最強説」だが、やはりこのレースも勝ったのは4歳馬インディチャンプ。ただ、今回の2〜4着馬までが5歳、6歳馬だったように、芝マイル路線に関して言えば世代間レベル云々は早計。古馬で多くのタレントが存在することを明確にしたと言っていいだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都7R「4歳上500万下」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された9番クインアマランサスだった。

『間隔のあいた前走をひと叩きされ、型通りデキを上げてきたクインアマランサスが軸馬。その前走は勝ち馬にこそ上手く逃げ切られたがクビ差まで詰め寄ったのは同馬だけで、後続には3馬身1/2差。やはり現級では地力上位の一頭だ。安定感抜群のレース振りでダートではまだ掲示板を外していないし、現級勝ちはもとより、1000万でも3、4着に力走してきた実績の持ち主。逆に言えば相手なりで取りこぼしもあるタイプではあるが、ここはその点を差し引いても十分おつりがくるであろう組み合わせ。さすがに取りこぼしは許されない力関係なだけに、引き続き手の合う鞍上の今回はキッチリ決めてくれるはずだ』という見立て。

好発からハナを主張したのは内から3番ダンツクレイオー。番手に5番マーブルフレンテが続き、その後に10番シンコーメグチャン、1番ナムラキヌ、4番カリンカなどまでほぼ差はなく好位勢がごった返して追走。それら先行勢を見る位置取りで軸馬9番クインアマランサスが外目6番手で続き1コーナーへ。一旦は先行争い激化に思われたが、2コーナー手前で隊列が決まり、向正面に入りペースが落ち着いて1000m通過62秒3のミドルペース。道中、特に大きな動きもなく淡々とした流れのまま直線へ。ハナ切って先導していた3番ダンツクレイオーの手応えが早々にあやしくなり、替わって好位から徐々にポジションを上げて行った10番シンコーメグチャンが先頭に立つ。しかし、その一列後ろで脚を溜めていた1番ナムラキヌが追い出しを開始すると一気に前を捕らえて先頭へ躍り出て後続を突き放しにかかり、そのまま1着ゴール。2着には早め先頭からしぶとく粘った10番シンコーメグチャンが入り、軸馬9番クインアマランサスはジリジリと差を詰めるも、意外にも伸び切れず2着馬にクビ差迫ったところがゴールで3着まで。この結果により、「3連複1-9-10、500円」の的中。軸馬が伸び切れず3着だっただけに馬連とのダブル的中こそお届けできなかったが、軸馬の相手なりの脚質を踏まえ、サポートにて3連複購入に踏み切ったことによる貴重な的中鞍となった。

開幕週を上々の首尾でスタートし、開催2週目で期待の大きかった先週末。他にも日曜東京9R「ゆりかもめ賞」の馬連や、勝負鞍ではないものの日曜中京11R「納屋橋ステークス」の馬連など、弊社らしいそれなりの的中はお届けしているものの、残念なことに今回斬った土曜京都7Rでの軸馬3着しかり、ハナ差、クビ差で好配当的中を取りこぼす、精彩を欠く週となってしまった。予想部には猛省を促すと共に、レース選定はもちろん、対抗馬選定にもより一層精査した勝負提供をお願いしたい。

いよいよ2週間後に迫った今開催最終週のダートG1「フェブラリーステークス」。弊社においては3年連続好配当的中をお届けしているゲンの良いG1で今年は4連覇の偉業をかけて臨む一戦となる。昨年から続いていた勢いが途切れた先週末だが、時折あるエアポケットのようなもの。翌週の大一番に良い流れで臨むためにも、反転攻勢を期す今週末の提供にはアツいご期待をお寄せいただきたい。