3/30 3/31 3回中山・2回阪神3日4日目

開催2週目も大過なし ~日曜阪神8R・4歳上1000万下〜

1000m通過61秒3~レース上がり47秒3-35秒5=2分1秒0という、スローペース&条件戦並みの凡タイム決着となったG1「大阪杯」。その原因の90%以上は川田ジョッキー=キセキにあると断じるのは酷だろうか。昨年秋のキセキといえば、主導権を握り、澱みのないハイラップで後続に脚を使わせて地力勝負に持ち込むパターンだった馬。鞍上・川田ジョッキーの持ち味もまた強気の先行策でもあるはず。その川田=キセキがハナを主張せず(行きたくても行けなかった可能性は否めないが)、番手に控えての追走。極端なペースダウンにもハナを切ったエポカドーロをガッチリマークしてジッとしているだけ。結局、そのまま流れに任せた形で4コーナーからスパート。確かに、番手からの競馬にも難なく対応し、クビ差2着は立派のひと言。地力の成せる業とはいえ、ここまで優等生のレースを見せられるとは思わなかった。騎手もいろいろと考えたうえでのポジショニングだったのは当然だが、競馬ファンとしては、せめて戦前、大半のファンが想定していた『自分の競馬』くらいはして欲しかったのが本音。結果的にレースの幅が増えて全く悲観する内容でもないが、今回のような番手で折り合いをつけるソツのない競馬にシフトしていくと、G1レベルだと「崩れないが2、3着止まり」が続く可能性も。そんな気がしてならない一戦だった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神8R「4歳上1000万下」ダ1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位で人気割れのなか、最終的に1番人気に支持された15番バーニングペスカだった。

『1000万への昇級後も1/2馬身差2着、0秒1差3着と常に上位争いに加わっているバーニングぺスカが軸馬。前走はおよそ3カ月振りの休養明けでも断然の支持を集めたが、最後にひと伸びを欠いたあたり、余裕残しの調整で仕上がり途上だったことが一番の敗因。それは陣営も認めていることだし、課題の発馬が決ったことで悲観の色は一切なく、むしろ今回はクラス突破に手応えを感じての一戦。久々を叩かれて攻め馬の動きは確実に前走以上。ここは絶大の信頼を寄せたい』という見立て。

レースは外から抜群のスタートを決めた14番スーパーモリオンがそのまま行き切りそうだったが、内から7番エネルムサシが主張してきただけに、ハナに固執する感じもなく、これに譲って番手追走。レースを先導したのは7番エネルムサシ。以下、前を行く2頭と差のない3番手に16番ペルペトゥオが続き、軸馬15番バーニングぺスカ、9番デザートストームの人気2頭もこのあたりで流れに乗る。3F通過35秒0という平均的な流れに持ち込んだ7番エネルムサシ。4コーナー〜直線でも手応え良く映ったが、テンに無理してハナを主張した影響からか、直線に入って追い出してからの伸びは今ひとつ。替わって終始2、3番手で追走していた14番スーパーモリオンと16番ペルペトゥオがグイグイ脚を伸ばしてくる。2頭の追い比べで先頭に立ったのは16番ペルペトゥオ。これに14番スーパーモリオンも追いすがってしぶとく粘るが、ラスト100mからその一列後ろにいた軸馬15番バーニングぺスカ、9番デザートストームの2頭が急追。早めに抜け出した16番ペルペトゥオには及ばなかったが、接戦の2着争いを制したのが軸馬15番バーニングぺスカ。ハナ差の3着に9番デザートストーム、さらにクビ差4着に14番スーパーモリオンが入線。この結果により、「馬連15-16、2,810円」の的中。弊社と弊社の会員の方々にとってはまさに『会心の一撃』となった。「安心&安定のアスコット」は自他共に認めるところだが、「更に爆発力が加われば」との声は常日頃、聞こえていた。ある意味では相反するふたつの要素だが、前週の好配当的中しかり、2週連続でその両立を成し遂げた見事な的中鞍と言えよう。『安心・安全、そして爆発力のアスコット』を証明する週末となったことは間違いなかろう。改めて会員の皆さま、本当におめでとうございました。

他にもイチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜中山9R「安房特別」の「馬連1-10、1,360円」の的中や重賞での万馬券的中など、先週も随所に好配当的中をお届け。土曜日こそここ最近では珍しくチグハグな提供ではあったが、即立て直し、日曜に連勝をお届けした先週末だった。

いよいよ今週末に迫った牝馬三冠の第一弾「桜花賞」。競馬の季節はいよいよクラシック、そしてG1シリーズに突入していく。まずは史上稀に見る大混戦と謳われる「桜花賞」。しかし、それですら今の弊社にとっては大きな障壁とはならない。淡々と、そして易々と的中を積み上げて行く過程のひと鞍にしかすぎない。潤沢となった軍資金を懐に抱き、今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。