5/25 5/26 2回東京・3回京都11日12日目

イチオシ鞍での的中劇 ~日曜京都8R・4歳上1000万下〜

「3歳重賞馬連5%UP」や今週末から始まる「2歳単勝5%UP」など、JRAのイベント的な例外こそあれ、ダービーも朝一番の未勝利戦も馬券の控除率は一律25%だ。従ってどのレースを的中させたところで10倍は10倍。ダービーだから特別に12倍になるということはもちろん、ない。ならばより獲りやすいところで勝負する、それが馬券の鉄則。先週の目イチ勝負は日曜日の午後、早い時間にやってきた。

そのレースは日曜京都8R「4歳上1000万下」ダ1400m。週イチオシ鞍と断じて提供に踏み切ったこのレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された1番ロイヤルバローズだった。

『今週イチオシの勝負鞍。現級への昇級後は体調も整わず、行きたがる気性が災いし、全く競馬にならなかったロイヤルバローズだが、再度立て直され、距離を1400mに短縮した2走前が一変の走りで逃げて0秒1差3着に力走。距離2度目で慣れも見込めた前走は番手からの競馬でしっかり脚を溜められたことで2着馬に0秒8差付ける圧巻の勝ちっぷり。元々、初ダートとなった未勝利勝ちが素質の高さを存分に示した勝利で500万なら前走程度走れて当然の脚力の持ち主。今回も明確な逃げ馬がいるだけに、前走同様、好位の内々でしっかりタメを利かせられるし、昇級戦とはいえ時計面の見劣りも一切なし。中間の動きからもさらにデキを上げてきた印象もあるだけに連勝も十分可能だろう。素質は一枚上で先々は上でも勝負になるレベルの馬と判断しているだけに人気でもここは当然の軸馬指名だ』という見立て。

レースは好スタートを決めた9番スズカフェスタがハナを主張するも、互角のスタートを決めた15番クリノキングが外から並びかけ、10番バシレウスライオン、6番クリムズンフラッグも前を行く2頭から差のない好位3、4番手を追走。軸馬1番ロイヤルバローズは無理に前を追いかけることなく、周りの出方を伺いながら、内々の好位後方6番手でじっくり構える位置取り。人気どころでは8番グローリーグローリも軸馬と同様のポジションで流れに乗り、14番レガーロは発馬で立ち後れ、後方からの競馬。最終的に15番クリノキングが先導する形で600m通過34秒9というこのクラスにしてはまずまずのハイペース。勝負どころの3コーナー〜4コーナーでは馬群が詰まり一団になりつつも隊列はさほど変わらず、澱みのない流れで直線へ。番手に控えた9番スズカフェスタが15番クリノキングを交わして一旦は先頭に躍り出るも、徐々にポジションを上げて4コーナー3番手で直線に向いた8番グローリーグローリが外から一気に脚を伸ばして先頭へ躍り出る。終始ロスなく立ち回った軸馬1番ロイヤルバローズもこれに追いすがるように脚を伸ばして先に抜け出した8番グローリーグローリに一完歩ずつ差を詰めるも1馬身差まで詰め寄ってから脚色が一緒になり、そのまま差を詰め切れずにゴール。1着8番グローリーグローリ、2着軸馬1番ロイヤルバローズ、3着9番スズカフェスタの順で入線。この結果により、「馬連1-8、600円」の的中。結果的に人気サイドでの決着となったが、週イチオシの勝負鞍ということで、会員の方々には大いに喜んでいただけた様子。前週に続いて弊社のメールボックスには多くの喜びの声が寄せられている。

無論的中はこの1鞍だけではない。重賞でも的中をお届けし、勝負鞍でも日曜東京6R「3歳500万下」でも対抗1点目の大本線で馬連的中に加えて、サポートでも3連複とのダブル的中をお届けして全く危なげなし。確実な的中を生命線とする弊社にとってみれば、この鞍も決して見逃すことはできなかった。ただし、そんな先週の提供レースの中にも反省すべき点はある。想定外の伏兵馬の激走にあった土曜東京7Rの対抗ヌケはともかく、土曜京都6Rだ。軸馬は現級ならばいつ勝ち上がっても驚けない馬。とはいえ、レースでは弊社らしからぬ凡走と燦々たる結果。当然、土曜日は的中をお届けできなかったわけだが、常々言っているように、これが「クビ差・ハナ差での取りこぼし」、または勝ち負けに加わりながらの結果ならまだ納得もいくところ。対抗馬同士での好配当決着だったようにレース選定に間違いはなかった。それだけに「軸馬選定でのツメの甘さ」を露呈した形。これは決して結果論ではない話。ここまでの流れからも期待が大きかっただけに、会員の皆様はさぞ肩を落としたことだろう。厳しいようだが「獲れるレースを落としたこと」に対し、今回斬った京都8Rとは逆に予想部に苦言を呈したい。

今週末からは東京は引き続き開催されるが、関西では京都から阪神へ舞台を移す。この時期から夏競馬にかけて出走馬の質は一枚落ちてくるし、例年であればクラス再編成により降級組が幅を利かす時期ではあるが、今年から降級制度が撤廃され、3歳との混合となることで既存の500万は1勝クラス、1000万は2勝クラス、1600万は3勝クラスへとレースの名称も変更となる。降級制度の撤廃により、より一層、力関係の比較が困難となるが、その反面、各クラスで勝ち鞍のある明確な力量上位馬が不在となることで馬券的妙味は増加するし、一番最初に記した通り控除率は変わりなく25%。そして、馬券の勝負どころはむしろこれまで以上に増える。特にこれまで同様、高回収率を計上しているダート戦においては、今開催も勝負どころを用意している。春競馬の勢いそのままに突き進む弊社予想部に引き続き多大なるご期待を頂きたい。