5/4 5/5 2回東京・3回京都5日6日目・1回新潟3日4日目

獲れるところは獲り尽くす ~日曜新潟7R・4歳上500万下〜

「NHKマイルC」のラップは3Fから順に33秒9-45秒8-57秒8~レース上がり46秒6-34秒6。もちろん遅くはないが、高速決着続出の今の府中マイル戦、しかもG1としては決して速いものではない。平均ペースの府中マイルは100%の地力勝負。勝っても負けても展開&流れは理由にならない。要するに強ければどこにいても来るし、弱ければどれほど好位置に見えても来ない、ということ。それを踏まえると坂上から抜群の伸びをみせた3頭、アドマイヤマーズ、ケイデンスコール、カテドラルの3頭の地力はこの世代のマイルでは最上位の証。着差をみてもどれが『抜けた存在』ということではないが、この3頭、マイル戦においては引き続き今後の動向に注目したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟7R「4歳上500万下」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された8番カラリエーヴァだった。

『ダートに路線変更してから5、3着と適性の高さを示しているカラリエーヴァが軸馬。初ダートとなった2走前こそ出遅れて後方からの競馬となったが、それでもきっちり脚を使って5着まで押し上げた内容は上々。前走では一転し、発馬を決めて番手からの競馬で強敵相手に0秒1差3着とダート2戦目でレース振りも良化。さらに、それら2戦はいずれもかなり好メンバーが揃っていた組み合わせで、相手に恵まれた好走でないことも確か。今回は新潟へのコース替わりとなるが、芝で左回りの競馬も経験しており、コース替わりは不問。むしろ先行力を活かせる新潟コースはプラスになる可能性が高いだけに、ダート3度目の今回は押し切りが期待できるだろう』という見立て。

レースは好発を決めた6番レンブランサと軸馬8番カラリエーヴァの人気2頭が横並びで主導権争いとなるが、枠順の差で内にいた6番レンブランサが逃げる展開。軸馬8番カラリエーヴァは口を割って行きたがる素振りを見せ、多少折り合いを欠くものの、2コーナー〜向正面に入ってようやく落ち着き、2番手で流れに乗る。差がなく3番手の外に10番トモジャプリマ、1馬身後ろに4番ホウオウサマンサ、9番ラヴノット、2番ジッパーレーンが好位追走。1番ヤマイチジャスティ、11番サンマルリトリートは中団でジックリ脚を温存。37.4-50.4-62.6~上がり51.0-38.6という平均ペース。軸馬8番カラリエーヴァは、無理に前を追いかけず、早めに押し上げた10番トモジャプリマを先に行かせて、理想的な3番手で3コーナーへ入り、このあたりから抜群の手応えのままジワッと進出を開始。4コーナー手前から10番トモジャプリマに早めに押し上げられ、逃げた6番レンブランサには厳しい展開だったが、直線に入り、二の脚で10番トモジャプリマを振り切って粘り込みを図る。これを目標に追い出しを開始した軸馬8番カラリエーヴァが一気に追い上げ、馬体を併せての追い比べに。一旦は2頭が抜け出しマッチレースなるかと思われたが、道中のツケが最後に響いたのか、6番レンブランサの脚色が鈍り、替わって1番ヤマイチジャスティが中団から猛然と追い上げる。6番レンブランサを競り落とし、先頭に立った軸馬8番カラリエーヴァは最後までしぶとく脚を伸ばして1着でゴール。2着には外から追い込んだ1番ヤマイチジャスティ。最後の最後で脚を伸ばしてきた11番サンマルリトリートが内で粘る6番レンブランサを交わして3着でゴール。この結果により、「馬連1-8、1,640円」の的中。前2週のような好配当ではなかったものの、対抗2点目の本線による的中ということで会員の方々にはまずまず喜んでいただけたようだ。

他にも土曜京都7Rの3連複、同じく土曜新潟8Rの馬連&3連複など、先週末も手堅く的中をお届け。勝負鞍における的中率75%は簡単に達成できる数字ではない。そう自負している。加えて東京G1・5連戦の一発目となった先週末の重賞「NHKマイルC」。「逃げ・先行馬揃いでタイトな流れになるであろう今年はタフな戦いが見えているし、週中までの降雨の影響に加え、前日のゲリラ豪雨により、そのタフさに拍車をかけた印象もある。その意味でスピード色の濃い馬を中心に据えるのは少々心もとない」と分析し、弊社が指名した軸馬は2番人気の17番アドマイヤマーズ。『1800m、2000mの前2走は2、4着だが、G2、G1で0秒2差、0秒4差に踏みとどまったのは地力の高さ故。決して悲観するような内容ではなかった。前走からここへのローテーションは当初からの予定通りの臨戦だし、2歳王者でマイルは4戦全勝のベスト距離。不安より期待の方が大きい。ここも前々の位置取りとなるだろうが、流れに応じた競馬ができるタイプ。手の内に入れている鞍上も心強く、下手な小細工をせず力でねじ伏せるレースをすれば自ずと結果はついてくるはず。実績通りの快走を期待したい』という見立て。これがものの見事に外から地力でねじ伏せる競馬で快勝。7番人気だった10番カテドラルを対抗2点目評価とし、14番人気2着と力走した18番ケイデンスコールも抜け目なく対抗馬に取り上げており、「3連複10-17-18、97,390円」の特大万馬券を的中。3連複勝負の弊社にとって万馬券的中こそ、さして珍しくもない的中だが、これほどの高配当はなかなかお目にかかれないだけに、正直なところ『笑いが止まらない』状態。会員の皆さまには、改めてお祝いを申し上げたい。本当におめでとうございました。

今回斬った「日曜新潟7R」しかり、この場でも常々書いているように、アスコットにとってローカルは稼ぎどころということもお分かりいただけたに違いない。今週末以降も東京・京都は言うに及ばず、新潟にも勝負鞍候補は少なくない。獲れるところはどこのどんなレースでも獲り尽くすのが弊社の身上。引き続き提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。