9/17 9/18 4回中山・4回阪神3日4日目

精度の高さを実証する的中鞍 ~日曜阪神8R・3歳上500万下~

「ローズステークス」(阪神、芝1800m)は4コーナー10番手にいたシンハライトが大外から追い込みを決めて制覇。1番人気に応え、「オークス」に続き「秋華賞」へ王手を掛けた。前が残る馬場で一瞬はヒヤッとしたが、重馬場で唯一33秒台の上がりを使い、一気に追い込んできたのだから恐れ入った。馬体重の14キロ増が象徴するように、ひと夏を越して大きく成長した様子。順調にいけば、本番でも当然有力だろう。ただし、シンハライトは別格としても重馬場に脚をとられて力を発揮できなかった馬もいるはずで、他馬に関して言えば、この結果が即、本番につながるとは考えづらい。本番を見据えて余裕づくりの馬が多かったように、これから大きく変わってくる馬もいそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神8R「3歳上500万下」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された4番ビスカリアだった。

『自身以外のほとんどの馬が逃げ・先行型という、ひとつ間違えば乱ペースも考えられる組み合わせ。脚を活かす自分の型がある馬なだけに毎回展開がカギとなるビスカリアだが、組み合わせから言ってここは同馬以外に軸馬は考えられない。しかも、降級馬でここでは断然と言える決め手の持ち主。久々の前走でも不得手な小回りながら脚を見せたが、やはり広いコースが向いている脚質であることは間違いなく、阪神コースに舞台が替わるのはプラス材料。1000万でも勝ち負けしていた決め手を信頼し、直線一気の差し込みに期待したい』という見立て。

好枠から3番キタサンコンサートが果敢にハナを主張し、外から14番マッシヴランナー、12番タマモセナター、6番ディープオーパスがこれに続き好位集団を形成。後方からの末脚勝負の軸馬4番ビスカリアは今回もいつも通り、ソロッと出たなりに後方からの追走。前半1000m62秒6のミドルペース。型通り3コーナーすぎからペースアップで後続各馬が進出開始。3コーナーから外目を徐々に進出を開始したが軸馬4番ビスカリアは4コーナーでは好位勢を射程圏内に捕えた7番手まで押し上げ、勝負どころの直線へ。逃げた3番キタサンコンサートが余力十分に追い出しを開始し、徐々にその差を広げにかかる。思いのほか伸びあぐねた先行勢を尻目に、大外に持ち出した軸馬4番ビスカリアが一気にこれら先行勢を飲み込む末脚で一完歩ずつ差を詰めにかかる。ラスト100mの段階で楽々2番手に浮上するも、前半のセーフティーリードの差で逃げた3番キタサンコンサートが1着でゴール。軸馬4番ビスカリアは2馬身差まで詰め寄るもここまでが精一杯の2着。3着には6番ディープオーパスが入線。この結果により「馬連3-4、2,060円」の的中。軸馬候補が5指に余るレースのなか、的確な軸馬選定で好配当をゲットし、まさに精度の高さを実証する的中鞍となった。

開催2週目となった先週末。他にも土曜中山12R、日曜阪神10Rなど、肝心要の勝負どころをキッチリものにして4戦3勝と準パーフェクト。加えて開幕週に引き続き軸馬【3・1・0・0】と2週連続連対率100%。的中連打で正直、どの鞍を斬るべきか、非常に迷う週となったがそれは嬉しい悩み。今開催最終日に控えるこの秋一発目のG1「スプリンターズS」に向けて右肩上がりは好材料。流れは確実に来ている。今週以降も先週末以上の結果をお届けすべく、獲れるところは根こそぎ全て獲り尽くす所存。多大なるご期待のうえ、引き続き今週末をお待ちいただきたい。