8/12 8/13 2回新潟・2回小倉・1回札幌5日6日目

難解な一戦を読み切っての的中劇 ~日曜新潟9R・麒麟山特別~

サマーマイルシリーズ第2戦「関屋記念」(新潟、芝1600m)は、7番人気のマルターズアポジーが積極的にハナを切り、そのまま逃げ切って快勝。今年2月の「小倉大賞典」以来、3つ目の重賞制覇を飾った。内枠から好スタートを切って主導権を握り、特に絡んでくる馬もおらず、そのままの態勢で直線に入り、まんまとマイペースに持ち込み、2番手から脚を伸ばしたウインガニオンに1馬身1/4差をつけてゴールした。勝ちタイムは1分32秒2。速い決着になりやすい同レースなだけに、特筆するタイムでもなく、例年より若干速めの決着。スローペースだったことを思うと、上がり34秒3というのはやや物足りないか。今年のこの「関屋記念」、完全に前残りの結果で位置撮りが明暗を分けたように、流れ次第で着順はガラリと変わってきそうで、秋の展望など先々云々を判断できる一戦でないことだけは間違いなさそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟9R「麒麟山特別」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗のなか、最終的に1番人気に支持された14番コパノアラジンだった。

『なかなかの好メンバーが揃ったハンデ戦だが、現級勝ちの地力はもちろん、軽いダートがベストのコパノアラジンを中心視。これが軸馬。前走は1000万クラスのなかでもかなり強敵揃いの組み合わせだったが、0秒4差5着に好走できたように、ここにきての地力強化は顕著。ここは行きたい馬が多く、どの馬が引っ張る流れにせよ、好位で脚を溜められる同馬に展開面もドンピシャ。前走から一旦間隔をあけて再仕上げとなったが、この中間も力感十分な動きを披露しており出走態勢は万全。 ハンデも妥当で500万圧勝の舞台ならここで4勝目も十分可能とみた』という見立て。

互角のスタートから積極的にハナを切ったのは大方の予想通り12番カルムパシオン。これに5番オーサムレジェンド、9番ソルプレーサ、6番ペガサスシャーイン、2番トレンドラインなど複数の馬たちが先行するが、同様に出して行った軸馬14番コパノアラジンが、1コーナーまでに外から2番手に浮上し、そこで流れに乗る。5番オーサムレジェンド、9番ソルプレーサがこれに続き、以下、6番ペガサスシャーイン、2番トレンドラインまでで先行集団を形成。1000m通過62秒4のミドルペース。向こう上面でも大きく隊列変わらず、全馬一団で淡々とした流れとなったことで、4コーナーも手応え十分に回ってくる逃げ・先行馬たち。こうなると後方待機組の出番はなし。逃げた12番カルムパシオンが脚色も大きく鈍ることなく粘り込みをはかるが、終始これをマークする形で番手追走していた軸馬14番コパノアラジンが、直線半ばで12番カルムパシオンを捕らえ、最後は1馬身3/4差を付けて1着でゴール。2着には逃げ粘った12番カルムパシオン、3着に4コーナー4番手から脚を伸ばした6番ペガサスシャーイン。この結果により、「馬連12-14、1,580円」の的中。そう大きく力差のないハンデ戦を展開を含めきっちりと読み切り、「ハナを切れれば相当しぶとい12番」としっかりと対抗馬指名しての勝利馬券だった。

他にも週イチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜札幌10R「HTB賞」など、2本の的中をお届けした先週末。取りこぼしもありまだまだ完全復調とはいかなかったが、それでも歯車が噛み合えば、連戦連勝も十分現実的な内容だったことは間違いない。いよいよもって夏競馬も佳境に入ってきたが、残り3週勝負更なる勝負を賭ける所存。引き続き今週末にアツいご期待をお寄せいただきたい。