9/14 9/15 9/16 4回中山・4回阪神3日4日5日目

~変則開催を締めくくる的中鞍 月曜阪神10R・ウォッカカップ~

3日間開催となった秋2週目のメインは、阪神が秋華賞トライアル「ローズS」。中山は菊花賞トライアル「セントライト記念」だった。「ローズS」を制したのは2歳女王ダノンファンタジー。「セントライト記念」の方は「ダービー」で大逃げを打って15着惨敗から巻き返したリオンリオン。ダノンファンタジーは2歳G1馬で「桜花賞」4着&「オークス」5着、リオンリオンは「ダービー」こそ大敗したとはいえ、前哨戦のG2「青葉賞」の勝ち馬。こと、今回のメンバーではどちらも実績的に抜けている1番人気馬。ともに終始全く危なげなく、簡単に勝ち切った。完勝と言えば完勝だが、悪く言えば「面白くもおかしくもない」勝ち方。しかし、本当に強い馬がしっかり仕上げられ勝つことだけに徹するレースをするとこうなる、という好例でもある。『華麗な逃げ切り』や『驚異の追い込み』は確かに面白い。が、その反面モロさも確実に同居している。強い馬が当たり前のレースをすると競馬はつまらないもの、なのだ。この前哨戦を制した2頭は本番でも有力候補であることは疑いようのないところ。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜阪神10R「ウォッカカップ」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された9番ワンダーウマスだった。

『この組み合わせなら一枚上の脚力あるワンダーウマスが軸馬。今回休養明けとなる同馬だが、この中間は坂路を中心に順調に乗り込まれ、最終追い切りでも騎手騎乗とはいえ、馬なりで半マイル50秒7の自己ベストをマーク。割引は一切必要なく、休養前でもクラス突破のメドが立っていたように、5歳になってようやく完成されてきた印象だ。相手も手ごろでデキに関して不安がないだけに額面通りの評価でOK。まず勝ち負けになるはずだ』という見立て。

レースは大方の予想通り、内から好発を決めた6番マイネルオスカルが積極的にハナを主張。13番ギラーミンも外から勢いよく6番マイネルオスカルに並びかけるも枠順の差で2番手。人気の3番ゲンパチルシファーが好位3番手をキープし、以下、2番メモリーコウ、4番レコンキスタの順。軸馬9番ワンダーウマスは行き脚こそ今ひとつだったが、それでも馬の行く気に任せて好位後方6番手を追走。1000m通過62秒7の澱みのないミドルペースとなり、かなり縦長の隊列に。3コーナーを過ぎても一気のペースアップもなく、隊列変わらず4コーナーにさしかかり、ここで終始好位追走していた2番メモリーコウが絶好の手ごたえのまま馬なりで外から進出。直線に入り、逃げる6番マイネルオスカルに楽に並びかけて早め先頭に躍り出る。これを目標に軸馬9番ワンダーウマスも脚を伸ばし、2番メモリーコウを捕らえにかかるが2番メモリーコウの脚色もなかなか鈍らず、最後は1馬身1/4差詰め寄ったところでゴール。勝負どころで置かれた1番人気の3番ゲンパチルシファーだが直線で再度盛り返してなんとか3着を死守。この結果により「馬連2-9、1,980円」を的中。比較的人気サイドでの決着ではあったが4番人気→2番人気の組み合わせでこの配当なら納得のところ。唯一、サポートにて馬連の相手を絞り込んだことでダブル的中をお届けできなかったことは悔やまれるが、それでも手堅く3連複を的中させたあたり、4戦4勝のパーフェクト達成で絶好のスタートを切った開幕週の勢いはまだまだ途切れていないだろう。

今開催のひとつのヤマ場と目されていた3日間競馬だが、終わってみれば6戦4勝と勝負鞍における的中率67%。これで今開催前半戦はここまでトータル10戦8勝と的中率80%を計上。レース選択、軸馬選択、そして対抗馬選択と、全てが噛み合わないとこの結果は得られない。アスコットシステムズの総合力の高さを改めて証明する3日間となった。

秋のG1初戦となる「スプリンターズS」も目前に迫り、これから盛り上がりを見せる重賞においても先週末は的中を積み重ね、開幕週から上々の立ち上がり。すべてにおいて快進撃続行中の弊社に今週末も多大なるご期待をお寄せいただきたい。