2/15 2/16 1回東京・2回京都5日6日目・1回小倉9日10日目

会心のトリプル的中劇 ~日曜小倉9R・4歳以上1勝クラス〜

少頭数での「京都記念」は、2番人気に推されたクロノジェネシスの快勝に終わった。レースは馬場も味方してかアメリカズカップの単騎大逃げで1000m通過61秒0のミドルペース。この流れにピタッと折り合っていたのがクロノジェネシス。番手追走のステイフーリッシュを見る絶好のポジションの好位3番手でジッと脚をタメる。3コーナー過ぎからのペースアップにもスムーズに対応して、直線では1番人気カレンブーケドールの追撃を寄せ付けず、2馬身1/2差をつけての完勝。相手も一枚落ちだったとはいえ、+12キロと馬体も一段と成長しており、牡馬相手の年明け初戦で好スタートを切って今後の展望がかなり開けた感じ。時計のかかる今の特殊な京都芝も苦にせず、気性的にも大人になったのだろう。レースレベルはともかく、明け4歳世代でまた一頭、楽しみな馬が出てきた一戦となった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉9R「4歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは直前まで人気が目まぐるしく入れ替わるなか、最終的に5番人気に支持された14番ヒュミドールだった。

『ここは全馬一長一短でアテになる馬が不在の組み合わせ。ここなら去勢明けを使いつつ目に見えてデキを上げてきたヒュミドールで勝負になる。これが軸馬。昨年11月に復帰後は一戦ごとに着順も上げ、レース振りも上達しており、徐々に去勢効果が出てきている印象。休養前とは異なり、攻め馬でも気の悪さを見せることなく以前より動けるようになってきて、内面的にもだいぶ成長してきたのだろう。今回は初の1700mだが、道中で気を抜く面があるようで、距離短縮がプラスに働く可能性は高い。今季戦ってきた相手関係からもここは一枚落ちの組み合わせなだけに、条件替わりで好走に期待』という見立て。

大方の予想通り、レースをリードしたのは7番サウンドテーブル。以下8番シーオブセレニティ、11番グランデラムジー、5番グッドヘルスバイオと続き、他にも4番ディレットーレ、6番ブロッコリーなど差がなく追走し先行集団を形成。そこから離れた中団に軸馬14番ヒュミドール、1番クラウドスケープ、9番ハイエストクイーン、人気の一角13番ヴィーヴァバッカスは後方10番手を追走。向正面に入り隊列が決まり、淡々とした流れで1000m通過60秒9の若干速めのミドルペース。3コーナーに入り縦長だった隊列が徐々に詰まり、終始後方にいた13番ヴィーヴァバッカスが大外から捲り気味に進出。ペースアップの3コーナーでは手応えが怪しかった軸馬14番ヒュミドールだが、13番ヴィーヴァバッカスの動きに合わせて上がっていき、同様に前を捕らえにかかり、4コーナー4番手で直線へ。終始ハナで先導していた7番サウンドテーブルの脚色が一杯になり、8番シーオブセレニティが替わって先頭に躍り出るも、さらにその外から道中捲って上がったきた軸馬14番ヒュミドールと13番ヴィーヴァバッカスが外から猛追。脚色的には前記2頭で突き抜ける勢いだったが、8番シーオブセレニティも盛り返して最後は3頭三つ巴の争いに。最後は軸馬14番ヒュミドールがクビ差の接戦を制して1着でゴール。2着には8番シーオブセレニティ、さらにクビ差3着に13番ヴィーヴァバッカスが入線。この結果により、「馬連8-14、4,350円&ワイド8-14、1,530円&ワイド13-14、660円」のトリプル的中。全馬一長一短でアテになる馬不在のこの一戦でのトリプル的中劇。レース選定もさることながら、的確な軸馬選定での快ショットをお届けした次第。

他にも土曜京都7R「4歳以上1勝クラス」の「3連複4-9-14、760円や、勝負鞍ではないものの同じく土曜の東京9R「山梨テレビ杯」の「馬連11-14、4.230円など随所に好配当をお届け。不的中の鞍では軸馬完勝→対抗抜けが複数あったことはツヤ消しではあるが、今回斬った日曜小倉9Rで帳尻を合わせた形。安定的中だけではない、一発の魅力も兼備した弊社をお見せできた開催3週目と言えるだろう。

今週末のメインは何と言っても弊社においては同レース5連覇がかかるG1「フェブラリーS」。言うまでもなく、ダートに特化した弊社が年明け最初の大一番と捉えるダートG1だ。当然のことだが、会員の皆さまならずとも、いやがうえにも期待は高まる。無論、弊社としても年末のG1「チャンピオンズC」でも難なく4連覇を達成しているだけに、このG1「フェブラリーS」でもひと味違う攻めどころをお見せする所存。他にも勝負鞍候補が目につく今週末の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。