3/20 3/21 3/22 2回中山・1回阪神7日8日9日目

混戦で勝負したトリプル的中劇 ~日曜中山10R・韓国馬事会杯〜

大混戦の下馬評通り、『やっぱり……』という結果となった先週末の重賞「フラワーC」。勝ったのは12番人気のアブレイズ。人気こそなかったが、終始番手で流れに乗った正攻法の競馬で後続の追撃を凌ぎ切るのだから能力は相当なモノ。脚質の有利不利が出やすい中山内回りや、相手なりで崩れないがワンパンチ足りないメンバーだったこともあるだろうが、新馬勝ち直後での重賞制覇は立派のひと言。2着に追い込んだ4番人気レッドルレーヴも未勝利勝ちからの臨戦なだけに、まだキャリアも浅く力関係が不透明なこの時期の3歳牝馬同士ならではの結果だろう。前記1、2着の2頭、今後の伸びしろを考えれば今春のクラシック戦線に名乗りを上げたことは間違いない。ちなみにこの「フラワーC」、弊社は3連複3万超えの馬券を見事的中させている。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山10R「韓国馬事会杯」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは直前まで上位人気がコロコロ入れ替わる大混戦のなか、最終的に2番人気に支持された2番メイクハッピーだった。

『ハンデ戦でただでさえ難解なうえ、力量拮抗の組み合わせ。狙いは休養明けで自己条件から再出発となった前走でクラス通用の脚力を示したメイクハッピー。これが軸馬。その前走は+16キロと一段階成長を遂げた牝馬らしからぬ迫力のある馬体で、立て直した効果十分の好仕上がり。強い勝ち馬を追いかけたことで最後は失速したが、4コーナーまでは手応え十分だったように、久々の影響が多分にあったことは確か。一度使われたことで息持ちも違ってくるだろうし、ハンデ52キロなら直線の粘りも違ってくるはず。差し・追い込み馬に有利な流れとなった前走とは一転して今回は中山のセオリー通り、逃げ・先行馬に有利な展開になる公算大。3勝クラスなだけに相手も骨っぽいが混戦を断つ快走に期待したい』という見立て。

レースはほぼ全馬互角のスタートから無理せず自然体で先頭に立った軸馬2番メイクハッピーだが、これに3番ダイシンインディーが押してハナを主張。1番ラージヒルもほぼ差がなく3番手で流れに乗り3頭一団で1コーナーへ。是が非でもハナを切りたい3番ダイシンインディーが軽快に飛ばし主導権を握る展開。2番手にラージヒル、軸馬2番メイクハッピーは3番手追走。その後の4番手に12番メイショウササユリ、差が無く7番キャンディスイートの順で向正面へ。逃げた3番ダイシンインディーは向正面に入ってもペースを落とすことなく軽快に飛ばし、縦長の隊列となり1000m通過61秒5の淀みのないミドルペース。3コーナー手前から後方待機組も徐々に前との差を詰めてくるが、軸馬2番メイクハッピーは無理に前との差を詰めることなく、絶好の手応えのまま終始3番手でジックリと脚を温存。4コーナー手前から徐々に手綱を動かしつつ外に持ち出し進撃開始。そこからの脚が速かった。瞬く間に前を行く2頭を捕らえて先頭に躍り出る。そのまま押し切るかに思えた脚色だが、道中後方10番手を3コーナーから捲って早めに進出していた16番ロードアクシスと横並びで直線の追い比べに。最後は16番ロードアクシスが軸馬2番メイクハッピーに1/2馬身差付けて1着でゴール。軸馬2番メイクハッピーは3着10番カナシバリに2馬身1/2差を付けて安泰の2着を確保。この結果により、「馬連2-16、2,830円&ワイド2-16、1,220円&ワイド2-10、1,110円」のトリプル的中。力量拮抗のハンデ戦と極めて難解だったこの一戦でのトリプル的中劇。レース選定もさることながら、的確な軸馬選定での快ショットをお届けした次第。

変則3日開催にして開催最終週となった先週末。他にも重賞を筆頭に土曜中山12Rの3連複、日曜阪神8Rの馬連&3連複的中など、連日に渡り的中をお届けした弊社予想部。加えて勝負鞍ではないものの、日曜阪神10R「なにわS」では6番人気のスナークライデンを軸馬に抜擢。結果、「馬連4-13、5,580円」の快ショットをお届け。上々の首尾で開催最終週を打ち上げた次第。

以前からお伝えしている通り、今週末に迫ったG1「高松宮記念」は弊社にとってかなりの勝負鞍となる予定。他にも勝負鞍候補目白押しの今週末以降に多大なるご期待をお寄せいただきたい。