8/29 8/30 3回新潟・2回小倉・2回札幌5日6日目

安心安全の的中鞍 ~土曜札幌8R・3歳以上1勝クラス〜

「キーンランドC」の前半3F通過は34秒8。これが良馬場で野芝のスプリント重賞なら、およそあり得ないくらいのスローペースで後方からでは手も足も出ない展開だが、洋芝の札幌、しかも重馬場ということを考えると決して前有利の緩いペースとは言い切れない。現に直線一気の追い込みを決めたエイティーンガールは4コーナー12番手からの勝利だし、2着ライトオンキュー、3着ディメンシオンの2頭も途中からポジションを上げたとはいえ、前半は後方を追走。勝ったエイティーンガールは状態や馬場、展開などが全て噛み合った結果で、お世辞にも地力の違いで捻じ伏せた勝利とは言い難いが、それでも実績&地力上位のライトオンキューをアッサリ交わし去って突き抜けるのだから大したもの。騎手として徐々に頭角を現してきた鞍上しかり、今後も注目したいコンビ。大舞台でも侮れない存在となりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌8R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。このレース、軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された6番オレンジペコだった。

『力量拮抗の牝馬限定戦。ここは久々だった前走で+14キロと馬体がひと回り成長し、いきなり2着に力走してみせたオレンジペコを軸馬に抜擢する。その前走は発馬を決めてハナを主張し、マイペースで運べたとはいえ、道中は外に膨れるなど、まだ若さを見せつつのレース振り。そのあたりは気性面の成長待ちとなるが、1勝クラスならば現状でも上位の能力を示した一戦だった。デビュー戦が好位から抜け出して快勝したように、決して逃げ一辺倒のタイプではないし、前走でもそれなりに仕上がっていたとはいえ、久々を使われた効果でデキは確実に上向き。終いの粘りも違ってくるはずで、極端な前傾ラップにさえならなければ押し切り濃厚とみた』という見立て。

レースは全馬ほぼ互角のスタートから、まずは5番スズカアイドルがハナを切るが、これに9番フェアザスピリッツ、1番ピュアファンタジー、12番ウンダモシタン、さらに軸馬6番オレンジペコ、11番バーミーズと前半から熾烈な先行争い。1コーナーから2コーナーに差し掛かり、中団~後方追走組もそう離されることなく、ほぼ一団で向正面へ。途中から捲る馬もおらず、前半1000m通過62秒2のスロー寄りのミドルペース。3コーナー過ぎから9番フェアザスピリッツが早めにスパートを開始。このタイミングで一気にペースがアップし、逃げた5番スズカアイドルがズルズルと後退。中団~後方追走組も押し上げ、馬群が更に凝縮して4コーナーから直線での追い比べに。終始好位で脚を溜めていた12番ウンダモシタンが先頭に立ち、これに3番タマモパッション、11番バーミーズ、そして終始内々で脚を温存していた軸馬6番オレンジペコが差を詰めにかかるも12番ウンダモシタンの脚いろは鈍らない。追走した3頭の中では唯一、軸馬6番オレンジペコが馬体を併せて差を詰めるも、最後まで抜かせることなく12番ウンダモシタンが1着でゴール。軸馬6番オレンジペコはクビ差2着まで。そこから2馬身半差離れた3着には後方追走から長く脚を使って追い込んできた10番ラフリッグフェルが入線。この結果により、「馬連6-12、1,350円」の的中。軸馬は惜しくも2着に敗れはしたが、前記の通り、3着馬には2馬身半もの決定的な着差。見ていて安心安全の的中鞍となった。

他にも、『イチオシの勝負鞍』とした日曜新潟8R「3歳以上1勝クラス」では手堅く「馬連1-9、660円」を対抗1点目の大本線で的中をお届けし、前週に引き続き土日共に的中を量産。また、勝負鞍ではないものの、土曜札幌11R「オホーツクステークス」では6番人気のドンアルゴスを軸馬に抜擢。結果、「馬連5-6、7,600円」の快ショットをお届け。随所に精度の高さを示す結果となった。

勢いそのままに夏場ローカル総決算となる今週末は古馬ハンデ重賞「新潟記念」を筆頭に、2歳重賞「札幌2歳ステークス」&「小倉2歳ステークス」の3重賞がスタンバイ。ここで最大の勢いをつけて収穫の秋開催に繋げる所存。まずはローカル最終週となる今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。