4/10 4/11 3回中山・2回阪神5日6日目・1回新潟1日2日目分

週を締めくくる的中鞍 ~日曜阪神12R・梅田ステークス~

「桜花賞」が終わり、今週末はいよいよ牡馬クラシック第一弾「皐月賞」が行われる。こと勝ち馬に関して言えばある程度絞られる趣だった牝馬勢に対し、牡馬勢の方は百花繚乱。伏兵馬の台頭まであって不思議ない雲行きだ。まずは昨年、無傷の3連勝でG1を勝利した重賞2勝馬ダノンザキッド。その内訳もハイレベルであったことが後々ハッキリした「東京スポーツ杯2歳S」。そしてG1「ホープフルS」だから実績は文句なし。年明け初戦の前走こそ3着と初めて土が付いた格好だが、これは見え見えのひと叩き。跳びが大きくお世辞にも中山向きとは言えないが、実際G1「ホープフルS」を勝ち切っているし、好位抜け出しの安定した取り口からも本番の今回は当然巻き返す可能性は極めて高い。あるいは、人気ではこれを上回る可能性があるのがエフフォーリア。レースセンス抜群のソツのない立ち回りでここまで3戦3勝。「共同通信杯」では後に「スプリングS」を勝利するヴィクティファルスに0秒4差。実績からも東京向きだが新馬勝ちが札幌2000m。小回りでトリッキーな中山へのコース替わりも問題はないはず。王道トライアル「弥生賞」を完勝したタイトルホルダー。地味な血統&馬名だが、ハナを切った際は2戦2勝の戦績を誇る。当然、立ち回りの巧さで上位進出を目論む。「スプリングS」勝ちの勢いを駆って臨むヴィクティファルス。レースセンスの高い馬だが前走で後方からでも鋭い脚が使えることを証明し、中山2000mも何ら不安なし。これもV候補の一頭と言える。他にも重賞勝ちのあるグラティアス・ラーゴムを筆頭にアドマイヤハダル・ディープモンスター・ヨーホーレイク、さらにステラヴェローチェ・レッドベルオーブ・アサマノイタズラなどなど、一発あって不思議ない馬がズラリ揃ったなかなかのラインアップ。無論、弊社としてはこの大一番も勝負鞍候補のひとつとして捉えている。今週末にもアツイご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神12R「梅田ステークス」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは1番人気に支持された8番リネンファッションだった。

『前走からひと息入ったリネンファッションだが、帰厩後は3月下旬の初時計を皮切りにウッドと坂路で至極順調に乗り込みを消化。仕上がりに関しては何の心配もいらない。ダートではまだ底らしい底を見せておらず、前々走の昇級初戦こそ、小回り1700mのタイトな流れに戸惑い6着だったが差し・追い込み競馬で逃げて0秒4差。昇級に加え、相手も強力だったことを踏まえれば着順は仕方のないところ。むしろ昇級で展開不向きのなか0秒4差に粘ったっことを評価すべき。クラス2戦目の前走はアタマ差2着惜敗で3着馬には0秒4差。骨っぽい3勝クラスでも上位の先行力の持ち主であることは間違いない。今回も馬の気分を損ねず、これまで同様、出たなりの先行勝負で危なげなく押し切れるはずだ。当然の軸馬』という見立て。

レースは全馬互角のスタートから押して11番ダノングリスターと9番レッドシルヴァーナの激しい主導権争い。好位勢もごった返して前半からタイトな流れになり、1コーナー過ぎで11番ダノングリスターが先手を奪い切って引っ張る展開に。単独2番手に9番レッドシルヴァーナが控え、軸馬8番リネンファッションがこれに馬体を併せる形で3番手の絶好位を追走。以下、6番ソングオブザハート、5番チェルアルコ、4番メイショウヴォルガが一団で進み、人気の一角15番アルコレーヌもこのあたり。徐々に縦長の隊列となり、飛ばす11番ダノングリスターが作ったペースは前半1000m通過60秒6の淀みのないハイペース。3コーナー過ぎから一気に馬群が凝縮し、4コーナーでは早くも軸馬8番リネンファッションが先頭に躍り出て後続を2馬身ほど突き放して直線へ。直線半ばでもその差はなかなか詰まらず、そのまま押し切りを図った軸馬8番リネンファッションだが、これに唯一、一頭だけ差を詰めてきたのが後方追走から捲り気味に進出して4コーナー6番手から直線でも脚を伸ばしてきた7番クレスコブレイブ。ラスト100mあたりで馬体を併せての2頭の追い比べとなり、最後はしぶとく盛り返す軸馬8番リネンファッションを競り落として7番クレスコブレイブがクビ差先着して1着でゴール。2着に軸馬8番リネンファッション。そこから1馬身1/4離れた3着に14番ライジングドラゴンが追い込んできた。この結果により、「馬連7-8、1,050円」の的中。週を締めくくるラストの勝負鞍での本線的中だけに、『この配当にもある程度納得』という声を頂戴している。「獲るべきところはキチンと獲る」という姿勢をお見せすることもまた、重要と考える。この的中鞍をあえて取り上げたのはそんな意味合いもある。

他にも土曜阪神7R「4歳以上1勝クラス」「馬連5-10、510円&3連複3-5-10、610円のダブル的中を手堅く仕留め、同じく土曜新潟8R「4歳以上1勝クラス」では馬連的中こそ取りこぼしたものの、サポートにて「ワイド8-9、890円を的中。結果、今回斬った日曜阪神12Rを含め、実質、先週末は勝負鞍において的中率75%をマーク。もちろん重賞においても「桜花賞」はもちろん、「ニュージーランドT」でも3連馬券で手堅く的中をお届け。そして好調のまま迎える今週末の「皐月賞」。そして一週置いて「天皇賞・春」と、いよいよ春競馬は佳境を迎える。レースとしての楽しみはもちろん、馬券的にも実に興味深い。開催3場から選りすぐりの勝負鞍をお伝えすること。それはこれまでもこれからも不変。大いなるご期待のうえ、今週末をお待ちいただきたい。