4/17 4/18 3回中山・2回阪神7日8日目・1回新潟3日4日目分

イチオシ鞍での的中劇 ~日曜中山7R・4歳以上1勝クラス~

『スローペースで流れていって上がりだけの瞬発力勝負』一部の例外(たとえば中山1200mダート)を除くと今の競馬の過半数はこのパターン。特に2000m以上となると8割から9割がこれ。別段悪いことだとは思わないし、ほぼ全部の馬が余力を持って直線に向かうので僅差のひしめき合いとなり、それなりにスリリングでもある。しかし、せめてG1レースくらいは力と力のぶつかり合いが見たい、という気持ちがあることもまた事実。今年の「皐月賞」がまさにそんなレースとなった。前日まで降り続いた雨の影響も当日の晴天からようやくやや重まで回復した馬場。パンパンの良馬場とは程遠い状態となったことも逆によかった。隊列がすんなりと決まり、前半36.3-48.2-60.3と淡々としたミドルペースとなったのは想定外だったが、コース取りが明暗を分ける馬場で、道中は好位でジッと我慢し、外に回すことなく馬場コンディションのギリギリのラインをついた2番人気エフフォーリアが後続に3馬身差をつけての完勝。鞍上横山武騎手の好騎乗が光った一戦だった。むろん、同様に内を突いたステラヴェローチェが3着まで差してきたあたり、コース取りが明暗を分けた一戦であったことからも、この着差が明確な力差ではないが、エフフォーリアは鞍上の指示に瞬時に反応する瞬発力に加え、追えば追うほど伸びる末脚は東京でこそ。続く2冠目となる「日本ダービー」も有力な一頭であることは間違いないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山7R「4歳以上1勝クラス」ダ1800m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された2番アイスブラストだった。

『本日イチオシの勝負鞍。確信の軸馬は久々にダート起用も、先行力が持ち味のタイプで大幅にメンバー構成に恵まれたここなら押し切りが期待できるアイスブラスト。初のダート起用となった3走前はタイムオーバーで15着惨敗と全く競馬にならなかったが、ノド手術明けでそもそもデキ自体に問題があった敗戦。全く競馬に参加していなかっただけに力を出し切っての敗戦でないことは明らか。度外視でいいだろう。しっかりと休養させ、立て直された前2走が芝で2、4着。やはり体調さえ整えば現級上位の脚力の持ち主だ。陣営も芝でそれなりに結果を出しながらもここを選択してきたのはダート適性を感じてるからこそ。極めて弱メンバーとなった今回は正攻法の競馬でまず勝ち負け』という見立て。

レースは好発を決めた軸馬2番アイスブラストが周りの出方を伺いつつ、無理なくハナに立って逃げる。5番アイムソーグレイトと10番サクララージャン、4番スウェアーがそれについていき、さらに7番ピースボヌール、8番ユウヒノプリンス、11番セイシェルノユウヒが並ぶように先団後方を進む。軸馬2番アイスブラストが作った流れは前半1000m通過63秒7のスローペース。この時点でほぼ勝負アリ。3コーナー過ぎから若干ペースアップしたが、4コーナーから直線に入っても逃げた軸馬2番アイスブラストの手応えは十二分。大きく突き放すこともなかったが、直線半ばでも脚色が鈍ることなく、後続の追撃を退けてそのまま1着でゴール。好位からジリジリと脚を伸ばした10番サクララージャンが2着を確保し、他の先行馬が伸びあぐねるなか、4コーナー7番手から差してきた7番ピースボヌールが3着に浮上。この結果により、「馬連2-10、1,040円」の的中。このレース、軸馬がまだ実績のないダート起用に加え、対抗馬の力量が拮抗していただけに見た目以上に簡単ではない組み合わせだったが、軸馬のダート適性を見極めて軸馬選定し、さらにイチオシ鞍と断じて勝負に踏み切った弊社予想の勝利と言えよう。

他にも、引き続き安定感のある的中をお届けしている重賞はもちろんのこと、土曜阪神9R「千種川特別」「馬連3-8、530円の的中を手堅く仕留め、勝負鞍においても土日を通じて2本の的中をお届け。今週末からは東京への開催替わり。いよいよ春競馬は佳境中の佳境を迎える。開幕ダッシュを目論む弊社にアツイご期待をお寄せいただきたい。