5/15 5/16 2回東京7日8日目・3回中京・2回新潟3日4日目分

弊社十八番のダブル的中劇 ~土曜東京12R・4歳以上2勝クラス~

『東京マイルのG1を制するためには1800m・2000mを楽々とこなすスタミナが必要』という、古くからの格言がある。勝ち馬は規格外の強さだったが、2~5着馬をみて、そのことを改めて痛感させられる「ヴィクトリアマイル」だった。前走、一線級の牡馬相手の2000mG1「大阪杯」でも無敗の3冠馬コントレイルと差のない4着に力走し、今回後続に4馬身差と圧巻の勝ちっぷりだったグランアレグリア。一応、東京マイルの格言に当てはまらなくはないが、それ以上に牝馬同士ならそもそもの力量が一枚も二枚も上だったということ。これは既存の物差しにでは測れない強さだった。2着のランブリングアレーは前走で1800mの「中山牝馬S」勝ち、前々走も2000mの「愛知杯」で2着、もっと遡れば3歳時には「フラワーC」3着や先日海外G1を制したラヴズオンリーユーあたりと差のない競馬をしていた馬。3着マジックキャッスルも2走前に2000mの牝馬重賞を勝っており、同じく2000mのG1「秋華賞」でも2着の実績の持ち主。さらに4着ディアンドルは前走で1800mの「福島牝馬S」を勝利、5着シゲルピンクダイヤもムラ駆けタイプだが1800m、2000mの重賞で再三上位争いしてきた馬。もっと言えば7着ダノンファンタジーも1800mの重賞ウィナーだが、今回は位置取りが悪すぎた。もう一列前だったら馬券圏内も十分あった着差だった。これら全てに共通して言えるのは、いわゆる『長目のマイラー』というやつ。その点が他の人気どころとの大きな違い。G1馬レシステンシアにしろ昨年の2着馬サウンドキアラにしろ、いずれも「マイルがギリギリ」という感じ。例外的な年はあるとはいえ、こと今回のメンバーで言えば、そのタイプが勝てるほど東京マイルG1は甘くない、ということ。この後に控える「安田記念」でも大いに参考にしていただきたい格言だ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京12R「4歳以上2勝クラス」ダ1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に断然の1番人気に支持された5番ウインドジャマーだった。

『慣れが見込めるクラス2戦目で引き続き好相性の東京1600mなら前走以上の走りが期待できるウインドジャマーが軸馬。前走は昇級初戦に加え、ひと息入れた臨戦で半信半疑だったが、それでも勝ちに行く競馬でいきなり2着に力走。離れた大外から一気に来られた勝ち馬の決め手に屈した格好だが、正攻法の競馬で0秒2差2着。崩れはなくとも勝ち味に遅い印象のあった同馬だが、2走前から着用したブリンカー効果で最後まで集中できるようになったのだろう。デキは確実に前走以上だし、組み合わせに恵まれたここは信頼に足る存在。直線抜け出し濃厚とみた』という見立て。

レースは内枠から好ダッシュを決めた4番モズピンポンが先導する展開。8番アキノスマートがスッと2番手。その後ろに10番ピナクルズ、2番オーケーメジャーと続き、軸馬4番ウインドジャマーは無理せず流れに乗り、好位後方5、6番手につけた。この隊列のまま直線に入り、ペースは速かったものの、逃げた4番モズピンポンを筆頭に先行馬たちの手応え十分で各馬しぶとく脚を伸ばし脱落する馬がいない中での追い比べ。終始好位の内々で進路を確保できず追い出しを待たされた軸馬4番ウインドジャマーだが、馬群が若干縦長になったタイミングでようやく追い出し、先に抜け出した8番アキノスマート目がけて急追。キッチリ交わして普通ならこれで勝ち切れるレースだったが、外から猛然と追い込んできた3番スズカゴウケツの強襲に合い、ゴール前交わされて2着まで。勝ち馬は3キロ減の恩恵もあっただろうが、追い出しを待たされて脚を余したことが最後に影響した感じ。1着3番スズカゴウケツ、2着に軸馬5番ウインドジャマー、3着8番アキノスマートの順で入線。この結果により、「馬連3-5、690円&3連複3-5-8、1,190円」のダブル的中。軸馬こそ勝ち切れなかったとはいえ、対抗馬で6着まで独占。サポートにて3連複の購入を加えた、弊社十八番のダブル的中劇となった次第。

残念ながら土曜は軸馬完勝→対抗抜けもあり、肝心要の馬連的中こそ、今回斬った土曜東京12Rのひと鞍に留まった先週末だが、日曜中京11R「栗東ステークス」では、「ワイド2-4、660円&ワイド2-8、1,830円」のダブル的中を、そして週ラストの勝負鞍となった日曜東京12R「BSイレブン賞」でも、「ワイド5-12、690円」の的中させ、実質3本の的中をお届け。日曜の2鞍においてはハナ差、1/2馬身差でいずれも馬連的中を逃しただけに非常に悔やまれるが、配当を狙いに行っての結果だけに致し方なし。レース選定を含め、予想の方向性に狂いはなく良い流れで今週以降に繋がる結果と言えるだろう。

あと少し歯車が噛み合えば好配当連打の可能性も十二分。勝負の流れに乗った時の弊社の爆発力はすでに周知の通り。引き続き、今後弊社から配信する全ての情報にご期待いただきたい。