6/5 6/6 3回東京・4回中京1日2日目分

イチオシ鞍での的中劇 ~日曜東京7R・3歳以上1勝クラス~

春の東京G1シリーズも先週末の「安田記念」で終了。すでに番組的にはシーズン末期という印象で、一時のようなフルゲートのオンパレードという状況も去った。このあたりからローカル開催を挟み、秋競馬開幕まで馬券はお休みという方も少なくないようだ。スターホースも大多数は休養に入り「レース自体が面白くない」という声も度々耳にする。しかし、ちょっと待っていただきたい。それは我々プロの立場から見るとあまりにも勿体ない話。なぜなら、ここからこそが馬券の勝負どころなのだから。確かに下級条件の鞍数が多くなり、レース自体が面白いとは言わない。が、それと馬券的な妙味とは全く別の話。ハッキリ言って『よく知らない馬が走っていても、結果的に馬券が的中して払い戻しを手にすればOK』のはず。多くの『馬券プロ』たちはこの期間に大きく張って大儲けをしている。要するに、プロから見ると勝負できるレースが多くなる、ということ。弊社とお付き合いの長い会員の方ならそのことを誰よりもよくご存知のはず。もう一度言わせていただく。これからの時期、馬券を買わないなんて本当に勿体ない。

それでは本題へ。今週斬るのはイチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜東京7R「3歳以上1勝クラス」ダ1600m。ここで弊社予想部が不動の軸馬として期待したのは、抜けた1番人気に支持された10番ノーブルシルエットだった。

『本日イチオシの勝負鞍。明らかに斤量の恩恵がある3歳馬優位の一戦。中でも軸馬は質&組み合わせ共にハイレベルだった前走で3着に力走してみせたノーブルシルエット。その前走は前半から先行馬には厳しいハイペースとなり、4コーナー12番手以下の追い込み馬が6着まで上位を占めるなか、唯一、一頭だけ好位3番手から3着に粘ったのが同馬。ちなみに同様の位置取りだった1、2番手は9、14着。かなり強い競馬をしたのは間違いない。デビュー戦こそ明らかに太目残りの仕上がりで6着だったが、一戦ごとに馬体も締り、競馬も覚えて安定感が増して充実一途。馬場も不問で極端な乱ペースにさえならなければ信頼に足る存在だ』という見立て。

レースは内から3番レイニーデイが積極的にハナを主張するが、これに大外から好発を決めた16番アテンフェアリー、さらに互角のスタートを切った軸馬10番ノーブルシルエットの3頭が横並びでレースを引っ張る。離れた4番手に14番リンガスウォリアー、2番マイネルプリンチぺが続き、人気の一角13番ゴールドミーティアもこのあたり。結局、3番レイニーデイがハナを切って先導。前半3F通過34秒3のハイペース。勝負どころで各馬動きだし、直線入り口では3番レイニーデイと軸馬10番ノーブルシルエットの2頭が後続を突き放す。直線半ばでは逃げた3番レイニーデイの手応えが怪しくなり、これをほぼ馬なりのまま軸馬10番ノーブルシルエットが交わし去り先頭に立って追い出しを開始。ほぼこの時点でほぼセーフティーリードとなった軸馬10番ノーブルシルエットが3番レイニーデイを一気に突き放し、終始離れた4番手を追走していた14番リンガスウォリアーがジリジリと脚を伸ばすが、13番ゴールドミーティアが鋭く急追。軸馬10番ノーブルシルエットに3/4馬身差まで詰め寄ったところでゴール。1着軸馬10番ノーブルシルエット、2着13番ゴールドミーティア、3着14番リンガスウォリアーの順で入線。この結果により、「馬連10-13、670円」の的中。結果的に配当面での物足りなさはあるが、イチオシ鞍と断じて提供に踏み切ったこと、そして軸馬完勝、対抗馬で掲示板を独占したことからも見ていて安心安全の的中劇。日曜のこの鞍に大きく張り込んでいた方も多かったようだ。

微妙な天候&馬場状態となった先週末だが、他にも日曜東京9Rでは1番人気キタノインパクトからの勝負でこちらも手堅く馬連的中するなど、週を通じて2本の的中をお届け。ただ、クラス再編成初週とあって難解なレースが多かっただけに配当面を含め、全体的に精彩を欠いた週だったことは否めないが、そんな中でも「毎週末の安定的中」という点でブレることはなかった。右肩上がりに調子を上げる弊社のセオリー通り、開催2週目となる今週以降は更なる的中の上積みは時間の問題だろう。そして今週末からは東京・中京開催に加え、札幌開催がスタート。いよいよ本格的な夏のローカル開催の開幕となる。お付き合いの長い会員の方ならよくご存知の通り、弊社アスコットシステムズはこの時期を莫大な稼ぎどころとしてきた。「夏のローカルは馬券休み」という方も少なくないようだが、我々に言わせれば『もったいない』のひと言。むしろここからが大勝負、なのだ。手ぐすねを引いて待っていた夏競馬。まずはその入り口となる今週末を楽しみにお待ちいただきたい。