7/17 7/18 1回福島・3回小倉・1回函館5日6日目分

いよいよ本番の『夏場ローカル』開幕 ~日曜函館9R・恵山特別~

小倉開催最終日に行われた「中京記念」。今年は1800mでの施行条件に変わり、アンドラステの勝ちタイムは良馬場の1800m1分46秒2。開催初日には3歳未勝利で同じ1800m1分43秒8のレコード(2、3、4着馬も1分45秒台で走破)が出たのだから「変われば変わるもの」という感じ。開催が進むごとに時計こそかかり出したが、わずか3週間の開催ということもあって、まだインの荒れも目立たぬ馬場状態。最終日の「中京記念」はインを突いた馬が1、3着。結果論にはなるが、上位入線3頭それぞれの鞍上を見ると騎手の技量が如実に出た着順だし、「馬の力量や特性はもちろん、道中のポジション&コース取りが如何に重要か」ということ。馬場の見極めを含め、「様々なファクターの集合体」こそが競馬の本質であることを改めて感じさせられた一戦と言えるだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜函館9R「恵山特別」芝1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された7番ホウオウサミットだった。

『1勝クラスにしてはなかなかの好メンバーが揃ったが、その中に入っても素質は一枚上と見立てているホウオウサミットの中心は動かない。これが軸馬。およそ4ヵ月半振りの久々だった前走は馬任せで楽に好位で流れに乗り、手応え十分のまま直線に向き、残り2ハロンを過ぎたところでも馬なりのままで、追い出してからは手応え通り後続を楽に突き放して快勝。2着馬とは1馬身3/4差だが着差以上に強い内容で奥の深さを感じた一戦だった。稍重馬場で勝利したが、本来はパンパンの良馬場の方が切れる脚を使えるはず。鞍上の連続騎乗もプラス材料だし、この中間は力感十分の迫力満点の動きを披露しており、久々の前走快勝から更にデキは上昇。キャリアの浅さはあるが、普通に回って来れればまず連勝濃厚とみた』という見立て。

レースをリードしたのは5番ミリタリータンゴ。2番手に10番ショウナンラスボスが続き、以下、1番チェスナットドレス、11番ヴィクトゥーラと先行集団を形成し、1000m通過60秒5のミドルペース。軸馬7番ホウオウサミットはその後ろの5番手追走。それをマークする形で4番人気の3番ヴェントボニート、2番人気の9番シティレインボーは離れた最後方からの追走でじっくり脚を温存するという展開。軸馬7番ホウオウサミットが3コーナー過ぎから促しつつ進出を開始し、4コーナーでは先頭と差の無い好位内目に付けて直線へ。一瞬、詰まりそうになるシーンはあったが、直線では馬群をこじ開けるように割って脚を伸ばす軸馬7番ホウオウサミット。先行各馬もこれに追いすがるが、3番ヴェントボニートが外から鋭く脚を伸ばし、さらに最後方から一気に追い込んできたのが9番シティレインボー。前々の立ち回りからしぶとく伸びる11番ヴィクトゥーラ、10番ショウナンラスボスとの脚色の差は歴然で、内で粘る先行した2頭を交わして軸馬に猛追。ラスト50mの段階でセーフティーリードを取ってほぼ勝利を決めていた軸馬7番ホウオウサミットには及ばず、そこから1馬身1/4差で2頭並んでゴール。結果1着軸馬7番ホウオウサミット、1馬身1/4差で2着9番シティレインボー、更にアタマ差で3着3番ヴェントボニートという順で入線。この結果により、「馬連7-9、450円」の的中。人気サイドでの決着で配当的には物足りないが、前週に続き、大本線で的中をお届けしたい次第。

他にもイチオシ鞍と断じて勝負に踏み切った日曜函館10R「渡島特別」ダ1700mにて「馬連3-8、360円」の的中をこちらも対抗一点目での大本線で手堅仕留め、日曜後半を連勝で締めくくり。ただ、土曜に連勝で折り返した前週とは異なり、土曜の勝負鞍2鞍においてはいずれも対抗抜けで的中を逃す大失態。あと一本は欲しかった開催最終週ではあった。

今週末から西のエリアは小休止。東のエリアでは福島から新潟へと舞台を移し、引き続き開催される函館とともにいよいよ本番の『夏場ローカル』となる。ここからが本当の意味での勝負どころ。手ぐすねをひいて待っていた弊社にこれまでにも増したご期待をお寄せいただきたい。