8/14 8/15 4回新潟・4回小倉・2回札幌1日2日目分

的確な軸馬選定での的中鞍 ~土曜札幌8R・3歳以上1勝クラス~

先週の「関屋記念」レースは終始内目をロスなく運んで直線抜け出したロータスランドが1馬身1/4差を付けて勝利。2着争いは中団から直線外から差し脚を伸ばしたカラテとソングラインの叩き合い。最後は道中ソングラインの外からプレッシャーをかけつつ運んだカラテにクビ差軍配が上がった。断然の1番人気に支持されたソングラインだが、スタート後、向正面で寄られる不利はあったとはいえ、その後はスムーズに直線に向くも直線で伸びを欠いて辛うじて3着を死守。1分32秒7という勝ち時計は過去10年では2番目に遅いタイムで時計は平凡。今年のこのレースは良馬場発表とはいえ、緩い馬場状態。鞍上の好騎乗もあったが馬場も勝ち馬に味方した印象が強い。切れ味を活かしたかったソングラインにとってはそのあたりが最後の伸びに大きく影響したことは否めず、負けたとはいえ同馬の評価は次走以降に持ち越したい。2着のカラテは3連勝で重賞を制した地力を示した格好。立て直した効果もあって馬が良化してきたし、G2、G3なら今後も常に警戒しなければならない一頭だ。それにしても今年の新潟、例年よりはるかに馬場の傷みが遅れている。2番手から抜け出した勝ち馬ロータスランドしかり、単騎マイペースに持ち込んで最後までしぶとく粘って3着ソングラインとアタマ差だったマイスタイルしかり。今週末以降もインの前残りには十分注意が必要。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌8R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された5番ケイアイシェルビーだった。

『間隔のあいた前走をひと叩きされて型通り良化してきたケイアイシェルビーが軸馬。およそ2ヵ月半振りとなった前走は好位で流れに乗れたものの、久々の影響や初距離の1700mもあってか、行きっぷりが悪く、道中は押っつけ通しの追走。加えて終始外々を回らされ、ロスの多い競馬となりながらも最後までしぶとく脚を伸ばして0秒2差3着。久々+昇級初戦と厳しい臨戦だった3走前にもいきなり0秒1差3着したように、やはり1勝クラスでは上位の脚力の持ち主だ。距離も2度目で間隔を詰めて使える今回は道中の行きっぷりも良化するだろうし、この中間の動きからも上積みが見込める仕上がり。発馬を決めて揉まれずに先行できれば前走以上の走りで勝ち負けになるはずだ』という見立て。

レースは2番ヒナノコバンがハナを主張。2番手に3番ハイアーグレードがつけ、以下、11番エコロファルコン、9番コスモクウェンチ、13番ブロッコリーあたりまでで先行集団を形成。軸馬5番ケイアイシェルビーはスタートで痛恨の出遅れ。砂を被ると良くないタイプなだけに鞍上も無理にポジションを取りに行くことなく、後方でじっくり構える競馬を選択。道中は12秒台のラップが続き、1000m通過62秒1の淡々としたミドルペース。向正面半ほどから後方追走組も動き出し、3コーナーから4コーナーではほぼ一団となり、直線の追い比べに。3番ハイアーグレードが早め先頭からしぶとく粘り、これに11番エコロファルコンが追いすがるが、更にその後ろから鋭く脚を伸ばしてきたのが中団追走から早めに押し上げて4コーナー3番手で直線を向いた14番メイショウヨシテル。直線半ばで先頭に立つと最後まで脚色が鈍ることなく1着でゴール。焦点の2着争いだが、先行勢が粘り込みを図るところに外から10番ジョブックルーチェと軸馬5番ケイアイシェルビーが猛追。直線半ほどまではとても届かないように映ったが、3番ハイアーグレードを捕えて最後の最後で軸馬5番ケイアイシェルビーが2着に浮上。3着には最後までしぶとさを見せた10番人気の伏兵3番ハイアーグレードの順で入線。この結果により、「馬連5-14、1,240円」の的中。スタートで出遅れて後方追走となった段階では万事休すと思われた軸馬だが、長く脚を使って最後までバテることなく連対を果たしたようにクラス能力上位は明らかな一頭。的確な軸馬選定による的中劇と言えよう。

他にも重賞を筆頭に日曜新潟9R「浦佐特別」ダ1800mにて「馬連9-13、270円」の的中を手堅く仕留め、勝負鞍でも連日的中をお届け。また勝負鞍ではないものの、土曜札幌12R「道新スポーツ賞」芝1500mにて「馬連4-5、810円」を的中させ、日曜小倉10R「博多ステークス」芝2000mでも「馬連1-9、1,800円&ワイド1-9、510円&ワイド2-9、580円」のトリプル的中をお届けするなど、随所に弊社らしい的中をお届けしたことを付け加えておく。

大局的に見て確実に流れはきている。今週末の特別戦登録状況を俯瞰しても勝負鞍候補は少なくない。後は結果を出していくだけ。会員の皆さまには、引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。