9/25 9/26 4回中山・5回中京6日7日目分

的確な軸馬選択が呼んだ的中鞍 ~日曜中山8R・3歳以上1勝クラス~

早くも最終週を迎える4回中山・5回中京開催。今週末のメインは秋のG1第一弾となる「スプリンターズS」。北九州産馬で初の重賞制覇を成し遂げたヨカヨカの戦線離脱こそあったが、予想された有力どころは全て登録し、伏兵陣を含めてなかなかの好カードとなりそう。中でも注目はダノンスマッシュ。昨年のこのレースではグランアレグリアの豪脚に屈して2着だが、その後、海外を含め、G1・2勝の実績を積み重ねての参戦。すでに6歳となったが年齢を積み重ねて強さが増しており、前走の香港G1では6着とはいえ、「高松宮記念」勝ちから中3週での海外遠征。厳しいローテだったこともあり、度外視していい一戦。まともならこの馬の強さは誰もが認める事であり、尚且つ鉄砲巧者と今回の巻き返しは必至。他ではもちろんレシステンシア。今春のG1「高松宮記念」では初のスプリント戦でも前記ダノンスマッシュのクビ差2着。ポテンシャルの高さに疑う余地なく、休み明けでデキ八分だった「セントウルS」は順当に勝利。あらゆる意味でプラスが見込める今回も当然首位争い濃厚。他にも多士済々の出走メンバーで大変に興味深い一戦。また、馬券的な妙味という点でも申し分なし。弊社は秋一番のG1となるこのレースも勝負鞍候補のひとつとして視野に入れている。多大なるご期待をお持ちのうえ、楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山8R「3歳以上1勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された3番アナンシエーションだった。

『もどかしいほど勝ち切れないレース続きのアナンシエーションだが、前3走の勝ち馬3頭はその後、2勝クラスも勝利&上位争いしているように、現級で僅差の接戦を演じてきた相手はいずれも上質の馬ばかり。いつまでも1勝クラスでくすぶってていいレベルの馬でないことは間違いない。夏場はしっかり休養させ、今回はおよそ3ヵ月振りの臨戦となるが、この中間はセダブリランテス、ウインマリリンといった重賞勝ちのある格上の年長馬相手に互角の動きを連発。初となるコーナー4つの中山1800mがポイントだが、距離延長で追走は楽になるだろうし、そもそもこの程度の相手なら脚力は一枚も二枚も上。この枠でもどこかで外に出せれば自分から徐々に進出できるはずだし、内で包まれて動けない最悪のケースを考えれば、むしろ前半は後方から運んでもいい。あまり溜め過ぎてもスパッと切れないタイプなだけに、仕掛けどころもカギとなるが鞍上も連続騎乗で2度目。癖は掴んでいるだろうし、さすがに今回はこれまでの鬱憤を晴らす快走でアッサリ勝ち上がれるとみて軸馬に推す』という見立て。

レースはダートスタートで互角の発馬を決めた軸馬3番アナンシエーションが内枠を利してハナを切って先導。5番アイルビーメジャー、6番タイセイマーベル、さらに13番ブルベアカイリ、2番ダンスメーカー、10番リヴウェルが続き、先行集団を形成。縦長の隊列となったがそのままほとんど馬順変わらず3コーナーから4コーナーへ。2、3番手追走の5番アイルビーメジャー、6番タイセイマーベルが早めに手綱を動かすのを尻目にレースを先導した軸馬3番アナンシエーションは持ったまま。直線に入り満を持して追い出しを開始する軸馬3番アナンシエーションに一旦は6番タイセイマーベルが詰め寄るシーンもあったが、脚色の差は歴然。直線半ばから突き放しにかかり、そのまま1着でゴール。焦点は2着争いに。懸命に粘り込みを計る6番タイセイマーベルに、13番ブルベアカイリと1番ロジヒューズがジリジリと詰め寄り、さらにその外から4番フームスムートと8番イッツオーライトの2頭が急追して最後は5頭ほぼ一団でゴール。熾烈な2着争いを制したのは6番フームスムート。3着6番タイセイマーベルの順で入線。この結果により、「馬連3-4、820円」の的中。1番人気-6番人気の決着としては物足りない配当となったが、弊社の的確な軸馬選択が呼んだ的中鞍。週ラストの勝負鞍で的中をお届けできたことに安堵した会員様も多かったことだろう。

しかし、他の勝負鞍に関してはレース選定はともかく、軸馬選定の甘さが目立ち、的中は今回斬ったひと鞍のみ。ハッキリ言って弊社らしからぬ極めて精彩を欠いた週と言わざるを得ない。4回中山・5回中京開催も今週でラスト。翌週からは10月に入り、東京・阪神・新潟開催に繋げる意味でも、開催最終週となる今週末を好結果で締めくくるよう、予想部に期待したい。

開幕週から弊社軸馬にもどかしい結果が続く今開催ではるが、僅かな軌道修正さえ叶えば連戦連勝の可能性さえ十二分。捲土重来を期す最終週の情報提供を、多大なるご期待のうえお待ちいただきたい。