10/16 10/17 4回東京・4回阪神・5回新潟3日4日目分

相手筆頭での大本線的中鞍 ~土曜東京7R・3歳以上1勝クラス~

舞台は先週の「秋華賞」に引き続きトリッキーな阪神内回りだが、2000mから3000mへ一気の距離延長。今週末は牡馬三冠の最終戦「菊花賞」を迎える。皐月賞馬&ダービー馬不在で押し出される格好となるが、1番人気に推されるのは春のクラシック2戦で連続3着のステラヴェローチェ。トライアル「神戸新聞杯」を圧勝。春から一段とパワーアップした姿を見せた。距離は融通の利くタイプだし、実績からも妥当な1番人気馬と言えよう。ただ、今年の「菊花賞」は2番手以下の票が割れそう。まずは前走「神戸新聞杯」でステラヴェローチェに1/2馬身差2着と地力のあるところを見せたレッドジェネシス。元々、持続力のある末脚が武器で距離は延びれば延びるほどいいイメージがあり、陣営も早くから「菊花賞」を強く意識していたはず。次いで「セントライト記念」3着のオーソクレース。およそ9ヵ月振りとなる今年初戦の前走でも3着に力走したように根の強さのある馬。鞍上込みでやはり有力の一頭だ。他にも前走は包まれて不完全燃焼だった皐月賞2着馬タイトルホルダー、重賞勝ちの勢いを駆って臨むアサマノイタズラ、ヴァイスメテオール、さらに立て直した前走に復調の兆しを感じられたヴィクティファルスなどなど伏兵陣も虎視眈々。言うまでもなく、この大一番も勝負鞍候補。逐一、弊社からの情報のチェックをお願いしておく。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京7R「3歳以上1勝クラス」芝1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された12番レッドロワだった。

『上位数頭とそれ以外の馬の力差がハッキリしている組み合わせ。ここまでメンバーに恵まれれば久々+昇級もレッドロワの素質が一枚上。昇級初戦でもこれが軸馬。久々となるが夏場をしっかりと休養させたリフレッシュ効果十分で、この中間は道中我慢の利いた走りで遅いラップでも折り合いを欠くことなく気性面の成長を感じさせる動き。最終追い切りでも年長のオープン馬相手に互角の動きを披露しており、万全の状態での復帰戦。折り合い面に課題を残していただけに勝ち上がりに時間を要したがマイルに距離を短縮した前走でアッサリ勝ち上がったように、この距離なら末脚不発はまず考えづらい。元々、デビュー戦では「ダービー」4着馬とアタマ差の接戦を演じた素質馬。もっと上を目指せる好素材の復帰初戦。多少でも人気が割れそうなここは買いの一手だろう』という見立て。

レースは好発を決めた8番ハイライフの逃げで前半48秒1~後半46秒0というスローペース。2番手に11番コスモアディラートが続き、軸馬12番レッドロワは外目から4番手をガッチリと手綱をおさえて追走。先手を取った8番ハイライフの軽快な逃げで、道中も穏やかにレースは進みこのレースに関しては至って静かな展開。この隊列のまま3角に入り、ここから徐々にレースが動く。軸馬12番レッドロワは4角では前との差を詰めて3番手まで進出しそのまま直線へ。逃げた8番ハイライフは直線に入って早々に失速したが、番手追走の11番コスモアディラートが一旦先頭に立ったのもつかの間、その後ろの好位勢がこれを交わして追い比べに。何の不利もなくスムーズに追い出しを開始した軸馬12番レッドロワは力通りにグングン伸びて1着でゴール。軸馬12番レッドロワの一列後ろからしぶとく脚を伸ばした7番スリートップキズナが2着、同様に内をロスなく立ち回り、好位から最後までしぶとく粘った2番ディープリッチが3着を確保。2番人気に支持された1番レフトゥバーズだが後方から差し脚を伸ばすも4着まで。この結果により、「馬連7-12、890円」の的中。先週も東京12Rで同じ1番人気-4番人気の組み合わせで2280円だった配当と比較するとかなり物足りないが、先週が法外な配当だっただけ。それでも4番人気馬を対抗1点目に指名しての大本線的中ということで、大きく張り込んだ方も多かったよう。軸馬完勝はもちろん、相手筆頭での的中で精度の高さを示した的中鞍となった次第。

今週末以降も続くG1レース。しかし、馬券的な妙味は「その裏にあり」ということは常々お伝えしている通り。今週末、我々が目を付けている馬は予定通りのレースに登録してきた。弊社予想部としても予定通り勝負どころを複数用意できる、ということに他ならない。勝負鞍での複勝率100%だったとはいえ、対抗ヌケの取りこぼしに加え、軸馬3着が続いたりと、不完全燃焼に終わった先週末だが、その分も奮起してこれまで同様に今週末は好配当的中をお届けする所存だ。また、レース名までは告知できないが、今週末は自信度の高い勝負鞍も準備しているので、会員の皆様には引き続き楽しみにお待ちいただきたい。