10/9 10/10 4回東京・4回阪神・5回新潟1日2日目分

G1クライマックス開幕 ~日曜東京12R・3歳以上2勝クラス~

今週末から3週連続で行われるG1戦。その後1週挟んで年末まで7週連続のG1戦と秋の『G1クライマックス』がいよいよ幕を開ける。その一番手となる今週末の「秋華賞」。断然の主役を張るのはもちろん、桜花賞馬のソダシ。これまで「オークス」こそ6着に敗れはしたものの、唯一、土が付いたのがその一戦のみとここまで7戦6勝。復帰初戦の「札幌記念」も初の古馬相手でG1馬3頭が出走したなか、全く危なげなく完勝してみせた。この中間も好調教を連発しており、力通りなら「桜花賞」以来、G1・3勝目を挙げる可能性も十分。初の一線級相手となった「ローズS」勝ちのアンドヴァラナウトが2番手評価。まだソダシと未対戦なのも魅力だし、新興勢力のなかでは最右翼だろう。無論、今春2冠でも崩れなかったアカイトリノムスメ、アールドヴィーブル、ひと叩きできず直行となった誤算はあったが実際にG1「オークス」を勝利したユーバーレーベン、トライアル「紫苑S」勝ちで「桜花賞」3着馬のファインルージュあたりも虎視眈々。この「秋華賞」も弊社は勝負鞍候補として視野に入れている。楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京12R「3歳以上2勝クラス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された5番アドマイヤルプスだった。

『アドマイヤルプスの前走はおよそ9ヵ月振りの去勢放牧明け。去勢した影響からか馬体も10キロほど減らしていたように、決して万全な状態ではなかったが、抜群の手応えで追い出されると鋭く脚を伸ばして先に抜け出した2着馬を0秒3突き放してみせた。しかも一気に距離を縮めて初距離の1400mでの走りだから、1勝クラスでは元々持っている能力が違っていたということ。高く評価できる内容だろう。久々好走の反動が気になるところだが、前走からしっかりと間隔をあけてケアしてきたし、この中間は格上馬相手に意欲的に併せ馬を消化し、万全の出走態勢。昇級とはいえ比較的小粒な組み合わせのここならば素質で圧倒する可能性は高い。去勢の効果はまだ判然としないが、再度同条件のここをアッサリ連勝できれば今後の展望がかなり広がるだけに、今回は軸馬に抜擢して先物買いといく』という見立て。

レースは外から14番ケイアイターコイズが抜群のスタートからハナに立つが、その内から10番カラーズオブラヴが積極的にハナを主張。14番ケイアイターコイズは無理に競りかけることなく自然体で2番手に控える。その後に横並びで12番リュウグウハヤブサと軸馬5番アドマイヤルプスが好位3・4番手、差がなく内から2番エリモグリッターが5番手。徐々にバラけて縦長の隊列となり、逃げた10番カラーズオブラヴは前半600m通過35秒0のミドル寄りのハイペースで通過。ほぼ馬順変わらず縦長の隊列のまま4コーナーから直線へ。前が一団となり、逃げた10番カラーズオブラヴの手応えが怪しくなるなか、持ったままで14番ケイアイターコイズが並びかけ、これを目標に軸馬5番アドマイヤルプスも追撃を開始。直線半ばで2頭の追い比べとなり、競り合う格好で後続との差を広げていく。ジリジリと差を詰める軸馬5番アドマイヤルプスだが、14番ケイアイターコイズもしぶとさを発揮。最後は馬体を併せてのゴールとなったが、14番ケイアイターコイズが早め先頭からクビ差退けて1着でゴール。2着に軸馬5番アドマイヤルプス。そこから3馬身半差の3着に7番フクウンが入線。この結果により、「馬連5-14、2,280円&ワイド5-14、960円&ワイド5-7、520円」のトリプル的中。4番人気→1番人気の組み合わせでこの馬連配当は法外。レース選定が光ったひと鞍だが、それ以上に週ラストの勝負鞍だったこともあって、会員の皆様からの反響も大きかった的中鞍となった次第。

東京・阪神・新潟開催開幕となった先週末は連日に渡り的中をお届け。爆発力という点ではまだ物足りなさはあるものの、土曜新潟9R「3歳以上1勝クラス」での的中を皮切りに、翌、日曜東京10R「グリーンチャンネルカップ」と、いずれも馬連で手堅く仕留め、勝負鞍においては都合3本の的中をお届け。重賞でも3連単&3連複のダブル的中をお届けし、全体的に見れば相変わらずの安定感。随所にその予想精度の高さを示し、開催を通じて不完全燃焼に終わった前開催からの変わり身を見せて、開催初週を好スタート。秋競馬の佳境となるこれからの数週間、大船に乗ったつもりでお過ごしいただき、まずは今週末にご期待いただきたい。