12/25 12/26 12/28 5回中山・6回阪神7日8日9日目分

大団円で迎えた年度末・そして2022年へ ~火曜阪神8R・3歳以上1勝クラス~

グランプリ4連覇の偉業に挑むクロノジェネシス、最強古馬を「天皇賞」で撃破し、3歳世代筆頭のエフフォーリア。大方の予想通り2強対決が色濃く出た今年の「有馬記念」。早々に逃げ宣言をした2番パンサラッサが刻んだペースは1100m通過は65秒7。馬場差はあれど、過去5年の通過タイムでは2番目ではあるが、19年のアエロリットが64秒5と1秒以上速い時計で逃げているだけに、もっと果敢な逃走劇を期待した方も少なくなかっただろう。さて結果的には1番人気のエフフォーリアが直線、粘るディープボンドを見事競り落としての優勝。馬の強さもさることながら、前日で不名誉な裁定が下され、精神的な面を不安視された鞍上「横山武」の精神力の強さ、プレッシャーを感じさせない見事な手綱捌きへ素直に賞賛を送りたい。あわてず騒がず、クロノジェネシスをマークし、勝負どころの3コーナー手前からライバルを封じ込め、直線では馬の能力を信じて早めに前を捕まえに行く強気の騎乗で押し切ったのだから『強いの一言』これに尽きる。来年度はこの馬が中心となることは間違いないと思わせる内容だった。一方3着となったクロノジェネシス。4連覇は叶わなかったが、現時点での能力はすべて出し切ったとも言え、やはり「凱旋門賞」での疲労が少なからずあったかもしれない。それでも終わってみれば2.3着馬は前走「凱旋門賞」組という結末だった。以下、4着ステラヴェローチェもスタート少し出遅れての競馬で4着はやや歯痒い。来年度の更なる成長があるかどうかが、カギになりそうだ。5着タイトルフォルダーは、自分でペースを刻んでこその馬。今回は大外枠、パンサラッサという難題があったことを踏まえれば、これは大健闘。来年も展開次第ではあるが、大舞台での活躍が見込めそうだ。
さて大方の強豪古馬を撃破し『現役最強』との声も聞こえてきそうだが、無論それは「ダービー」で苦汁を舐めさせられた「シャフリヤール」を撃破してこそ与えられるもの。来年度の楽しみとして大いに期待したい。

それでは本題へ。今週斬るのは火曜阪神8R「3歳以上1勝クラス」ダ1400m。このレース、軸馬として期待したのは、最終的に4番人気に支持された7番ドンカポノだった。

『4カ月ぶりだった前走で4着と当該距離の適性が見え、連闘で勝負をかけてきたドンカポノが狙い目。その前走は出遅れたことで序盤を苦しみながらの追走。普通なら崩れても不思議のない状況でも最後の1ハロンを鋭伸して詰めてきた内容は高い適性を感じた一戦だった。馬体重の増減が激しい馬で前走もプラス22キロ増で530キロの大型馬。当然、叩いた効果は大きく、むしろ連闘策もプラス材料。過去の阪神コースで着外もデビュー2戦目の1800m戦なら気にならないし、距離2戦目の慣れの方が期待は大きい。使った今回はスタートもピリッとするはずで、五分の発馬から流れに乗れれば差し切りに期待できると判断する。』という見立て。

レースは8枠2頭の好スタートから、14番ソナトリーチェが自然体でハナ、内から3番レベルタウンも無理せず追走し2番手。続いて外目3番手に9番ローズファラオ、4番ワンダーヘイルネスと続くが、最内から2番ニンギルスが押して内目の3、4馬番手まで進出。徐々に先行勢の隊列が固まりつつある中、外から1馬人気の12番ワンダーイチョウも積極的に前へ進出し3番手まで浮上。やや先行勢がごった返す中、その後ろに人気10番ボマイェ、軸馬7番ドンカポノが続き、先行から好位を形成。中団にポツンと6番ヴェラート、後方待機は8番ミッキーマランの順。3F通過が34秒9とミドルペースより若干速い流れ。特に馬群も崩れず先行勢はひと固まりのまま流れて勝負どころの4コーナーへ。逃げた14番ソナトリーチェがそのまま先頭で直線に入るも後続は既に追撃態勢にはいっており、横一線での直線追い比べになる。逃げた14番ソナトリーチェが早々に手応えが怪しくなると早め進出から1番人気14番ワンダーイチョウが楽な手応えで早め先頭に躍り出る。そのまま押し切りを図る14番ワンダーイチョウが追い出すと後ろとの差は見る見る広がり、焦点は横並びの2着争いへ。いずれもジリジリした伸び脚だったが、その中から一完歩ずつ、抜け出してきた軸馬7番ドンカポノが2着は安泰かと思ったところに終始後方で競馬を進めた8番ミッキーマランが急追。しかし大勢は決しており3着入線が精一杯だった。この結果により、「馬連7-12、1,170円&ワイド7-12、500円&ワイド7-8、2,740円」のトリプル的中。特に前走をブリンカー装着で一変して2着したにも関わらずその評価が低かった8番ミッキーマラン。その能力を見抜き、ワイドでキッチリ好配当を射止めた好判断の的中劇だった。

さて、変則開催の3日間だったが、こと勝負鞍においては「6戦5勝」と高い的中率で締めくくった。また、重賞でも土曜『阪神カップ』での「3連複3-7-12、2,950円」の的中を皮切りに、翌日日曜『有馬記念』の「3連複5-7-10、1,440円、そして1日あいた火曜『ホープフルステークス』では「3連複3-5-8、7,680円&馬単5→8、2,160円と破竹の3連勝。結果、12月25日(土)から28日(火)の3日間の提供レースにおいて9戦8勝という大団円にて今年の開催の幕を閉じる結果となった。

さて、本年も弊社をご愛顧頂き誠に有難うございました。まずは、12月中旬にて新法人『株式会社・アスコットディライト』として旗揚げし、態勢強化で臨んだ年度末で数多く的中をお届けできたことを喜ばしく思っております。会員の皆様、おめでとうございました。
ひとまず、世間はお正月ムードの小休止とはなりますが、無論、我々の目は来年度の更なる飛躍にむけ鋭意努力を進めております。明け2022年1月5日(水)例年通りの中央競馬開幕に向け、会員の方々に『お年玉代わり』の勝負鞍を用意しておりますので、引き続きご期待のほどよろしくお願い申し上げます。

最後に
昨年の中央競馬も少しずつ観客も入り日常に戻ってきた印象もありますが、「新型コロナウィルス」は未だ予断を許さない状況です。皆様も何かしらの影響を受けての厳しい生活が続いていると存じますが、そんな中でも、弊社が予想業に邁進できるのもすべて会員の皆さまのおかげです。そのことを常に念頭に置き新年度を迎える所存です。そして、どうかよい年をお迎えくださいますよう、心よりお祈りいたします。迎える2022年もどうか、弊社アスコットディライトをご愛顧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。