4/9 4/10 3回中山5日6日 ・2回阪神5日6日目分

反撃を期す的中鞍 ~日曜中山7R「4歳上1勝クラス」~

久方ぶりにクイーンカップ組からの優勝馬を出して幕を閉じた今年の「桜花賞」。勝ったスターズオンアースは1勝馬の上にクイーンカップ2着からの臨戦。単勝7番人気の低評価も仕方なしだが、終わってみれば勝ち時計1分32秒9は例年と比較しても遜色ない見事な勝利。牝馬路線に新星誕生といいたいところだが、結果を振り返ると10着のナミュールまで0.3秒差内という大接戦。内が残りやすい馬場を考えると枠順や展開で泣いた馬も多く、額面通りに受け取るのは早計と言えそうだ。この先のオークスに向けて巻き返しを誓う有力馬や新興勢力の台頭など、各馬の成長には例年以上に注視が必要。混迷の牝馬戦線はしばらく続きそうだ。そして、今週末は牡馬クラシックの「皐月賞」が行われる。圧巻の新馬戦から「東スポ杯」を勝利し無敗で挑むイクイノックスを筆頭に、「朝日杯FS」勝ちのドウデュース、これを「弥生賞」で破ったアスクビクターモア。「共同通信杯」勝ちのダノンベールガ、「京成杯」で見事復活したオニャンコポン。さらに、これらを相手に善戦してきた実績馬など桜花賞にもヒケを取らない多士済々なメンバー構成となりそうだ。無論、弊社としてはこの大一番も勝負鞍候補のひとつとして捉えている。今週末にもアツイご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山7R「4歳上1勝クラス」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは1番人気に支持された2番ハイエストエンドだった。

『レベルの低いメンバー構成で、近2戦の内容から明確に一歩リードといえるハイエストエンドで勝負。他メンバーに極端な脚質の馬が揃っており、スタートから淡々と流れると前残りの競馬になる可能性がある。だがメンバー中で唯一、機動力を有しているのがハイエストエンドである。近2戦も向こう正面から早めにマクり、先団に取り付くと勢いそのままに長く脚を使って勝ち負けに持ち込んでいる。今回、こうした競馬の巧さが大きな武器になることは間違いない。この中間はガス抜きのために放牧に出ているが、調整自体は順調そのもの。主戦場となる中山で久々の勝利に期待する』という見立て。

発馬が速くない軸馬ハイエストエンドだが、今回は五分に出て各馬揃ったスタート。先手は内から1番のマルスが外から伺うが8番ロイヤルダンスが徐々に進出しハナへ。2番手に1番マルス、1馬身後ろに3番タスマンハイウェイ、5番シュバルツイェ―ガーが横並びで追走し先行集団を形成。ここから2馬身ほど開いて外から12番ビヨンドザシーン、4番ヌンカプト、軸馬2番ハイエストエンド。その後ろの3頭が追走し、最後方に9番セイウンオードリーという隊列に。中団前目に付けた軸馬2番ハイエストエンドは、いつも通り道中の進みが遅く、徐々にポジションを下げ始める。向こう正面で隊列変わらないままやや縦長になるが、そんな中でハイエストエンドのみ中団後方まで下がる展開。そこで早めにマクりにでたが、先行勢との差が詰まらず怪しい気配に。3コーナーを向かえ全体のペースが上がり、そのまま逃げた8番ロイヤルダンスが直線を向かえ追い出しにかかり、外から手応え良く12番ビヨンドザシーンが迫る。その追い比べに内で粘る4番ヌンカプト、3番タスマンハイウェイも参加。軸馬2番ハイエストエンドは、なおもおっつけ通しで先行争いから遅れること約3馬身。ただ、ここからがこの馬の真骨頂。着実に前との差を詰めにかかる。しかし残り2ハロンを過ぎても前との差は2馬身ほどと厳しく思えた矢先、内をすくって伸びてきた11番セイウンロミオに反応すると2頭で一気に前を交わし馬体を併せたままゴール。結果ハナ差凌いだ11番セイウンロミオが1着、2着に軸馬2番ハイエストエンド、3着は逃げ粘った8番ロイヤルダンスという順番。この結果により、「馬連2-11、1,050円」の的中。苦汁を舐めるような結果もある中で、守りの予想ではなくある程度の配当が見込めるレースを選択し、的中をお届けした弊社の姿勢が伺える重要な一戦。この的中鞍をあえて取り上げたのはそんな意味合いもある。

もちろん重賞においても3連馬券で手堅く的中を収めており、随所に弊社らしい結果もお届けしている。そして今週末は牡馬クラシック第一弾の「皐月賞」。さらに一週置いて「天皇賞・春」と、いよいよ春のG1シーズンも中盤戦に突入。1週遅れで福島もスタートすることから選択肢も広がり、より厳選された勝負鞍をお伝えできるだろう。注目の「皐月賞」を筆頭に弊社勝負鞍の提供も大いなるご期待のうえ、今週末をお待ちいただきたい。