6/25 6/26 3回東京7日8日目・3回阪神3日4日目・1回函館5日6日目分

十八番のダブル的中 ~土曜阪神9R・鷹取特別~

いよいよ、今週から福島・小倉開催がスタート。本格的な夏競馬到来となるが、残念ながらこの時期の競馬ファンから聞こえてくるのは、春秋のG1シーズン以外の馬券はお休み、という声である。言うまでもないことだが、先週の「宝塚記念」でも「未勝利戦」でも、馬券の控除率は一律だ。従ってどのレースを的中させたところで10倍は10倍。G1レースだから特別に20倍になるということはもちろん、ない。ならばレースの格に拘泥せず、より獲りやすいく点数を絞れるところで勝負する。それが馬券の鉄則。弊社会員様にはもはや説明の必要がないことだが、ローカルシーズンこそ「馬券の宝庫」、待ちに待った「稼ぎ時」の到来を宣言させていただく。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神9R「鷹取特別」ダ2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは、最終的に2番人気に支持された15番オディロンだった。

『前走、古馬相手でも通用する能力を証明したオディロンが軸馬。その前走は同じ3歳世代の勝ち馬には離されてしまったが、相手はオープン2着の実績馬だから情状酌量の余地あり。それでも初の古馬相手に先着を許さなかった内容は高く評価できるし、時計は優に現クラス突破レベルにある。今回は初の阪神コースや芝スタートなど課題はあるが、強力な3歳馬が不在な上に、古馬勢も勝ち負けに注文がつきそうなタイプばかり。相手に恵まれたことはもちろん定量戦で斤量3キロもらえること、そして手の合う鞍上の連続騎乗など、買い材料が豊富に揃った。力通りに走りさえすれば、V濃厚だろう』という見立て。

レースは各馬大きな出遅れなく、軸馬15番オディロンもスタートを決めて、押して先行策。内から出たなりで3番シルバーエース、その内に1番カズロレアートが並んでハナの探り合い。軸馬15番オディロンは早々と3番手の好位を確保し、2番ナムラゴロフキン、6番カフジオクタゴン、16番フォルツァンドまで差がなく先行集団を形成。1馬身あいて13番アドマイヤベネラ、12番ミッションレール、9番ジローまでが中団。この後ろはやや開き、14番ディクテオンから馬群がばらけて8番メイショウコジョウ、10番ダイシンカローリ、最後方に4番メイショウヨシテルという隊列。内枠を利して1番カズロレアートが軽快に逃げるが3番シルバーエースも鈴を付ける格好で2頭が後続を引き離し、向こう正面では5、6馬身差をつける縦長の展開。1000m通過60秒6のハイペースで1番カズロレアートがレースを引っ張る中、軸馬15番オディロンは慌てず3、4番手を楽にキープして追走する。向こう正面の中盤から後続勢の動きが慌ただしくなるが、騎手のアクションの割に差が詰まらない。それでも3〜4コーナーに掛けて次第に馬群が凝縮してくるが、ハイペースにしては先行各馬の手応えが良く、内から3番シルバーエース、軸馬15番オディロン、6番カフジオクタゴンが3頭横並びで抜け出し直線の攻防へ。3頭の凌ぎ合いは長く続くが、終始番手追走の3番シルバーエースが最初に脱落。軸馬15番オディロン、6番カフジオクタゴンのマッチレースとなるが、後者の脚色が優勢。徐々に差が開き始めて3馬身引き離したところでゴールとなった。2着は競り負けたとはいえ後続を大きく引き離していた軸馬15番オディロン。脱落後も粘走した3番シルバーエースが3着に入選した。

この結果により、「馬連6-15、1,950円&ワイド3-15、460円」のダブル的中。このレースは馬連の1番人気でも11倍台と非常に難解なレースではあったが、降級制度の廃止を前提に3歳馬の能力をきっちり判断した弊社予想部のファインプレー。週1発目の提供で大きく回収を果たした次第。
他にも土曜・阪神11R「天保山ステークス」の「馬連2-12、960円」を3点で的中するなどして、阪神最終週を締めくくった。

冒頭でもお伝えした通り、今週末からいよいよスタートする夏競馬。確かにG1級の馬は休養に入り、出走馬のレベルという点では見劣りすることは間違いないが、レースの格で的中馬券の価値は変わらない。むしろ、出走馬の比較が難しいといわれる酷暑のこの時期こそ、弊社のようなプロにとっては「オイシイ馬券」が増えてくる。特に弊社・予想班が得意としている小回りダート戦においては、勝負どころを多数ご用意可能だ。兎にも角にも、弊社発の買い目に引き続き多大なるご期待をお寄せ頂きたい。