7/16 7/17 2回福島5日6日目・3回小倉5日6日目・1回函館11日12日目分

変わらぬ安定的中 ~土曜函館9R・湯浜特別~

函館最終週で行われた「函館記念」。前日の降雨からまともな馬場での競馬にはならないと大方の予測はできたものの、さらに直前で雨脚が強まりかなりタフな重馬場でのレースとなった。勝ったハヤヤッコは「日経賞」で0秒4差の5着と芝でも通用する力を示していたが、続く天皇賞では大敗。実際のところ芝でどの程度の評価が必要な馬か判断の難しいところがあり、当日の単勝も7番人気と決して上位評価ではなかった。だがレースでは好位から最内で折り合い4角の空いたスペースに収まると、最後はスムーズに外に持ち出して後続を抑え込む正攻法の強い競馬。レパードSに続き2度目の重賞タイトル獲得となった。無論、距離短縮の恩恵もあるだろうが、今回に限れば洋芝と道悪という条件が大きく味方したことは誰もが認める事実。この先の芝レースで未来が明るいかと言われたら、それはまた別の話だろう。引き続き、ハヤヤッコの評価については次戦以降に持ち越しということになりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館9R「湯浜特別」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは昇級でも圧倒的な1番人気に支持された5番キタノセレナードだった。

『前走の函館で覚醒を彷彿させたキタノセレナードの連勝濃厚とみる。これまで強敵揃いのレースが続いて惜敗を繰り返していた同馬。ひと押し足りない印象も拭えなかったが、函館初参戦の前走では2着に9馬身差をつける大楽勝を披露。勝ち時計1分45秒2は、同日開催の1勝クラスを0秒2上回る優秀なものだった。今回は昇級初戦になるが、時計の裏付けはすでに済んでいるし、叩き2戦目の上積みがあって斤量2キロ減。さらにパフォーマンスをあげてくる要素が多く、前走の結果から函館の水が合う可能性も大。引き続きの同舞台であれば、ずばりV候補筆頭だろう』という見立て。

レースはややバラッとしたスタートの中、内から1番アウグスト、2番タナキーボーが出脚よく先行するが、スタート一息だった6番ビップアクアも主張。押して勢いよく2頭を交わすとそのまま主導権を握った。この後ろはやや慌ただしく、外から10番オーホンブリック、11番ハナキリも追い上げ、抜けた6番ビップアクアの直後はひと固まりの集団となる。軸馬5番キタノセレナードはダッシュがつかず後ろからの競馬と思われたが、団子状態になっている先行勢の内に上手く潜り込む形で中団前目の好ポジションを確保。その後方に9番カズラポニアン、1馬身差で12番ネオヒューズ、最後方に8番ケイツーマルカという隊列。6番ビップアクアを先頭に7頭ほどで集団となり1000m通過は1分01秒1。稍重の馬場を考えればミドル寄りのハイペースといったところで、追走に苦労する馬もおらずそのままの隊列で終盤へ。3コーナーで、徐々に馬群が凝縮し始めると直線入り口では全馬が5、6馬身差の一団となり最後の攻防に入る。逃げた6番ビップアクアは早々に力尽き、変わって先頭に出たのは終始マークしていた1番アウグスト。そのまま逃げ込みを図る同馬に外から7番フームスムートが忍び寄るが、内目から追い上げていた軸馬5番キタノセレナードがコーナーワークを利して、1番アウグストの直後まで進出。残り200mを切ったあたりで後続の追い上げはなく、1番アウグスト、5番キタノセレナード、7番フームスムートの三つ巴の争いへ。粘りに粘る1番アウグストをなかなか競り落とせない状況だったが、徐々にその差は詰まって最後の最後に内からグイッと伸びた5番キタノセレナードがクビ差交わして1着ゴール。2着にはジリジリ伸びてゴール寸前で1番アウグストをハナ捕らえた7番フームスムート。3着に最後まで渋太とく粘った1番アウグストが入選。この結果により、「馬連5-7、580円」の的中。地味な配当ではあったが、本線的中で資金投資は多めな上に、引き続き週一発目の勝負鞍で的中をお届けできたことは一定以上の評価をいただけるものと自負している。

他にも勝負鞍では土曜函館4R「3歳未勝利」ダ1700mにて「馬連12-14、1,190円」の的中もお届け。一般的に難しいとされるローカル開催だが、3分1を経過した現時点でも随所に的中をお届けし、好調を維持している次第。

この好調の流れをもって福島・小倉もいよいよ最終週。そして今週から札幌開催もスタート。『稼ぎどころの夏場ローカルも中盤戦突入』となるが、まだまだ的中は量産していく所存。まず今週末は福島・小倉の締めくくりとなるが、これまで以上の大花火を打ち上げる秘策は整っている。俄然、期待の高まる今週末の提供に、これまで以上のご期待をお寄せいただきたい。