8/13 8/14 3回新潟・4回小倉・2回札幌1日2日目分

ダブル的中の高回収などハイライト多数 ~日曜札幌8R・3歳以上1勝クラス~

先週の「関屋記念」はウインカーネリアンが2番手追走から直線で逃げ粘るシュリを競り落として重賞初制覇。さて、重賞で1番人気が18連敗中という記録がいつ止まるのか話題だったが、このレースではスタート直前までウインカーネリアン・ダノンザキッドの2頭が単勝3.8倍で並ぶ状況。レース後、果たしてどちらが1番人気なのか注目を集めたが、最終的にウインカーネリアンが1番人気に支持されたことがわかり、晴れて連敗記録は「18」でストップとなった。勝ったウインカーネリアンは、競走馬人生を危ぶまれる難病・蹄葉炎のため1年間の長期療養を余儀なくされたが、復帰後の2戦は盤石の競馬で連勝。今回も最後まで余裕すら感じさせる走りで着差以上に内容が濃く、さらに上の舞台をイメージできる競馬だった。また、波乱を演出した2着のシュリは追い切りからデキの良さ感じる1頭だったが、積極的にハナを切り、交わされてからも止まらずに渋太く粘走。昨年後半から大スランプに陥っていたが、復活のキッカケとなるレースぶりだった。次戦以降も目が離せない存在だろう。一方、3着ダノンザキッドは、またしても課題の手前を上手く替えることができず。それでも上がり3ハロン最速の32秒6で3着するあたり、やはり能力は高い。徐々にではあるが改善されている点も見受けられ、いつ一変しても不思議はなさそうだが、それはいつなのだろうか。この先もある程度は人気になりそうで馬券的には厄介な存在でもあり、常に観察が必要だろう。果たして、ある意味で「復活」という言葉がキーワードの3頭で決まった「関屋記念」。このレース、弊社は3連複で的中をお届けしたことを付け加えておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌8R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された5番リアルシングだった。

『引き続き札幌コースなら前進が見込めるリアルシングが軸馬。よほど北海道の水が合うのか、滞在競馬で無類の安定感を誇る同馬。こと札幌コースに限れば〈1.2.3.0〉と抜群の相性があるし、2、4走前に2着に導いた池添騎手へ手が戻ることも加点材料だろう。函館から連戦続きだが状態も安定。この中間は本数こそ少ないが、強めの追い切りをきっちり消化して好調をアピールしている。ここには前走ほど強い馬が存在しない以上、惜敗に終止符を打つ』という見立て。

レースは若干バラついたスタートとなったが、テンが速い3番スマートセプターが徐々に先頭へ。その外に6番アスクビックスターが半馬身差で追走し、直後に2番リヴウェル、7番チュウワジョーダン、12番フームスムートまでが先行集団。そこから1馬身差に4番サトノスライブが単独で追走し、直後に内から1番シルバーブレッド、軸馬5番リアルシング、9番ネオヒューズが横並び。以下はバラッとした追走で最後方に8番ポンフーという隊列。向こう正面に入ると馬群はやや縦長もポジション変わらず、各馬は折り合いに専念。1000m通過は1分1秒5のミドルペースとなった。まだ各馬に余力がある状況で、3コーナー手前から徐々に慌ただしくなる。ペースが上がり後続も動き出すが、先行馬にも余力ある流れで思うように差は詰まらない。そのまま最後の直線に入ると終始ハナを主張した3番スマートセプターが脱落。変わって先頭に躍り出たのは6番アスクビックスターと差がなく追走していた12番フームスムート。この攻防を見る形で2馬身後方から軸馬5番リアルシングも追撃態勢。残り100mを切ったあたりで12番フームスムートが粘る6番アスクビックスターを競り落としたところへ勢い断然の軸馬5番リアルシングが襲い掛かる。ゴール前で差せるかどうか微妙なタイミングとなるが、これまでの詰めの甘さがウソのように完璧に差し切った軸馬5番リアルシングが1着でゴール。2着に12番フームスムート。3着は粘り強く走った6番アスクビックスターという順で入線。

この結果により、「馬連5-12、1,320円&3連複5-6-12、1,480円」のダブル的中をお届け。軸馬5番リアルシングと対抗1点目6番アスクビックスターの馬券圏内確保は必至と読み切り、サポートで3連複3点の追加購入を指示した予想部のファインプレー光る一戦となった。他にも、冒頭でもお伝えした日曜新潟11R「関屋記念」「3連複6-8-12、1万1,030円や、厳選勝負鞍だった土曜新潟12R「3歳上1勝クラス」ダ1200mにおける「馬連3-7、1,350円」の的中など、好配当的中を随所にお届けした。

今週末はローカル開催唯一のG2「札幌記念」がスタンバイ。G1級の馬が毎年参戦してくるため「スーパーG2」と称されるレースでもある。今年も昨年の覇者ソダシやオークス馬ユーバーレーベン、香港ヴァーズ2勝のグローリーヴェイズに加えて、逃げ争いで注目のパンサラッサとジャックドールなどがラインナップ。ソダシと同じ白毛のハヤヤッコも出走予定となっており、何かと話題豊富な豪華布陣となりそうだ。弊社内では当然、このレースも勝負鞍候補として着々と準備を進めている。先週の勢いそのままに臨む今週末に、引き続きご期待をお寄せいただきたい。