8/27 8/28 3回新潟・4回小倉・2回札幌5日6日目分

高的中率を維持 ローカル最終週で大団円へ ~土曜札幌8R・3歳上1勝クラス~

先週はサマースプリント第5戦「キーンランドC」が行われた。人気は2頭の3歳馬に集まったが、結果は6番人気ヴェントヴォ―チェが直線で力強く抜け出し重賞初制覇となった。同馬はデビューから6戦でオープン入りを果たした中々のエリート。オープン3戦目の「春雷S」ではロードカナロアのレコードに0秒1まで迫る快走などもあったが、ここ2戦は人気を裏切るレースが目についた。さらに今回は1ヵ月半の間に「函館→新潟→札幌」と移動するかなりハードなローテ。そのためか、6番手まで人気を落としていた。ただ、当の馬の方は相変わらず稽古で動いており、夏馬らしくむしろ調子を上げていた。前走「アイビスSD」で速い流れの経験したこともプラスに働いたのか、終わってみればこの馬本来の快走だったといえる。層の厚いスプリント路線だけに先のG1云々というのは早計かもしれないが、俄かに注目の1頭となったことは確かだ。また、鞍上のC.ルメール騎手にとっては春の「オークス」以来、今年2度目の重賞V。昨年のこの時期はすでに重賞9勝と荒稼ぎしていたことを考えると、物足りない数字ではある。はたして、ルメール騎手はこの勝利を契機に秋競馬で復活なるか……、これも今後の注目ポイントだろう。なお、弊社はこのローカル開催で毎週において重賞的中しているが、この「キーンランドC」ならびに「新潟2歳S」でも的中をお届けしている。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌8R「3歳上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された9番ネイリッカだった。

『牝馬限定戦なら主役級の扱いが必要なネイリッカ。前走は4着だが、1000m通過が59秒5の超ハイペース。しかも1番人気に終始マークされる厳しい競馬で、普通なら大敗やむなしといった状況。それを考えれば、勝ち馬から0秒2差に踏ん張った点は高く評価できる。ちなみに、競りかけた1番人気は最下位に沈んでおり、ネイリッカの潜在能力をより引き立てた格好でもあった。現状の同馬は集中が続かずこのクラスに滞留しているが、今回の横山(武)騎手なら改善してくる可能性が大。そもそも牝馬限定戦に変われば力関係ははっきり上位であり、V候補筆頭』という見立て。

レースは軸馬9番ネイリッカがいつも通り速いスタート。それでも内から6番ルルネージュが引かない構えで競り合うが、スピードの違いで9番ネイリッカがハナに立ち主導権を握る。ポジション争いは続き、外から勢いよく12番アレマーナが2番手まで押し上げ番手に。この後ろに3頭横並びで6番ルルネージュ、8番タマモペアリング、13番ソヨギまでが先行集団を形成。1馬身ほど開いて中団前目に11番メイショウソウゲツ、4番マヤローザ。さらに半馬身差で5番メイショウホオズキ、そして1番人気の7番レリジールダモーレもこの位置。差がなく2番ウインホノカ、3番キュンまでが中団で、最後方に14番サイモンポーリアという隊列。600mが34秒5、800m46秒3というミドルペースで逃げた9番ネイリッカと先行勢は余裕を感じる走り。3コーナーから徐々に後続が忙しくなってくるが、各馬とも大きなアクションの割に前との差が詰まらない。直線入り口から押し切りを図る9番ネイリッカに対し、マークしていた12番アレマーナが懸命に追いすがるが、残り200mを残して差は広がる一方。軸馬9番ネイリッカの鞍上も最後まで気を抜かないよう追い続け、終わってみれば5馬身差の大楽勝となった。そこで焦点は2着争いの12番アレマーナ、7番レリジールダモーレに移る。両馬とも馬券の相手に入っていたが、配当的には雲泥の差があり、むしろ力が入ったのはここから。最後の力を振り絞る12番アレマーナに対し勢いよく詰め寄る7番レリジールダモーレの脚色が優勢。しかし、馬体を併せると急激に同じ脚色になってしまう。その結果、差が詰まるどころか、ゴール前でもうひと伸びした12番アレマーナが3/4馬身差で2着を死守することとなった。3着はそのまま7番レリジールダモーレが入選。

この結果により、「馬連9-12、1,520円」の的中をお届け。2、3着が入れ替わった場合の配当が490円だったことを考えると、ゴールの瞬間まで手に汗握るアツいレースだったといえよう。

残念ながら他の勝負鞍では対抗ヌケなどツキのないレースも見受けられたが、冒頭でもお伝えした日曜札幌11R「キーンランドC」「3連複1-5-8、8,960円や、日曜新潟11R「新潟2歳S」「3連複7-8-9、2,200円と重賞では高アベレージで的中をお届け。また、未勝利新馬戦でも土日で2戦2勝とするなど、先週に続いて数々の好配当をお届けしている。

長かったローカル開催もいよいよ今週で終幕。振り返れば高配当的中を量産してきたが、当然のことながら最後もキッチリ締めて大団円とする所存。野球のペナントレースではないが、大きな貯金を持って秋競馬へ突入すべく、全てのレースで渾身の予想を配信していく。会員の皆様も改めて兜の緒を締めなおし、今週末の馬券購入に備えていただきたい。