9/10 9/11 4回中山・5回中京1日2日目分

有言実行の開幕週ロケットスタート
~日曜中山6R・3歳上1勝クラス~

いよいよ秋競馬到来を告げる中山・中京開催がスタート。中山では秋華賞トライアル「紫苑S」、中京ではG1スプリンターズSの前哨戦「セントウルS」が施行された。まず、土曜の「紫苑S」では春のオークス出走馬が半数を締め注目の一戦となったが、勝利したのはオークス2着のスタニングローズだった。当日の馬体重プラス14キロはほぼ成長分で好仕上がり。レースの内容も正攻法から逃げたサウンドビバーチェをゴール前でクビ差交わしての完勝劇。ここまで順調にきており、初のG1獲りに向けて視界良好といったところ。注目を集めたもう1頭サークルオブライフは4着と評価は微妙。秋華賞の叩き台とみれば負けたこと自体を責める必要はないが、22キロの馬体減となると話は別。馬体回復やゲート難など課題は山積みだ。名門・国枝厩舎が本番までにどう巻き返してくるか、動向には要注目だろう。
日曜「セントウルS」は戦前、メイケイエールと安田記念を制したソングラインの一騎打ちムードだったが、結果はメイケイエールが1分6秒2のレコードで重賞6勝目をゲット。池添騎手とコンビを組んでから徐々に気の悪さが改善されたことが何よりも大きい。今回もこの馬にしては折り合い良く進んで直線でゴーサインが出るとアッという間に後続を突き離す横綱相撲。時計も超優秀だったが、着差も2着に2馬身半差とスプリント重賞では滅多にお目にかかれない完勝。残すは悲願のタイトルということになるが、G1で包囲網を敷かれた際に理性を保てるかが焦点。今後も自分との戦いは続く。2番人気のソングラインは5着。レース前から懸念されていた初の1200mに対する不安が的中した格好だ。道中も促しながらの追走でラストもこの馬らしい伸びはみられなかった。とはいえ、あくまでも目標は先のG1ブリダーズCマイル(11/5 米キーンランド)。今回の敗戦を糧に本番での巻き返しに期待したい。何はともあれ、開幕ダッシュを目論んだ弊社では上記2レースでキッチリ的中をお届けする好発進を決めた。今後のトライアルや前哨戦でも結果をお届けするため、日々邁進中であることを付け加えておく。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山6R「3歳上1勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された8番リトルポピーだった。

『少頭数の割に骨っぽいメンバーが揃ったが、ここにきて軌道に乗ってきたリトルポピーが中心。芝のデビュー戦は惨敗だったが、ダートへ転身後は〈1.3.1.0〉。とはいえ、勝ち切るまで時間を要したこともまた事実。その要因として気性の難しいさが挙げられるが、使いつつ成長するごとに良化してきたのは好感できる。特に今回は、さらに集中力を高めるための両側チークを着用と一層の強化。前走後にきっちり休養させたこともプラス要素で、実際に馬体も良化してきた。中山コースにも適性があり、引き続き牝馬同士なら好勝負可能』という見立て。

レースは全馬ほぼ互角のスタート。内から4番ミュアウッズが押してハナを主張。外から軸馬8番リトルポピーが速く一旦前に出掛かるが、自分の競馬をしたい4番ミュアウッズが譲らず1コーナー手前で交わしてハナ。控えた軸馬8番リトルポピーが続き、2馬身離れた位置に内から3番カランセ、5番ラブベティーの2頭までが先団。中団はさらに2馬身開いてポツンと9番ルージュブラン、その後に内から7番フミチャン、12番ウィズザワールド。直後に内2番テンナイトパールでやや外に持ち出した11番クインズミモザ。後方3頭は1番パルガン、6番ズールー、最後方に10番モモエチャンという隊列。先頭争いはコーナーワークを利用して4番ミュアウッズが2馬身ほどリードを広げるが、軸馬8番リトルポピーは慌てずマイペースで番手追走。800mを通過したところで、4番ミュアウッズがややペースを落としたため、馬群が固まり始める流れを利して外から後方3番手にいた6番ズールーが一気にマクって先頭から4番手まで上昇。1000m通過1分3秒0というミドルペースで進み、後続勢も3コーナーにかけて徐々に進出を開始する。4コーナー入り口では辛うじて先頭をキープしている4番ミュアウッズだが、3馬身差の圏内に9頭がひと固まりとなって直線の攻防に入る。直線に入り早々、軸馬8番リトルポピーが持ったままで4番ミュアウッズを交わして先頭に躍りでる。さらに残り200mでエンジンのかかった3番カランセが急追しアッという間に2頭を抜き去り独走態勢。終わってみれば上がり37秒8と出色の末脚で2着に6馬身差をつける圧勝劇。注目の2着争いは軸馬8番リトルポピーと4番ミュアウッズの競り合いだが、ゴールが近づくにつれてジリジリと差が開いて8番リトルポピーが1馬身差をつけて2着死守。3着には持ち味の粘り強さを発揮して後続を抑えた4番ミュアウッズが3着を確保した。

この結果により、「馬連3-8、1,430円」の的中。結果的に軸馬8番リトルポピーは大きく離されたが、3番カランセは4番人気の評価とはいえ「久々を叩いた上積みと勝ち鞍ある条件で見直したい」とキッチリ対抗指名。見ていて安心安全の的中劇だった。

また、他でも冒頭でもお伝えした土曜中山11R「紫苑S」「馬連11-12、790円・3連複8-11-12、1,970円や、日曜中京11R「セントウルS」「馬単5→12、2,080円・3連複5-7-12、4,120円と土日の重賞で的中をお届け。さらに勝負鞍でも土曜中京9R「日進特別」「馬連3-9、560円など的中を大量生産。
先週の当コラムでお伝えした「大収穫の開催とすべく、スタートダッシュを決める目論見だ」との公約を果たす的中ラッシュとなった次第。今週は3日間開催となるがさらなる的中を積み上げるため、弊社としては気のゆるみなど一切ない。今週末は「セントライト記念」「ローズS」などトライアル戦が目白押しとなる。無論、好調をキープしたまま秋の大舞台まで突き進む所存。会員様におかれましては、引き続き今週末の提供にご期待いただきたい。