11/19 11/20 5回東京・5回阪神・3回福島5日6日目分

安心安全の的中劇 ~日曜阪神12R・姫路ステークス~

さて、今週は「ジャパンカップ(G1)」が行われる。近年は名ばかりの国際レースといわれていたが、今年は海外馬4頭がエントリー。誘致に懸命だったJRAからすればまずは一安心といったところだが、最大の懸念である日本の高速馬場への対策は全く手つかず。今年の外国馬が馬場を理由に惨敗すれば、再び誘致に頭を悩ませる可能性もある。来年から賞金を5億円に増額するのは良いが、国際レースとして難しい課題を抱えていることを忘れてはならない。果たして、今年のジャパンカップは一体どんな結末を迎えるのか。大いなる期待を持って見守りたい。
さて、その海外勢はフランスから2年連続で参戦するグランドグローリー、ニエル賞でドゥデュースを負かしたシムカルミ、同馬をG1パリ大賞で破ったオネストなどが参戦。さらにドイツからは破竹の5連勝と勢いあるテュネスなど、実に多彩な顔触れ。地の利がある日本馬に対してどんな競馬を披露してくれるのか大いに興味深いところだ。対する日本勢は昨年のダービー馬シャフリヤール、3歳世代で確かな力を持つダノンベールガが筆頭。どちらも秋初戦の天皇賞を叩いての参戦だけに上がり目の期待もできるが、天皇賞が激しいレースだっただけに体調面のチェックは重要だろう。さらに芝に転向後、アッという間に京都大賞典を勝利したヴェラアズールや、復権を期す2頭の牝馬デアリングタクト、ユーバーレーベンなど実績面で見劣らない馬も豊富。加えて、メキメキと力をつけてきた伏兵馬も多士済々だ。近年は堅い決着も目立っていたが、今年は久しぶりに混戦模様のジャパンカップとなりそうだ。無論、同レースも弊社は勝負鞍候補として順調に調査を進めているので、当日の最終ジャッジに是非ご注目いただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神12R「姫路ステークス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された2番ドンフランキーだった。

『好メンバーが揃ったが、鋭い動きで好調アピールのドンフランキーが不動の軸馬。同馬はダート1400m戦を3戦3勝のパーフェクト。前走にしても久々の右回りを外へ張る走りで1分22秒8の好タイムだった。これは今期の中京で2番目に速いタイムであり、2着を5馬身離したことも納得。580キロ台の超大型馬の割に久々を苦にしないし、調教駆けするにしても古馬OPを相手に先着するなどデキも申し分ない。右回りの阪神に替われば条件に不足なく、昇級とはいえ3勝クラスなら取りこぼす可能性は限りなく低い』という見立て。

まず、外から12番メディーヴァルがポンと好発を決めたが、内から軸馬2番ドンフランキーがスピードを活かして主導権を主張。無理に競りかける馬は見当たらず、半馬身差の間隔で4番ワイドカント、7番カセノダンサー、12番メディーヴァル。そしてラチ沿いから1番フルヴォートがこれらに取り付くように進出する。さらに1馬身差の内から6番ロードアラビアン、8番ナンヨープランタン、9番バーニングぺスカ、14番タイガーサイレンス、さらに差はなく、内から3番ホッコーハナミチ、5番ワンダーイチョウ、13番ブッチーニ。最後方は1馬身半差で11番ヴァルキュリアという隊列。
先手を取った軸馬2ドンフランキーの600m通過は35秒6とややスローに近いミドルペース。そのため馬群はかなり凝縮した形で淡々とした流れが続いた。勝負どころの4コーナー付近でも隊列は変わらず、一旦後続を引きつけた軸馬2ドンフランキーを先頭に最後の直線勝負。各馬一斉に広がった追い比べとなるが、余力十分な展開に持ち込んだ軸馬2ドンフランキーが残り400mあたりで加速し、徐々に後続を引き離す。しかしこれを唯一追いかけてきたのが7番カセノダンサー。残り200mを切ると、勝負は完全にこの2頭に絞られる。懸命に逃げ込みを図る軸馬2番ドンフランキーに7番カセノダンサーがジワジワ詰め寄りゴール直前まで白熱した攻防。最後はクビの上げ下げまでもつれた結果、7番カセノダンサーがアタマ差先着して1着。2着に軸馬2ドンフランキー、3着は勝ち馬の後ろにつけ粘り強く脚を伸ばしてきた6番ロードアラビアンが入線した。

この結果により、「馬連2-7、840円」の的中をお届け。軸馬が先に抜け出し、追いかけてきた4着馬まで対抗指名していたレースだけに、見ていて安心の的中劇だったといえよう。

また、他でも厳選勝負鞍では、日曜東京9R「3歳上2勝クラス」「馬連12-15、570円などを的中。さらに重賞でも土曜東京11R「東スポ杯2歳S」「3連複3-6-8、1,200円などの的中をお届けしている。結果的に厳選勝負鞍は4戦3勝だったが、想定以上に人気となってしまった本命が目立ち、配当面で物足りなさが残ったことは見逃せない。無論、常日頃から会員様へお伝えしている通り、「まずは的中が優先されるべきであり、配当は後からついてくるもの」という点は揺るがないが、一方で大きく儲けることも弊社の重要な役割。予想部にはその点を肝に銘じて、今週末の挽回を期待したい。

さて、早いもので11月の開催も今週でラスト。まずは冒頭でもお伝えした「ジャパンカップ」が大注目であることは間違いないが、師走競馬に向けた軍資金確保を目指す大勝負レースも順次配信される。年末に向けてますます一戦一戦が重要となってくる時期だけに、弊社も十分に対策を施しているのでどうかご安心を。会員様におかれましては、11月の締め括りに全力で挑む弊社からの配信に大きなご期待をお寄せいただきたい。